発達支援におけるスモールステップの話
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ラインスタンプもひっそり始めました
支援を行うにあたって、我々は「スモールステップ」というものを大切にしていました
今回はその「スモールステップ」というものがどのように行われていたかを記述していきたいと思います
スモールステップとは
スモールステップとはその名の通り、「少しづつの歩み」
支援でいう「少しずつ、段階を踏んで、挑戦する」ような場面や目標設定をする時に使われます
例えば
集団の中での活動が難しいお子さんに対して、個別での活動から始め→小集団→集団と移行していく
というのも集団参加へむけての大きな枠でのスモールステップですし
苦手な感触遊びの際に、見るだけにする→道具を使ってみる→手袋をして触ってみる
といったものも、興味の幅を広げていくスモールステップと言えます
主に苦手なことに対してどのように挑戦していくか、負担感なく取り組める姿勢を持てるか の支援のプロセスなのです
スモールステップで大切な視点は、「お子さんが今どこで躓いていて、どんな力を持っているかを見極め、必要分支援を提供していくこと」なのだと思っています
上記に挙げた例もほんの一部で、お子さんに合わせたスモールステップを設定することが大切です
具体的なスモールステップの例
例えば、給食やお弁当を食べられないお子さんがいたとします
そういったお子さんのスモールステップはどのように考えられるでしょうか
普段からの支援員との関わり、関係性はあるか
挑戦する意欲はあるか
どこで躓いているのか(感覚か、理解か、経験か…)
どこまでならできるか
大人の提案をどこまで聞き入れられるか
など、お子さんの多くの要素を加味しなければなりません
スモールステップを計画するにも普段からのお子さんとの関わりや日常的な観察から得られる情報が不可欠です
上記のことを加味すると
お子さんはスタッフを信頼しており、挑戦する意欲はありそうです
口に野菜を含むと吐き出してしまいます。本人に聞くと「苦い」とのこと
味覚過敏さもありそうですが、普段の様子を見ていると匂いにも敏感なので嗅覚過敏あることも想定されます
汁を一滴だけ含むのはどうかと提案すると「それはできそう」とのこと
本人にどれの汁に挑戦するか最後大人に教えてほしい、一緒に挑戦しよう ということを伝えると「いいよ」と教えてくれます
こういった情報やプロセスがあって、初めて「スモールステップ」が開始できるのです
仮に「必ず野菜を一口食べる」「食べられるまでいくらでもまつ」といった
お子さんの状況や情報を加味しない、大人の気持ちや考え方中心の目標設定
をすると必ず支援は暗礁に乗り上げます
お子さんと歩幅を合わせて、一緒に挑戦、考えることがスモールステップには必要なのです
以上になります
これからも少しづつ投稿していけたらと思っています
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