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未知の鼓動 -日々是アート- 2014

(2021年11月より着手。それ故、記憶や記録が定かでなく不充分な時期や記述があります)

それは視えてくるのです。
己が求めに導かれて顔を上げると、未知の鼓動は聞こえます。
あの時この時、あの場所この場所、鼓動の響きが聞こえてくる処へ、どうしても逢いに行きたくなったのです。

アンディー・ウォーホール@森美術館 on Feb. 10th,2014

ウォーホール作品は華やかで綺麗で、観ていて気持ちがウキウキしてきます。
ポンピドゥから半年振りの再会ですが、ウォーホールに特化した展示構成を時間をかけてしっかり観ることで、作品の時代背景などを改めて意識することが出来、理解が深まりました。

日本アンデパンダン展@国立新美術館 on Mar. 21st,2014

当時の「何でも観てみたい」のエネルギーが、自由な発表の場に向かわせました。
残念ながら、個々の作品の記憶は定かではありませんが、会場で何か荒々しさ、熱量?を感じたことを覚えています。

平山郁夫展、星星會展@広島県立美術館 on Apr. 29th,2014

「瀬戸内に行ってみよか」パートナーと岡山〜広島へ行った際にちょうど機会があり訪れました。
平山郁夫はそれまで作品を観たことはなく”シルクロードの画家”というイメージのみ。
「絲綢之路天空」はまさにそれ。勇壮かつ優雅、観ている側の気持ちをゆったりとさせてくれる、そんな感じを受けました。
「祈りの行進 聖地ルルド・フランス」には巡礼者の静かな想いの深さを感じ、「広島生変図」には広島出身である作者の情念とも言える何かを想わずにはおれず、これまでのイメージを少しは更新できたのではと思います。
併設展は星星會の下田義寬、竹内浩一、田渕俊夫、牧進による現代日本画。観ている心がしっとりとする作品が多かったという記憶はあるのですが… 惜しむらくは当時の自身の関心度の低さ。ああ勿体ない。
旅の途中での立ち寄り、良い出逢いの選択でした。

アトリエ・ワン マイクロ・パブリック・スペース@広島市現代美術館 on Apr. 29th,2014

広島ダブルヘッダー。
“公共の場のあるべき姿をさぐる”がテーマ。色んな小規模な構造物が多様な人達の活動を支えている。そんな作品群を実体験できる場が提供されていました。自身の体験の記憶はというと…今では鮮明ではなく残念。

「マルク・シャガール 版画の奇跡♾無限大の色彩」展@目黒区美術館 on May 4th,2014

シャガール 素敵です。初めてしっかりとシャガールを観る機会でした。
鮮やかな色彩と夢想的モチーフには時間が経つのを忘れてしまいそうです。うっとり見惚れていると作品の中に連れ込まれそう? いや連れ込まれたら何か楽しそうかも。先ずはそんな感覚から入りましたが、これからもシャガールを”感じながら読み解く”ことを続けたいと思います。

デュフィ展 絵筆が奏でる色彩のメロディ@Bunkamura ザ・ミュージアム on Jul. 26th,2014

デュフィは、今のようにアート鑑賞にどっぷりハマるかなり前から、楽器や窓辺等を描いた作品に何故かよく出逢う機会があり、”印象的に色彩をあやつる画家”やなあと思ったと同時に結構好きな作風です。
今回、デュフィ世界満開で、多彩に色を操り楽器や社交などを描いた作品の数々に会え至福の時間を過ごせました。「電気の精」と屏風仕立ての「パリのパノラマ」には圧巻、また何処かでお目にかかりたい!

ヨコハマトリエンナーレ2014@横浜美術館 新港ピア on Oct.12th,2014

初めてトリエンナーレなる催しを知り行ってみました。種々の会場を活用することでの規模の大小や多彩な展示の趣向があり、歩き疲れと作品感じ疲れはありましたが、「作家の数だけ表現がある」ことを再認識出来、終日楽しめました。

日展@国立新美術館 on Nov. 23rd,2014

こちらも初めてでしたが、絵画のみならず書、造形、彫塑 等々日本芸術の多ジャンルを一同に観ることが出来ました。ただ展示点数が多いので鑑賞サイドでそのノウハウを考えておかなければ。
自身は、今のところ絵画に最も興味があるようです。

建仁寺 on Dec. 21st,2014

関西に出向いた際、建仁寺に足を伸ばしました。お目当ては俵屋宗達筆の風神雷神図屏風。美術館での展示ではなく、京の総本山の凛とした佇まいで向き合ってみたいとの想いでしたが、期待通りで、じんわり沁み入ってくるものがありました。感じ方は時節や場所だけでなく鑑賞時の心根にも左右される気がし、他の作品でも試していきたいと思います。
法堂の天井におわす双龍図。壮麗ですが、龍とはいえ少しユーモラスなその表情と相まって中々魅力的な姿に暫し見とれてしまいました。
海北友松の襖絵も所蔵されているようですが、その時は観覧不可だったかと。記憶は定かではありません…

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