【ひろちゃんコラム #6】夫がゲームばかりして、子どもの面倒を見ません
こんにちは。
ひろちゃん@ドミナントです。
今日も「愛し合い、育み合うパートナーシップへの道」を進んでいきましょう。
今日は先日のセッションで出てきたこんな話題。
これは日々、育児に家事に、そして仕事にと奮闘している世のお母さんたちからすると、「私は誰と結婚したんだっけ?」となってしまう、苛立ちMAX案件かと思います。
解説していきましょう。
まずは、状況把握
事実関係を確認していきます。
旦那さんには「ゲームをやめて欲しいとは一度も言ったことがない」とのこと。じゃあ、何をやめてほしかったんだろう?
そう、この方はゲームをしていてもいい。
だけど、「自分が困っている時に手伝ってもらえない」のがさみしく、辛かったんですね。
「いなくなれ!!」ってなんだろう?
僕も過去に相手に対して、そういう気持ちになったこと、一度や二度じゃありません。良くわかります。
でも、それって本心から思っていることじゃないですよね。
じゃあ、なんでそう思うのか?
それは、前回のコラムでも書いたけれど、「絶望」と「諦め」があるから。
それが「怒り」になり、ぶつかり合っていく中で、どんどんと「虚無感」が膨れ上がっていく。
段々虚しくなってしまって、「相手にいなくなって欲しい」なんていう強く攻撃的な気持ちになってしまうこと、ありますよね。
でもそれって、本当は望んでいることではなかったりします。
「怒りから生まれた気持ち」であり、ひとつのアイデアです。
自分の「ねがい」に気づく
さて、そうなると、本当は「手伝って欲しい時に手伝って欲しい」ということがこの方の「ねがい」であり、「必要としていること」だったわけです。
意外とこの事に気づきにくかったりします。
「自分が本当は何を求めているのか」って結構深遠な問いです。
前回のコラムでも書きましたが、自分が求めているものを理解できたら、ほぼクリアです。後はリクエストの仕方がうまくなれば結構簡単に叶うようになります。
もう少し、深くに入っていくと、「手伝って欲しい時に手伝って欲しい」とは、「頼りたい時に頼りたい」ということ。
実はそれは、「旦那さんのことを本当はとっても頼りにしてる」ってことです。
なぜなら、「本当に頼れない」と分かっている相手には「頼りたい」なんて気持ちは生まれてこないからです。
だから、「『本当は頼れる人』だとわかっている人なのに頼れない」という状況がとっても寂しいんですよね。
「だったらいなくなって欲しい」と感じてしまうのも頷けます。
この状況の中で、そういう関係性になってしまっていることにも、旦那さんに行動を変えてもらえないことにも絶望し、
「あなた本当はそんな人じゃないでしょ!」
「頼れるあなたはどこにいってしまったの?!」
そんな「嘆き」がその方の中に渦巻いていたのでした。
結局、どこに目を向けるか?
さて、ここまで読まれたあなたはもうお気づきかもしれませんが、結局この方は旦那さんを信頼していたわけです。
しかし、現状の旦那さんの姿や行動を肯定できているわけではありません。
実際はもっと深い部分で、「より素敵な旦那さんの姿」がありありとイメージされていて、そのイメージに沿っていない旦那さんを否定していたということです。
それによって、旦那さんは「現状を否定される自分」「受け入れられていない自分」をたくさん見せられて、自尊心、自己肯定感を失ってしまったのでしょう。
そこでますます、「ゲーム」という自分が傷つかない空間に入り込むことを選んだと思います。
今、旦那さんがこうなっているということは、旦那さんなりに奥さんや家族に対して努力したり、関わったり、支えたりしてきた部分があったはずですが、そこを認めてもらえず、「やっていないこと」ばかりを取り上げられ、「自信を失っている」という状態です。
もしかしたら、育児に対して積極的に関われないのは、育児に関わろうとした時に「失敗経験」を重ねてしまったからかもしれません。
些細なことかもしれませんが、奥さんからすると「当たり前」のことが旦那さんにはうまくできずに注意された時に、「否定された」「怒られた」「文句を言われた」と受け取ってしまったのかもしれません。
男性は結構繊細です。
女性が思うほど自信もないし、怖がりだし、痛みにも弱かったりします。
ちょっとしたことで自信を失ってしまうかもしれません。
「そんなやつめんどくさい」と感じるかもしれません。
でも、「そんなやつ」が、家族のためなら仕事も頑張れたりします。
家族のためだから、結構勇気が出せたり、へとへとになるまで働けたりします。
それがあなたの笑顔や「ありがとう」「すごいね!」なんていう言葉で、疲れが吹っ飛んだり、勇気や意欲、自信、明日の活力につながるんです。
お互いに感謝しながら、「嬉しい」「楽しい」「美しいね」「素敵だね」という体験を共有していけたら、互いに自分自身と自信を育てて行ける関係になっていきます。
Written by ひろちゃん@ドミナント
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