#289 うつ病発症247~249日目・発症後434日目 ~先輩弁護士と復職の話をした~

さて,今日でうつ病発症から434日目(1年2か月と6日)ですが(2019年7月10日~),引き続き,スマホのGPS記録をもとに,うつ病の経過を記録していきます。(第1回目はこちら。第2回目も大事なのでこちらからどうぞ)

ちょうど1年前(2019年9月15日)頃のうつ病経過はこちら

この1年間でだいぶ回復していることを見てもらえたら嬉しいです。

【過去のこと・思い出したこと(発症247~249日目)】

こちらでこれまでの経緯を結構きれいにまとめられたと思っているので,ご覧くださるとうれしいです。

さて,昨日からの続きです。

・3月12日㈬:この日で,うつ病発症から247日目(8か月と3日),実家療養を終えて一人暮らしを再スタートさせてからは168日目(5か月と15日)です(2019年9月27日~)。うつ病発症→実家療養→ひとり暮らし再スタートの経緯については,こちらをご覧ください。

また,2019年11月7日から「午前中の散歩」を始めていて,これがうつ病の回復を大きく後押ししています(「午前中の散歩」を始めてからは,この日で127日目(4か月と6日)です)。「午前中の散歩」については,こちらでをご覧ください。

そして,2019年12月3日から毎日ブログを始めています。(こちら

この日(2020年3月12日)でブログを始めて101日目(3か月と10日)ということになります。この日のブログはこちら

(初日にブログを2つ投稿しているので,数字が1つズレています)

さて,この日(2020年3月12日)の話を始めます。

この日の「SleepCycle」を見ると(睡眠記録アプリ「SleepCycle」についてはこちら),午後11時7分に布団に入り,寝つくのに30分ほどかかってはいますが,深い眠りに入ることができ,午前7時37分に目を覚ましています。正味約8時間の睡眠がとれており,SleepCycle独自の睡眠品質も91%/100%で,高得点をたたき出しています。良好な睡眠がとれています。

(僕のうつ病は,主な症状が不眠(①寝つきが悪い②中途覚醒③朝早く目が覚めてしまい二度寝もできない)で,この不眠症状の有無が,その日の調子の良し悪しや,回復の進み具合を左右します。そのため,毎日の睡眠時間や睡眠の質について,「SleepCycle」に記録されているデータをもとに逐一書き出すことにしています。)

この日は,調子が良かったのでしょう,行動開始が早めです。午前8時28分から散歩に出かけることができています。散歩がてらドラッグストアに買い物に行き,午前8時59分に帰宅しています。午前中は自宅に引きこもり(この日は調子が良さそうなので,たくさん読書できたと思われます),昼の12時17分に自宅を出て,刈谷市営の無料バスに乗って「自家製らーめんかり屋」まで昼ごはんを食べに行っています。

この頃は,今と違って,おいしいものを求めて,いろんな飲食店に行っていました。今よりもだいぶ精力的です(笑)。今の僕は,「おいしいに価値がない」とまで言い始めてしまっていますからね(笑)。おいしさを求めて,どこか飲食店に行くということは,「きっとおいしいだろう」と期待してしまいます。そこには必ず期待があります。だって,「おいしい」がきっとあると期待するからこそ,わざわざ食べに行くからです。

でも,普段からおいしいものを食べなれている現代人が,「おいしさ」に期待してしまうと,その期待は,知らず知らずのうちにめちゃくちゃ大きなハードルになってしまいます。おいしさを期待した僕らの舌を満足させるには,めちゃくちゃにハイレベルな「おいしさ」が必要です。この意味で,おいしさに期待したら(高い確率で)負けなんです。僕らは今,毎日おいしいものを食べることができています。間違いなく,人類の歴史上最も舌が肥えてしまう時代に生きています。そうやって,知らず知らずのうちに肥えてしまった舌を満足させる「味」って,そうそうありません。

特に,期待を抱いているときが非常に危険です。「おいしい」という感情に限らず,「うれしい」とか「楽しい」というポジティブな感情は,事前の期待をどれくらい超えたかどうかによって,感情の大小が左右されます。知らず知らずのうちに舌が超えてしまった僕らが,「おいしさ」に期待した場合のハードルをも超える「おいしさ」なんて,近所に何軒あるのでしょう?。

