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2019年10月お気に入りと11月目標

はじめに

尊敬する友達、アスミさんを見習ってマンスリーレビューを始めます。先月の振り返りとお気に入り、今月の目標を簡単に書いて、月ごとに勉学や生活を見直して整理していけたらいいなと思います。時間が経つのが早くて思い立ってからあっという間に11月後半に入ってしまいました…11月終わっちゃう…。

2014,2015年にフィンランドに交換留学していた時も月間報告書を大学に提出していました。交換留学生と奨学生としての義務だったので淡々とこなしましたが、毎月月末に自分の状況を見直して書き出す作業を気に入っていました。もしかしたら今後フィンランドに留学したい学生の参考になるかもしれないと思って、大学の公式ウェブサイトと私のnoteに当時の報告書をそのまま投稿しています。今読み返すとあまり勉強しないで大体酒を飲んでいる…。

2019年10月の振り返り

先月目標設定しなかったので割愛します。来月から書きます。

10月のスケジュール帳
私のスケジュール帳はどんどん書き込み物(ほとんどゴミ)を貼り付けていく、日記兼scrap bookです。このスケジュール帳は今年の9月から使い始めましたが、毎度ながらスペースが足りなくなり、10月分は7,8月のページに戻って書いています。

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歌詞、落書き、カナダに引っ越すクラスメートが描いてくれたポストカード、弱音

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やることリスト、遠藤周作『海と毒薬』の帯、バンコクで買った風邪薬、批判

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記憶、昔観たパフォーマンスの新しい解釈、カフェの店員さんが書いてくれたwifiのメモ、ルームメイトからもらった手紙は万年筆の文字が消えかけている

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詩、常備薬、韓国のお土産のナッツの袋

2019年10月のお気に入り

本、映画:『砂の女』『他人の顔』安部公房、勅使河原宏

安部公房ファンのルームメイトに影響されて安部公房の本を読んだところ、案の定私もハマってしまい、合わせて映画も観ました。10月好きだったのは彼の有名な60年代の「失踪三部作」の1,2作品目、『砂の女』と『他人の顔』です…。
『砂の女』は、教師が昆虫採集をする中で砂丘に迷い込み、村人達によって女1人が住む砂穴の家に監禁されて様々な脱出方法を試みる話です。「他人の顔」では、化学研究所の爆発事故で顔に重度のケロイドを負い「顔」を失った男が、精巧な「仮面」を作って「他人」になり、騒動を引き起こしていく姿が描かれます。どちらもとても奇妙で不気味で、突飛な着想に思えますが、そんな状況設定が主人公の内面の変化ともに写実的に緻密に表現されて物語は淡々と進行していきます。仮説から始まる虚構でありながらも、共同体と現代の都市での市民社会、そこにある人間の生命力や孤独、自我が象徴的に描き出されています。その鋭い考察とリアリティに完全に貫かれました。
上記2作品は勅使河原宏監督が映画化していますが、シューレアリズムの映像美と武満徹の作曲した音が、本では表現できない魅力を安部公房の世界観に加えています。本を読んだ後合わせて映画も観るのをお勧めします。

音楽: senyawa
週末クラブに行ったりDJの友達が多いので、幸運なことに常に良い音楽をたくさん発見する機会がありますが、10月は音楽家を1組選ぶならsenyawaです。10月に国立台湾美術館でインターンした際に、たまたまインタビューと撮影し、ライブに立ち会って圧倒されました。

senyawaはインドネシアの実験音楽のバンドで、楽器演奏のWukir SuryadiとボーカルのRully Shabaraの2人組です。Wukirが全ての楽器をインドネシアの工芸品や日用品から手作りしていて、10月のアジア・アート・ビエンナーレの開会式では農業用の鍬を改造した弦楽器兼打楽器、garuを披露しました。Rullyはインドネシアの伝承をインドネシアで話されている複数の言語で歌詞に引用しながら、自分で生み出した言語を混ぜています。伝統的なインドネシア音楽の要素を意図的に残し、大地に根付いたものや土着性を重視しています。同時に彼らの音楽からはパンクで前衛的な美学も強く感じます。かっこいい…。

