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2024年3月の記事一覧

もっと助け合える世界がいいな〜。

2024/03/28 10:30〜11:20 近所のドトールでアメリカン(M)を飲みながら 3500文字 何を書きたいのか いきなりだけど、最近なにを書こうか結構考え込む。でも、結局やるのは「アウトプットシリーズ」。 なんでかって?過去に自分が読んで、いいね〜と思った記事の内容を振り返りながら、もう一度噛みしめる感覚が幸せだから。性格的に、取りこぼしたくないし、全部全部欲張りたい。そして、なんらかの形にしたい。もったいないマインドがすごい。 人間の脳って上手く出来てて

50年間 市場で働く人々を支えてきたメニューに載っていない"お母さんのおにぎり"「船橋市場の大乃家食堂」(後編)

【1267むすび】大乃家食堂(船橋市場)明太子 《連続1721日目!》 「市場のみなさんが美味しいって言ってくれるから続けている」 50年以上、船橋市場で働いている人々を支えてきた大乃家食堂。 その食堂を親子三代でずっと続けてきた、好江お母さんと息子の雅哉さんの言葉だ。 (前編はこちらに) 実は、自分も幼い頃、この市場の近くの団地に住んでいたことがある。 裏口から市場に入っては、かくれんぼをしたり、何か面白いものがないかなど探し回って遊んでいた。 そんな市場に、超久

旅立ちと、はじまりと

今日、職場の同僚2人が退職の日を迎えました。 それぞれが新しい場所へ、羽ばたいて行きます。 4月から新体制になるオフィスは、朝から引越し作業で大忙しで、仕事もままならない感じ… 新しい私の席は、なんと部長席の目の前で、お菓子も食べられないんじゃないかしら。 もしかしたら痩せるかも? それともストレスでもっと太るのか。 夕方仕事の手を止めて、課長が退職するふたりに挨拶をするよう促し、若いふたりが退職の挨拶をしました。 娘のように可愛いがってきた同僚。 お兄さんの結婚式に

タマゴにいちごジャムって合うらしい。まだ試したことはないけれど。

昼間に入ったコメダ珈琲は思ったよりも人が少なかった。 「タマゴにいちごジャムって、意外と合うんだよ。知ってた?」 8歳の息子が言っているのは、モーニングのメニューのことだ。セットとして色々な選択肢がある中で、パンに挟むのはタマゴペースト、そしてパンに塗るのはいちごジャムが息子の好みらしい。 意気揚々と語る息子には大変申し訳ないが、モーニングのサービスは午前11時まで。今は午後1時なので、既に終了している。 「えー…そうなの。タマゴといちごジャムが良かったのになぁ」

被災のココロをうちあける日記はじめます

これこの通り、自宅が火災に見舞われるという稀有な体験をしたわけです。 忘れもしない2022年11月11日。二階建て一軒家の一階部分がほぼ炭と化したあの日から、今日で、えーと、1年と4か月半。ここで書こうという気持ちになるところまで戻ってこられました。 この間も某SNSでは、友達限定という技を駆使してわりと細かく発信しておりましたがそれは 「平気だよー」 「心配しないでねー」 みたいな意味もあったし、 「こんなことになってんねんですごいやろ(関西弁なのは謎)」 みたいな自

夢や希望という言葉(重荷)を下ろすこと

皆さんは「夢」や「希望」はありますか? 自分も昔はぼんやりとありましたが、今はかなり薄れています。それなりに「挫折」も経験して、落ち着くところに落ち着いたのでしょうか。 その辺の話を年度末なので、少しできたらと。今回はこちらの本から少し言葉を借りることにします。 夢や希望を持つことは大事ですが、それなりに長らく生きてきた者として。夢や希望という言葉に固執する必要もなくて。個人的には次のステージに行きたい。そんな気持ちでいます。 .。.🌸.。.:*:.。.✽.。.:*:

やっぱり自己紹介記事とか書いたほうがいいのかなあ

《連続1719日目!》 noteを毎日書くようになって、もうすぐ5年になろうとしている。 最近、あることに気づいた。 やばっ。 自分の紹介をぜんぜん していない… もしかして、自分のことがどんな人なのか読んでいる方には全く伝わっていないかも… note公式でも、このように自己紹介を書こうとオススメをしてくれている。 そして、それを書いたほうがいい理由もわかりやすく伝えてくれている。 なるほど。 どこの誰? 何をしてる? がわかると、読んでもらいやすくなるよね

