リフレーミングの大切さと注意しなければならない話
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note マップ – おがさんの絵本 (ogasan-ehon.com)
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支援の世界にいるとよく耳にするワードに「リフレーミング」というものがあります。主に
・ネガティブな思考を、ポジティブなものに変換する
・物事をみる枠組みを変えて、別の枠組みで見直す(FRAMEをREするということ)
というな意味で使われます
例えを調べると面白いですね
コップに水が半分しか入っていない→(リフレーミング)→まだコップに半分も残っている
失敗した→(リフレーミング)→成功に近づいた
等など
心の持ちようで、人のその後のアクションが大きく変わってくることが私も人生の中で体験しています
ビジネスの現場でもリフレーミングの技術は活かされているとも聞きます
発達支援の中でのリフレーミングの活用と注意点
発達支援の現場、子育ての場でも、私はリフレーミングをよく活用していました
・集団行動が苦手→単独行動なら力が発揮できる
・苦手な食べ物が多い→苦手な食べ物を教えてくれる力がある
・いつもうるさい→みんなを笑顔にしようとしている
といった形で、大人側の見るフレームを変えることで、お子さんの新しい一面に気付き、別のアプローチをすぐにひらめくことができるからです
リフレーミングのすごい部分はお子さんをみるにあたって「多角的に物事をとらえる」という部分なのだと私は思っています
しかし、このリフレーミングも使い方を間違えると効果を発揮するどころか、逆効果になってしまうこともあります
例えば上記の「苦手な食べ物が多い」を「好きになる可能性があるものが多い」とリフレーミングしたとします
そして、支援を「色んなものを食べてみよう」と設定します
しかし本人が味覚過敏等があり、食べることに対して大きな拒否があった場合、この支援は成り立ちません
間違ってはいませんが、リフレーミングの中に「本人がそれを望んでいない」「希望的観測」が入っていると、結果として支援は失敗します
本人の現状認識を正確にとらえていないからです
同様に「集団行動が苦手」もリフレーミングをしてみても、実際には単独行動でも力を発揮できていないことも多々あります
こういった、リフレーミングを使って、お子さんを「自分の都合のいい形」で収めようとすると必ず失敗します
これは、お子さんの困っていることを、「個性」とし、「個性なら助けなくていい」というような構造とよく似ているように感じます
お子さんの今の現状を正しく認識し、お子さんの持っている力を正確に見極めたうえで、別の枠組みから見ることが大切なのです
以上になります
これからも少しづつ投稿していけたらと思っています。
質問等あれば、書き込んでいただければ
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