たある

旨いビールを味わうために人生の大半を捧げている。「酒は良い知恵を授けてくれる」が座右の銘。下手なギターをつまびく。書くことは心を整えること。

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マガジン

  • 『エッセイのまち』の仲間で作る共同運営マガジン

    • 4,317本

    メンバーシップ『エッセイのまち』の仲間が見つけたステキなエッセイを保存しています。メンバーの方は、他の方、もしくはご自身のエッセイを自由に追加してください。(エッセイ以外は掲示板の方にお願いします)。どなたがマガジンに追加してくださったのか気になる方は、ともきちまでお問い合わせください。

  • ゼロからはじめたO-KA-NEの勉強

    タイトルの通りです。遅まきながら勉強させてください !

  • なんどわかっても、わからない

    実家の不可思議について考えるたび「わかった」「わからない」の繰り返し。解決しそうで解決しないし、整理できそうでちっともできない、そんなつぶやきです。

  • 聞いて聞いてちゃん

    長年ブログやSNSで書いてきたもの(主に日記。たまに小説やエッセイ)を、「やっぱり紙の本で置いときたい ! 」とMy Books.jpさんで製本したところ、(あくまで自分的に ! ) 読み応えを感じたので ( 特に非公開日記の闇に(;'∀') ) 日の目を見せてあげたくなったループなマガジン。内容もループ。

最近の記事

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バジルシードの空しかみえなくても

夕飯の支度をしていたら、急に視界に違和感が生じた。 左目にだけ前髪がかかったような黒い線が見えている。実際左目にはよく前髪がかかるのでさして気にせず、だけどどうやら髪のしわざでもないらしいし、どうにもうっとおしい思いで食事、というか、わたしにとっての食事であるところの晩酌をすませた。  ビールを飲み終えても翌日になっても、違和感はそのままだった。いったいなんなのだ、どうなっとるんだ。右目を閉じて左目の見え具合を観察すると、うっすらと白くまんべんなく、極微細な点々が広がる膜が

    • 自分の人生にまさかこんなことが起きるとは !が口癖になりました

      過去の投稿含めて長々と書いておりますが、このあとようやく半月が経った頃となります。 物事が動き始めたこの頃、工事や保険や役所関連の手続きを一手に引き受けていたわたしのスマホには連日何件も着信があり。お役所や保険屋さんからの厳かな業務連絡の声が留守電にたまっていきました。 思い返せば火災当日すでに消防隊の方から、罹災に関する手続きもろもろが印刷された書類を受け取ってはいました。 だけど、ほら、 それどころじゃねぇ じゃないですか。 本日ただいまきょうこのあと ! どーす

      • 被災のココロをうちあける日記 続き

        こんにちは、たあるです。 ギター抱えた青年の画像は「#画像生成AIチャレンジ」企画のときに自己紹介の文言を入れて生成したものです。いくら頑張ってもマイページのヘッダーにくっつかずあきらめかけていたところ、記事にはくっつきました。なぜ。サイズの問題 ? 自己紹介とはこちらなのですが    薄暗い酒場でやさぐれたおっさんがビールをあおる陰気な画像ばかりが延々と生成され続けてうんざり。欲しいイメージを掘り起こし「放浪」を入れたらやっとこのさわやか青年が出てきたので、わりと気に

        • 被災のココロをうちあける日記はじめます

          これこの通り、自宅が火災に見舞われるという稀有な体験をしたわけです。 忘れもしない2022年11月11日。二階建て一軒家の一階部分がほぼ炭と化したあの日から、今日で、えーと、1年と4か月半。ここで書こうという気持ちになるところまで戻ってこられました。 この間も某SNSでは、友達限定という技を駆使してわりと細かく発信しておりましたがそれは 「平気だよー」 「心配しないでねー」 みたいな意味もあったし、 「こんなことになってんねんですごいやろ(関西弁なのは謎)」 みたいな自

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          なんもしてないのに、なんかしてる、に陥るとき。

          noteを始めたのは岸田奈美さんの記事がきっかけで、それからずっと岸田さんのはじけるような魅惑の文章に溺れています。 だから年末の急なご災難についてももちろん存じ上げておりまして。これはさすがにキツい!としかも人ごとでなく気になっていたので、休業宣言にはホッとしました。 さてここで「人ごとでない」についての私事を少々述べます。 2022年11月(おととしですね)のこと、あろうことか自宅が燃えました。ええマジで。少々述べてる場合ではなく、詳細なレポートをお届けしたくてたま

          なんもしてないのに、なんかしてる、に陥るとき。

          スマートボールになぞらえてただ思いつくまま書いてみたとおぼしき、いつかの長いメモ

          結局、オリジナルなものしか、自分の身に沿ったものしか表現できないと身につまされる今日この頃。 昔書いた小説を読んでいたら、まさしくわたしの語り口そのものだったので、驚いた。 というか、ワラった。 語りや朗読に欠かせない抑揚がわたしはどうも苦手らしく、思いっきり表現したつもりが、あとから聴くとなんとも平坦極まりなくて、ああ、と頭を抱えてしまう。 年を経るごとにはっきりしてきたことがあって、それは、わたしの婉曲ぶりだ。直球を投げる勇気がゼロ。はずしたときのフォローが嫌すぎ苦手す

          スマートボールになぞらえてただ思いつくまま書いてみたとおぼしき、いつかの長いメモ

          「母がしんどい」

          忘れもしない、あれは去年、2020年6月の朝。目覚めた瞬間脳裏に浮かんだのは、まごうかたなき母の顔(のイメージ)。 寝ても覚めても母のことが気がかりという習性をそのときは忘れていたし、母との関係に関する「しんどさ」をも感じないまま、ほわんと浮かんだその顔をみていたら、それがそのまますぅーっとフェードアウトした。 すぅーっと離れてパチンと消えた母の顔のイメージを反芻しながらわたしは、「あ、わたし、今コレやっと親離れしたのかも」と思った。気のせいじゃないという確信がいつも痛い