もう、さよならだと思ってた

「あいこうさーん」 名前を呼ばれてスマホから顔を上げる。視線の先では僕を担当してくれている医師から、診察室へ入るように促された。 「体調どうですか?変わりない?」 診察室に入って椅子に腰かけると、こちらを心配して声をかけてくれた。 「あ、はい。変わりないです」 僕がそう答えると「オッケー、オッケー」と言いながらパソコンに文字を打ち込んだ。 「紹介状、書いときました。今までの検査の結果も全部入れてます」 渡されたA4サイズの封筒には、書類や検査結果のCD-Rなどの

その日の気持ちも映りこんでいる、スマホの写真たち。

SNSではプライベートで、ご飯を撮って 投稿するということが今は当たり前だけれど。 2022年からTwitterを始めた頃はちょっと 慣れていなかった。 昔はまわりの若い子たちはいち早くみんな、 Twitterやインスタをやっていたので。 お昼に一緒に行くと、今まで喋っていたのに。 お料理が届いたらぷつんと静かになる。 被写体を美しく撮ろうと彼女たちの 眼差しは必死だった。 食べる前に写真を撮ってそれをポスト するって不思議な行為だなってSNSやらない わたしはず

明日は明るい日

あれは中学生の頃。 廊下に「明日は明るい日」と、達筆な筆文字で書かれた標語のような書が飾られていた。 なるほど、そう言われてみれば確かにそうだな。 当時14歳の僕は「今日がダメでも明日は明るく行こうぜ」的な意味合いなんだろうなと、「明日」という言葉に新しい発見をしたような気持ちになって勝手に納得した。 それは当時の担任だった美術の先生が書いたもので、廊下には他にも色々な言葉が飾られていたはずだが、この言葉だけがなんとなく頭に残っていた記憶がある。 今日は夜、住んでいる

転職前夜に時給UP

ある年の3月31日、バイト先で呼び止められた。 「今月もお疲れ様でした!そうそう、もつさんは来月から、って言っても明日からですが、時給が25%上がるんです。本当は30%のはずだったんですけど、一回だけ遅刻しちゃってるから、5%下がってるんですよねー。」 嬉しそうに、そしてちょっと申し訳なさそうに告げてくれたのは、僕と同い年くらいの若い社員さんでした。アルバイトの面接から、実際に業務に入って数ヶ月お世話になりました。 当時、僕の時給は800円・・今と比べると、驚かれてしま

改めまして自己紹介

noteさんが、自己紹介のテンプレートを出してくれていたので、今さらながら少しですが自己紹介を。 初めて遊びに来てくれた方にも、こんな人か、と分かっていただけると嬉しいです♡ 自分のこと sora と申します。 本名ではありません☺️ noteを初めたきっかけを話すのは初めてですが、今日はそこからお話しします。 その頃、友人が癌になりnoteに闘病記を書いていました。 私はただ読むだけで、なかなかコメントが出来ませんでした。 それなら、私もnoteを初めてみようと思

50年間 市場で働く人々を支えてきたメニューに載っていない"お母さんのおにぎり"「船橋市場の大乃家食堂」(前編)

【1266むすび】大乃家食堂(船橋市場)しゃけ 《連続1720日目!》 すごく懐かしい。 この景色。 この匂い。 早朝の船橋市場(船橋市地方卸売市場) 全国各地から集められた新鮮な魚介類や野菜などが集まる、まさに千葉の台所的な存在。 実は、幼い頃このすぐ近くにある大きな団地に住んでいたことがある。 かなり久しぶりに来たけれど、忘れていた幼い頃の記憶がどんどん浮かび上がってくる。 そうそう。 ちょうどこの食堂が集まる棟の壁の向こうに、グラウンドがあって、よく遊んだよ

桜回線 # 毎週ショートショートnote

半世紀前の映画、もう何度見たことだろう。 白黒の映画。このヒロインにどうしても会いたい···。 この賃貸物件にはネット回線だけでなく桜回線が通っていた。桜の咲く季節に、一生に一度だけネット上の映像作品の登場人物と心を通じ合わせられるという。 数年後、やはり僕は同じ映画を観ていた。 ふいに画面の向こうから声が聞こえてきた。 嘘だろ !?··· 「ずっとあなたに会いたかった。あなただけは映像の中の私の姿を忘れずに見続けてくれたから」 「僕は君が大好きなんだ。会ってみたいん