こんな風に,「悟り世代」らしく「悟って」しまったので,今の僕は毎日の食事を外注するようになってしまいました。決して,食事の楽しみを放棄したわけではありません。何を食べてもおいしく感じるからこそ,毎回の食事が楽しみなのは変わりありません。ただ,自分で献立を決めないことで,毎回の食事に対する期待を不必要に持たないようにすることで,なるべく「おいしい」という感情を持てるようにしています。

自分で献立を決めちゃうと,どうしても「おいしさ」を期待してしまいます。そうではなく,外注先の業者を信頼して毎日の献立を任せれば,「期待」は生じません。期待しないからこそ,より一層「おいしい」という気持ちが溢れてきます。

でも,当たり前ですが,「おいしくない」なら無慈悲に外注先の会社を切り捨てます(笑)。実際,今冷凍庫に眠っている冷凍総菜はあまりおいしくなかったので,もう金輪際発注しません。期待しないからといって,最低限の要求ラインすらないわけじゃないんです。身の回りにおいしいものが溢れているからこそ,最低限の要求水準もどんどん上昇してます。その中で,最低限の要求水準をクリアしているからこそ,「信頼して任す→期待しない」が成り立つんですよね。

要求水準に至っていない会社は無慈悲に切り捨てられてしまいます。なぜなら,現代社会では,もっと高クオリティなサービスに即座に代替できるからです。

自分がやっているサービスは,必ず誰かがコピーしていて,クオリティが下がればすぐに同業他社に取って代わられてしまいます。本当に厳しいですね。

さて,「悟って」しまった僕の話を続けますが,ラーメンを食べた後,再び無料の市営バスに乗り込み,午後2時16分には帰宅しています。午後3時から整体に行き,午後4時39分には帰宅して,この日は終わりです。

この日はよく眠れていますし,無料バスで少し遠出もできており,活動量も多く(7227歩),調子はよさそうです。

・3月13日㈮:午後11時30分に布団に入り,ほどなくして寝つくことができています。朝は7時18分に目が覚めています。睡眠品質も82%/100%で悪くはありません。よく眠れているようです。

この日は午前8時40分から散歩に出かけています。午前9時8分に帰宅し,午前中は引きこもって,午後1時10分から「亀城飯店」に昼ごはんを食べに出かけて,午後1時57分に帰宅しました。そして,この日は,夕方から,復職の話を事務所までしに行っています。

というのも,2月末頃から,復職(出勤練習)をどう進めるか,先輩弁護士とLINEで話を進めていました。その中で,この日,先輩弁護士と直接会って話をすることになり,事務所に行きました。その話の中で,3月の初旬に,「うつ病は治らない」と思い至ったことを説明して,「治らないからこそ,治らない前提で復職の準備を進めたいので,出勤練習をさせてほしい」とお願いしました。その結果,出勤練習を3月末から始めることで話がまとまり,実際に,3月30日㈪から,少しずつ出勤練習を開始して,この出勤練習を今日まで続けています。

これだけ長期間の出勤練習を認めてくれていることに対しては,素直に感謝しています。

コロナによって,4月13日~5月12日の約1か月間,出勤練習がストップしましたが,とはいえ,それを差し引いても,約5か月にわたって,業務に携わらないまま,ずっと「出勤練習」という形で事務所に滞在させてくれていることは,とてもありがたいです。

実際に,この長期間にわたる出勤練習のおかげで,今は,調子良い日・調子悪い日の波はありますが,調子悪い日であっても問題なく,午前9時~午後6時まで滞在することができるようになりました。ここまで回復できたのは,長期間の出勤練習があったからこそです。長期間にわたって,少しずつ出勤時間を延ばすことができたからこそ,大きな後戻りなく,ここまで回復できました。

次のステップは,実際に業務に携わり,給料をもらうことです。調子が良いときは「そろそろかな」と思うこともあるのですが,調子が悪いと「まだ早いな」と思ってしまいます。調子が悪くても「そろそろかな」と思えるようになるのが,一つの基準ではありますが,それを待っていると,いつまでも次のステップに進めないような気もするので,無理やり次のステップに移動させて,自分に変化を体験させ,荒療治で対処した方がいいのかもしれません。

こういった荒療治にも耐えられる体力もついてきていると思っています。季節も夏から秋に移行し,過ごしやすくなってきているので,身体への負担も少なくなっています。冬になる前の,過ごしやすい時期に,変化を体験させた方がいいのかもしれませんね。

ちょっと考えます。

さて,この日は,先ほど書いたように,直接先輩弁護士と出勤練習について話した後,飲みに行って,午後10時47分に帰宅しています。この日は,出勤練習の話もできましたし,活動量も多く(8412歩),調子はよさそうです。

