人の理想

理想のぶつけ合いで完成している
この世界で強く
生きていくにはどうしたものかと。

もっと、
人の理想を尊重することが出来たら。

自分自身の理想に、
心からの誇りを持つことが出来たら。

生まれも、育ちも違うのだから、
家族でさえ
考え方が違うこともあるのだから。

だから、人と意見がぶつかるのは
あたり前のことで。

そう思って生きたら、
もっと幸せに、楽しく毎日を過ごせるはず。

無理に同調することも、
むやみに否定することもなくて。

下げずむ必要もなければ、
仲間外れにする必要もない。

全員が成長の途中段階なのだから。

完璧な人は、いないのだから。

自身が、完成に近づいて行くのを
もっと楽しんだら良い。

もっとゆったりした心を持ったら良い。

本来、簡単なことのはずなのに。

だって、地球上に在るものは、
正反対のものが
惹かれあって出来ているのだから。

太陽と、月。

空と、海。

個と、全。

男性と、女性。

正反対であれば、在るほど
惹かれ合うようになっているのに。

豊かになる、仕組みがあるのに。

人間関係となると、
こうも困り果ててしまうのは
何故なのだろうか。

自然界には、他者を責める文化がなくて。

他と違うことが、当然だから。

共存共栄していくということが、摂理だから。

本来、とてつもなく生きやすい、
驚くほど、幸せな環境に私たちは
置かれているのに。

心から、それを感じたくて。

地球はなんて思っているんだろう
私たち、人のことを。

どうにか、共に生きて行くことが
出来ないかと、
私たちに悲鳴が聞こえないように
世界を維持させようと、
必死なのだろうか。

これ以上、理想のぶつけ合いに
ならないように。

息をするように、人の良いところを探そう。
そうしたら、認め合うことが出来るから。

そうしたら、
自分の本当に歩みたい人生が作れるから。