岸政彦と柴崎友香が交互にエッセイを書いてつないでいく『大阪』を読む。 単行本が出たときにも読んだが、文庫が出たので再読する。 文庫のほうには、巻末に書き下ろしが収…
阪急電鉄の前身となる箕面有馬電気軌道の双六と唱歌。 池田文庫でコピーをいただく。 双六は、梅田を出発して箕面を寄り道して、宝塚で「上り」となる。 箕面有馬電気軌…
ファミリーヒストリーを巡る旅はまだまだ続く。第4弾。 祖父・源六郎、浅草から神戸・新開地へ。 慶應元年(1865)生まれの曽祖父・宮松が家督を継がず、岐阜県・美濃の上…
ファミリーヒストリーの旅はまだまだ続く。第3弾。 曽祖父・宮松の浅草編。 戸籍を父の代から遡っていくと、 曽々祖父の「座馬三郎」が岐阜県加茂郡上古井町の人間だとい…
ファミリーヒストリーを辿る旅が続いている。 父が氏を「座馬」から「浅香保」に改名した理由は、依然、分からない。60年前のことなので裁判記録は残っておらず(裁判所は…
僕の氏は「浅香保」だが、この氏は、じつは父の代で改名されている。 そのことを知ったのは、僕が27歳のとき。今から31年前の、父が亡くなる前後のころのことだ。 母と母…
来訪新としてのえべっさん えべっさんというのは、マレビトだな。 マレビトとは民俗学者の折口信夫の命名で、里や村に稀にやって来るストレンジャーのことで、それは姿を…
Asakaho Luis Ryuta
2024年5月14日 18:14
岸政彦と柴崎友香が交互にエッセイを書いてつないでいく『大阪』を読む。単行本が出たときにも読んだが、文庫が出たので再読する。文庫のほうには、巻末に書き下ろしが収録され、ちょっとお得感もある。解説は西加奈子だし、これで津村記久子が帯でも書いてくれたら大阪オールスターですがななどとひとりごちる。東梅田の清風堂書店で店頭の一等目立つ場所にあったので、すぐに目について、すぐに買った。津村記久子の本も
2024年5月12日 22:01
阪急電鉄の前身となる箕面有馬電気軌道の双六と唱歌。池田文庫でコピーをいただく。双六は、梅田を出発して箕面を寄り道して、宝塚で「上り」となる。箕面有馬電気軌道が開業して3周年記念でつくられた。6色刷りなので、めっちゃ金がかかっている。1913年3月、箕面公園でイベントが開催され、遊びに来た人にプレゼントされたものらしい。梅田を出てすぐに、「跨線橋」とあるのは、梅田の駅が JRの南
2024年5月5日 20:30
ファミリーヒストリーを巡る旅はまだまだ続く。第4弾。祖父・源六郎、浅草から神戸・新開地へ。慶應元年(1865)生まれの曽祖父・宮松が家督を継がず、岐阜県・美濃の上古井(かみこび)村を飛び出して、花のお江戸は浅草にやってきたのが明治22年(1889)。宮松、24歳のこと。浅草ではすでに浅草公園が拡張整備され、興行街のいわゆる「六区」ができ、日本のエンターテインメントの中心となっていた。明
2024年4月13日 20:43
ファミリーヒストリーの旅はまだまだ続く。第3弾。曽祖父・宮松の浅草編。戸籍を父の代から遡っていくと、曽々祖父の「座馬三郎」が岐阜県加茂郡上古井町の人間だということが分かった。加茂郡上古井町は現在の美濃加茂市で、飛騨川と木曽川の合流地点で、近くには中山道の宿場町である太田宿がある。曽祖父の「宮松」も、上古井村に生まれた。慶應元年(1865)のこと。この年、高杉晋作が長州藩の実権を握り
2024年4月7日 19:26
ファミリーヒストリーを辿る旅が続いている。父が氏を「座馬」から「浅香保」に改名した理由は、依然、分からない。60年前のことなので裁判記録は残っておらず(裁判所は今、どんな凶悪事件でも裁判記録を10年間しか保管しない)、経緯を知る人物も今のところ見つかっていない。なので、そこは一旦横に置いて、父のルーツを遡ってみることにした。戸籍を父の代から遡っていくと、祖父と曽祖父の代で、東京・浅草に本籍
2024年4月7日 19:24
僕の氏は「浅香保」だが、この氏は、じつは父の代で改名されている。そのことを知ったのは、僕が27歳のとき。今から31年前の、父が亡くなる前後のころのことだ。母と母の姉妹が、父のことを「ザマ」と呼んでいて、そのときは父のあだ名か何かなのかと思っていたのだが、前後の文脈から、かつては「ザマ」という氏だったのか?と思うようになり、母・敬子に聞くと、ちゃんとは知らんけど、結婚前に父は改名したって言うて
2024年3月25日 17:34
来訪新としてのえべっさんえべっさんというのは、マレビトだな。マレビトとは民俗学者の折口信夫の命名で、里や村に稀にやって来るストレンジャーのことで、それは姿を変えた神さんであるとされていて、折口は、このストレンジャーのことを、マレビト(客神)と呼んだ。日本は多神多仏の国で、仏さんのみならず、多くの神さんは、どこかからやって来て、またどこかへ帰っていく。べつに世界の中心にいるわけではない。須弥
2014年4月19日 23:16
2014年4月19日 23:15
2014年4月12日 18:49
2014年4月12日 18:48