          「母がしんどい」

          「あれ、それ、わたし言ったよね」と目を剥いたり、 「え、わたしそんなこと言ったっけ」と首をかしげたり……。 そんなことがわりとひんぱんに起きているような。 これ、伝わってないってことだなあ~。寂しいなあ。 ちょっと気をつけてみたい案件だ。

          「あれ、それ、わたし言ったよね」と目を剥いたり、 「え、わたしそんなこと言ったっけ」と首をかしげたり……。 そんなことがわりとひんぱんに起きているような。 これ、伝わってないってことだなあ~。寂しいなあ。 ちょっと気をつけてみたい案件だ。

          「放課後」の郷愁は永遠に得られない

          直らないアクセントの悩みを打ち明けていたら、そばにいた人から「A県出身ですか?!僕、5年暮らしたことあるんですよ!」と声をかけられた。 A県って方言きついですよね〜〜 そうなんですよ〜なにげにねえ〜。で、アクセント違いなんかは自覚できなくてちっとも直らないんです〜。 とかなんとか話は続き、やがて彼から発せられたのが A県の人って、学校の休憩時間を「放課」って言いますよね だった。 ――そ・そうだった ! そうなんだった !! 今ではすっかりあきらめたけれど、かつ

          「放課後」の郷愁は永遠に得られない

          息子が無職になっていた。

          息子が無職になった。 新卒で、中小とはいえ一般企業に就職してくれたときは心から安堵した。 職場は自宅から約2時間かかるので、就職と同時に一人暮らしを始めることになった。夫のススメだった。 一人暮らしをさせる覚悟を、母であるわたしはできていなかった。本人にもあまりないようだった。家事に不慣れな息子でも生活を回せるよう新築のアパートを探し、本人も納得して引っ越した。慣れない仕事と経験不足の家事の両立が可能と思えず不安だったが、誰もが彼の成長を期待した。 アパートは新しくて

          息子が無職になっていた。

          パステル画のような

          パステル画のような

          ギターマイラヴ、何度でも。

          ギターを弾く自分に憧れる人生。これまで何度もチャレンジし、何度も挫折した。それでもわたしは懲りずにまたギターを手にする。どうしても弾き語りがしたくなる。 楽譜が読めなくても。コードの意味が不明でも。 不器用すぎて指が動かなくても。限界まで切っても指先からはみ出す人差し指の爪が弦を浮かせても。 すぐに左手の指はつるし、右肩も痛むけど。 すぐに腫れる扁桃腺持ちでも。古い歌しか知らなくても。 子どもの頃からそうだった。アニメを見ても、ドラマを見ても、もちろん歌番組を見ても

          ギターマイラヴ、何度でも。

          「エッセイのまち」に住めるしあわせに浸る

          サークルに初参加することができました。めでたい ♪ その名も「エッセイのまち」 人肌みたいなぬくもりとハーブのような清涼感に心くすぐられ、即参加を決めました。それもこれも、立ち上げてくださったともきちさんご本人から感じ取れるぬくもりと清涼感に吸い寄せられたからです。ありがとうございます。 かつて「エッセイを書くこと」への誘惑と共に時間を過ごしていた時期がありました。一本書き上げるたびに得られる充足感と達成感は、日常のあれこれを凌駕するほどでした。 日常の一コマから連想

          「エッセイのまち」に住めるしあわせに浸る

          人さまの自転車を間違えて持ち帰った顛末

          「もうあかんわ」と空(くう)を見つめた経験は数知れない。こう書きながらまた空を見つめて思わずため息をもらしつつ苦笑いだ。もうほんとあかんのよ、笑うしかないのよ、的なおはなしを、この機会にひとつご披露させていただきたく思います。 今はもう社会人となった息子が小学校の、確か3年生くらいの頃。少し離れたマンションに住む友達の家に自転車で遊びに行った。初めて行くマンションに自転車で、というのは心配だったけど、ご近所に住む息子の同級生とそのお母さんが連れて行ってくださるというので、あ

          人さまの自転車を間違えて持ち帰った顛末

          わたしの人生で追求したいものは

          しいたけ占いのしいたけ.さんによる、5月のフォローアップが発表されました。 しいたけ.さんの占いは、毎夜のたうち回る心神耗弱状態の時に出会い、以降すがりつくレベルでその言葉を追いかけているし、おかげさまで生きています。感謝。合掌。 で、さて今回のフォローアップですが、腑に落ちるところ大でした。だいたい毎回腑に落ちますけど。なにしろ長年にわたるしいたけ.信者ですので「そんな気がするだけ」と言われたらそうかもしれませんがそこは温かいまなざしでひとつお願いしたいところです。

          わたしの人生で追求したいものは

          書くことは心を整えること、にとどまらず。

          記事を取り上げていただきました。感想も頂戴しました。とってもうれしいです。急に表舞台に出てしまった気分でどぎまぎしたりもして。 取り上げていただいたといいますか、ともきちさんのふわふわと優しく温かい懐に誘い込まれるみたいにして思わず飛び込んだという感覚。ともきちさんはそれを感想コメントでさらに優しく温かくくるみ込んでくださいました。 皆さんの記事を読みともきちさんの感想を読んだら、気持ちがぬくぬくと温かくなって、ああなんてあったかいんだろう。こんなふうにわたしも誰かを温め

          書くことは心を整えること、にとどまらず。