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賢くコスパを上げれる仕事術を伝授する

どうして日本人は休むのが下手だろうか。これはある外国人がテレビで言っていた言葉だ。初めは意味不明だった。

でも、今なら分かるかもしれない。有給休暇取得率というデータがあるが、日本は調査対象22カ国中で有休消化率がワースト1位であり、その数値は38%であるという。ちなみに隣国の調査結果は、韓国は70%、台湾は100%という数値だ。

それがどういう事かは勘の良い人なら気付くだろう。今日は賢く休む事について教えたいと思う。

計画的な休息とは?

「昔は3人でやっていた仕事を、今は2人でやらされる」

リストラの影響や心身の病によって休んでしまった同僚のぶんの仕事もカバーしなければならない、というケースも後を絶たないそうだ。

と言っても私もそういう経験があるのですごく気持ちは分かります。こうした現状を踏まえ、「上手に手抜きをする、サボる作法は厳しい今後の日本社会を生きていくうえでは欠かせないスキルだ」と思う。

サボると聞いてネガティブな印象を持つ人も多いかもしれない。しかし、成果を上げる者は仕事からスタートしない。時間からスタートするというドラッカーの主張を拡大解釈すると、「サボる」時間確保から始めなさい、とも読み取れる気もする。ただ、サボると聞くとどうしても良い印象がないので効率的サボりと私は書くことにする。

具体的に効率的サボり時間を確保するために、本書では例として次の手法を提案している。

1.毎日、午後2~3時を調整時間として空けておいて予定を入れない

この時間をどう使うかは人それぞれだが自分自身の為に使いたいところだ。

2.前の仕事が2時台に食い込んでしまっても、その後の予定を変えない

3.定時になったら、残業する日でも15分のブレイクタイムをとる

4.スケジュール表の「サボる時間」枠は、書き込めないように斜線を引いてしまう

とりあえず始める事の大切さ

いざとなるとやり始めるのに結構時間がかかってしまう、という経験は誰しも持っているのではないか。

試験勉強をしなければならないのに、デスクや部屋の方付けをしてしまう。書類の準備が明日までなのに、なぜだかネットサーフィンをしてしまうといった具合だ。

実はこのような「回避行動」は、「取りかかったら、結構手こずるのではないか」という不安が一種の原因となっている。したがって、まずはこの不安を払拭するのが良い。

気合を入れるよりも、「とりあえずなにかする」ことが効果的なのだという。

ドイツの精神医学者、クレペリンが作業を始めてみるとだんだんやる気がでる現象を「作業興奮」と名付けたが、いかに早く「作業興奮」に入れるかが、仕事を手早く済ませるコツなのである。

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