この日のブログはこちら

・3月14日㈯:この日のSleepCycleを見ると,前日の帰りが遅かったので,就寝も遅く,布団に入ったのは午前1時25分でした。ほどなくして寝つくことができ,目が覚めたのは7時58分でした。睡眠時間が6時間30分ほどで短めで,睡眠品質も70%/100%でそれほど良くはありませんが,主観的には,それほど睡眠の質が悪いようには思わなかったように記憶しています。

この日は,朝9時3分に自宅を出て,近くの「コメダ珈琲」でモーニングを食べ,9時29分にはコメダ珈琲を退店して散歩に出かけ,10時7分には帰宅しています。そこから午後3時16分まで引きこもって,整体に行き,午後4時44分に帰宅しています。この日はこれで終わりです。

前日の出勤練習に関する話し合いと,それに引き続く飲みの席は,終始和やかに進み,特に不安や緊張はありませんでした。ただ,潜在的には思うところがあったようで(先輩弁護士と話すのは久しぶりでしたし),少し眠りの調子に響いています。とはいえ,それほど大きく調子を崩すことはなく,1日を過ごせているので,それは回復を示す事情だと思います。

この日のブログはこちら

→今日はここまで

【今日経験したこと・経験して考えたこと(発症434日目)】

・今日できた仕事・勉強

さて,今日で休職開始から434日目ですが(うつ病発症日から今日までずっと休職しています),今日は出勤(練習)しました。午前9時~午後6時まで滞在予定です。今日は,『内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力』を読んでいました。

タイトルの通り,この本では,「内向型」の人々がこれからの時代は活躍することを説明しています。「外向型(明るく社交的で話がうまい)」の性格が評価される文化が醸成され,その傾向はますます高まっているものの,実は,内向型のほうが,ある面では成功を収めやすい,ということが書かれていて,僕にピッタリな本です。

僕も「外向型の性格が好ましい」という文化を鵜呑みにしてしまい,「友達は多い方がいい」とか「友達が少ない僕はイヤだ」なんて思っていましたが,そんな考えは嘘っぱちだとやっと気づけました。「友達が多いほうがいいと思っている人」は,友達を多く作ればいいけれども,別に友達をたくさん持たないからといって,友達が多い人との間に優劣があるわけではありません。そのことに気づけたのは本当によかった(笑)。これから先,自分を不必要に卑下しなくて済みます(笑)。

僕も,まごうことなき「内向型」なんですが,それを誇りに思っていいんです。というか,僕みたいに連日集中して読書したり,ブログを書いたりできる人間は少ないはずです。こんな芸当は「内向型」だからこそできるわけで,とすれば,「内向型」であることは,自分にとって大きな自信となるべき性格です。

この本は,「内向型」な性格の良いところをたくさんあげてくれています。しかも,その根拠として科学的なデータも書いてくれています。だから,この本は,「内向型でいいんだ!」と読者に思わせることにとっても役立ちます。内向型な性格に悩んでいる人は,ぜひ読んだほうがいいです。内向型の性格を,とてもポジティブに捉えることができるようになります。

・仕事・勉強以外に今日やったこと
特にありません。

【今日のうつ病】

今日のSleepCycleを見ると,午後11時5分に布団に入りました。午後11時までに布団に入るという目標を,ギリギリ達成できています。ほどなく深い眠りにつき,朝の7時32分までぐっすり眠れました。睡眠品質も90%/100%で,良い睡眠がとれています。昨日のブログでは,昨日から「調子良いゾーン」に突入したと書きましたが,引き続き,今日も「調子良いゾーン」のような気がします。

ただ,このブログを書いている現在,少し調子が悪くなりそうな予感がしています。なんか,手が冷たくて,頭が重たい感じがします。だいぶ秋の風が吹いてきたので,明日から,服装を秋仕様に変えようかなと思います。

今日もブログ書けてよかった!

それではまた明日!

━━━━━━━━━━

※内容に共感いただけたら,記事のシェアをお願いします。

毎日記事を更新しています。フォローの上,毎日ご覧くださると嬉しいです。

※うつ病への負担を考慮し、「書き始めてから1時間くらいでアップする」という制限時間を設けています。

サポートしてくださると,めちゃくちゃ嬉しいです!いただいたサポートは,書籍購入費などの活動資金に使わせていただきます!