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緋月 燈
2016年2月27日 21:46
その背中を押さないでくださいこれからが見えなくて不安と誰もが言うけれど未来を知れなくて怖いのはいつも誰も同じでしょう違う そんなことじゃない心にかかる蜘蛛の巣は幸せがどこにも見えないせいひとり ひとりが 照らされて満たされぬ繋がりが巡っても心が分け合えていないからだからその背を押さないでくださいただ、あなたにいてほしいだけ幸せのかたち 違っていることに怖がらな
2016年2月15日 02:03
あなたが幸せでいるために私に何ができるの焦がれて願う熱情は背中を足を揺さぶる忽然と広すぎる海原にひとり立ち尽くし翼のカタチをした骨が軋む 空-カラ-の声幼い寂しさ 散らばる雫波音も裂いて響け嗚呼 ひとりにしないでくださいどんな離れたくても結局あなたと繋がっているのあなたの幸せは笑顔は私も幸せだから泣き出したくなるほどに果てしのないこの世界の下守りたいと願う あなた以外
2016年2月8日 03:27
はじまりは、おわり?おわりは、はじまり?永久に永久につながってゆくとこしえの旅満ちては欠けゆく貴女のはじまりは、どこ?連なる珠をひとつひとつ手ずから繋げてゆけばおわりはいずれ来るのでしょうかあのひとから託された珠一緒に繋ぎつづけてきたけれど次に託せる人は現れるかしら一方であたしがそっと紡いできたあたしのカケラこんなに長くはないけれどやっとカタチになってき
2016年2月6日 00:07
とろとろと とろとろと足音引きずり歩いてく靴底すり減り 空は変わらぬどこへゆこう どこをゆこうしるべも無いまま流れてく棹差す水面は底もなくとぷんと呑みこむ おまえはだあれ気づきゃ私が水の中息はできるが 流れゆく声は溶けてく 泡の随にはらはらと さらさらと流れ流れる雫さえ水に紛れて消えてしまうよ此処へゆこう 此処へゆこうしるべはなくとも此処へゆこう腕の棹差しゃ