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Youtube: Brendan Dunlap

10月にチャンネルを始めたばかりの新しいユーチューバーですが既に大ファンで、インスピレーションや元気が欲しい時に彼のビデオは繰り返し観ています。
古着やヴィンテージの小物を合わせてノンバイナリーなファッションを紹介してくれるビデオは、カラフルな色の組み合わせや性規範に囚われないセンスが自由で開放感があって、見ているだけで楽しいです。服の簡単なDIYのビデオもあります。

そもそも彼を知ることになったmotivation mondayシリーズでは、毎週月曜日にモチベーションを上げたり自己肯定感を高めてくれるパワフルなメッセージを発信していて、毎週欠かさずチェックしています。

他にもクリエイティブなプロジェクト、ジェンダーや心の健康について正直に個人的な経験と視点を共有しているビデオも大好きです…。今後更新が楽しみなユーチューバーです。

ポッドキャスト: An honest conversation about Periods with Maisie Hill from Honestly Podcast with Clemmie Telford

このポッドキャストのチャンネル、Honestlyでは、ホストのClemmie Telfordが性生活やジェンダー、障害、環境問題など複雑で繊細な問題であるためこれまで社会が口にするのを避けてきたテーマについて、毎回専門家のゲストを招いて約30分トピックを深める議論をする内容になっています。特に女性をエンパワーメントするようなテーマが多く、友達に教えてもらって以来大ファンでフォローしているチャンネルの1つです。

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10月のお気に入りのエピソードに選ぶのは"An honest conversation about Periods with Maisie Hill"です。テーマは生理です。ゲストのMaisie Hillは女性の健康の専門家で、このエピソードでは生理についての正しい知識とともに、月経周期や女性ホルモンとの付き合い方、その前向きな捉え方と毎日の生活への活かし方について話しています。公教育現場での性教育にも批判的に言及していて興味深いです。
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彼女が今年出版した"period power"という本も合わせて読みたいと思います。


美容:- LUSHフェイスマスクCatastrophe Cosmetic
- LUSH洗顔料Kalamazoo

この10年ずっとLUSHファンでスキンケアもヘアケアもLUSHの商品を使っていたのですが、台北には店舗がないので帰国の度にマスクと洗顔だけは必ずLUSHで買って持ち帰っています。台湾の湿気をもってしても超乾燥肌なので、乾燥肌用の商品をいつも店員さんに選んでもらいます。
マスクのCatastrophe Cosmeticはブルーベリー、カラミン、カモミール、ローズ、アーモンドオイルが入っていて、肌が潤って色が明るくなるのを感じます。これを買った時は生活が不規則で顔にニキビができていたのですが、ブルーベリーが含むビタミンA・C・Eやミネラルが肌に栄養を与えたりダメージから守ってくれると、店員さんがお勧めしてくれました。
洗顔のKalamazooはパイナップル果汁が余分な皮脂と古い角質を取り除くと同時にアーモンドオイル、ホホバオイル、カプアスバターが保湿してくれるので、肌触りがツルツルでしっとりします…。
- Misshaボディーミスト シーダーとネロリ
このボディーミストの杉の木と甘いオレンジの花が混ざった香りがこれまでに嗅いだことのないリラックスできる良い香りで、自分の部屋でゆっくりしたい時に手首や髪につけたり、寝る前に枕にスプレーしています。フランス人は子供時代を思い出してノスタルジックになる香りだと言っていました…。香水含め甘い香りが苦手で、男女兼用で売り出しているような中性的な香りをいつも選んでいます。

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2019年11月の目標

勉学
- 12月末の公開学内"シンポジウム"で発表しないといけないらしいので、その要旨を書く。
- "シンポジウム"の発表資料を作成する。
- 上記要旨と発表資料のために読む参考文献が今の時点で5冊。
- 出不精だけれど11月中に台北の多くの美術館やギャラリーの展示期間が終わってしまうので、できるだけ展示を見に行きたい…。
生活
- 珈琲を1日3杯も買わないで自分で淹れる。
- 記事を3本寄稿する。
- 修士3年目の今に始まった事ではないけれど、学校側と手続きで揉めて対立していることに労力を奪われているので、11月中に決着をつけたい。最終的に負けても良いけれど、後で後輩が同じトラブルに見舞われないようにある程度事を荒立てて大学側が何かしら対応せざるを得ない状況にはしたい。


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