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被災のココロをうちあける日記 続き

こんにちは、たあるです。

ギター抱えた青年の画像は「#画像生成AIチャレンジ」企画のときに自己紹介の文言を入れて生成したものです。いくら頑張ってもマイページのヘッダーにくっつかずあきらめかけていたところ、記事にはくっつきました。なぜ。サイズの問題 ?

自己紹介とはこちらなのですが
  

旨いビールを味わうために人生の大半を捧げている。「酒は良い知恵を授けてくれる」が座右の銘。下手なギターをつまびく。書くことは心を整えること。


薄暗い酒場でやさぐれたおっさんがビールをあおる陰気な画像ばかりが延々と生成され続けてうんざり。欲しいイメージを掘り起こし「放浪」を入れたらやっとこのさわやか青年が出てきたので、わりと気に入っています。使えてよかった。

やさぐれたオヤジから少しは洗練(?)されてからの
謎の楽器っぽいモノと、絶対折れるわ !の取っ手が生えてるジョッキからの
「放浪」追加でこれになりました。さすらいのギター。




さて、火事騒動の続きです。

火災当日から某snsにあげていたレポート。翌日もきっちり投稿しておりました。発信することが励みになっていたと思われます。

飼い始めた6年前の。最近のは直視するのがまだツライ。。。

2022年11月12日
デグーのヨハンナちゃん、10月半ばに突然呼吸困難を発症。一時は瀕死の状態になり、動物病院の先生の指示に従って酸素ボックスを借り、呼吸ができるようになってからは流動食にしていました。

ここ数日やっと、やっと、普通のエサも食べられるようになり、以前の元気な動きも見えていたところでした。

「温かくしてあげて」の指示を守って、ヒーターと毛布を使っていたところ、昨日突然の出火。

消防隊のみなさんが、丁寧に「遺体捜索」に尽力してくださったのが慰みになりました。

家のほうは、ヨハンナちゃんがいた付近こそ跡形もなく焼けましたが、2階は無事。

これからなんとか復旧していきます。

やはりペット用のヒーターが毛布に着火したのが火災の原因でした。毛布がヒーターから離れるように養生テープでとめてはいましたが、動けるようになったペットが引っ張り込んだみたいです。

乾燥注意報が出る季節に濃い目の酸素を絶え間なく供給していたのだから、もっと気を付けるべきだったけど、家族同然に大切にしていたペットの回復を祈る強い気持ちしかなかった。。。

ペットのケージは黒く焼け焦げてあとかたもなくなっていました。だけどそこにはヨハンナちゃんがいるはず。残骸と一緒に粉々になるのは耐えられない。

「見つからないですかね」と声をかけてみたら、消防隊のみなさん「ご遺体を探します」と言ってくださって……泣けました。

焦げてくっついた部分を少しずつはがし、はがして時間をかけて捜索してくださったおかげで見つかったペットは真っ黒に焼けていたけれど、流動食をあげていたときに見慣れた歯の形で確認できて……また泣けました。


11月14日
火災を経て、なにやらものすごい経験をしているぞお、と感慨深い時間を過ごしています。

この非常時に家族がどう動くのか感じるのか、とか、日々たくさんの気づきや発見があるのに加え、保険関連や罹災支援の手続きも改めて勉強になることいろいろ。

中でもとにかくありがたいし元気をいただけるのが、ご迷惑をかけたはずのご近所さんや職場の皆さんをはじめ、SNSがメインの皆さんからの温かいお言葉の数々。

「何かあったら言ってね」

「何か足りないものないの?用意するよ」

「ご家族にお怪我がなくて本当によかった」

「ペットちゃんが家族を守ってくれたんだね」

などなどなどなど、など。。。

所詮「過失」と思われてしまうのでは。

どこかしら誰かしらから責められるのでは。

そんな恐怖にも似た気持ちを当初は持っていたけれど、それをすら逆に申し訳なく思うほど、みなさん心からいたわり、励ましてくださる。

ヨハンナちゃんの話になれば、一緒に涙してくださる。

ご不幸があった方に対して言葉をかけるのは難しいとわたしはこれまで誤解していました。でも、ちっとも難しくなんかなかった。

労ってくださる言葉かけがこんなに嬉しいとは、こんなに力をもらえるものだとは、これまでちっとも考えませんでした。

サバイバル生活がしばらく続きますが、昭和の暮らしを体験してきたわたしとダンナはこれくらいなんのその。

快適な暮らししか知らない20代の娘と息子、特に、ヨハンナちゃんを我が子のように?こよなく愛してきた息子の心中を察しきれてはいませんが、かろうじて文句を言わずに粛々とついてきてくれています。ありがたや。

金曜日に出火。週末を経て今日から様々対応に追われていますが、いただいた元気と勇気を胸に前進してまいります。

お力をありがとうございます。



2022年11月16日

焼け跡から油性ペンを探し出し、
書けることを確認して、
焼け焦げた元リビングにしゃがみ込んで、
健康診断の為の採便日時を記入する。

何をしててもシュール過ぎな日々(^◇^;)



2022年11月17日

皆さんからの「何かできることはないの?!」の本気度をひしひしと噛み締めて、ありがたいなあとしみしみつくづく、日々感じ入ってます。
昨日は、お弁当どころじゃないため自力でなんとかしてくれよと職場に送り出した息子が財布を忘れていることに気がついて。

「そうだ職場の食堂で提供してもらえるかも」と。躊躇はあったものの、ここは「何かできることは?」と気にしてくださるみなさんのご好意に甘えてしまえ、と電話してお願いしてみました。

すると速攻手配が進んで、今後しばらく息子の出勤日は全部、食堂のご飯となりました。もちろん有料ではあるけど、自宅のキッチンが壊滅している現在、バランスの取れたお食事ほどありがたいことはありません。

甘えるのも大事。

とはいえ、なんとなくサバイバルはできてしまってる。

当日こそ電気もガスもないので、居酒屋からのホテル泊となったけれど

2日目午前中には、3分の1とはいえブレーカーが生き返ったので、配線が得意なダンナが早速、生活の場の照明から、黒焦げの冷蔵庫まで復旧させ、10年以上ぶりのスーパー銭湯を堪能してからの、自宅二階で無事就寝。

3日目は、ガスをお風呂側だけ使えるようにしてもらい、ダンナが給湯器をなんとかしたので、お風呂にも入れるようになりました。

4日目、消防活動の際及び火災によって割れた玄関と窓のガラスが直って、防犯対策もやっと済み。
室内焼け焦げた割には奇跡的にサッシも雨戸も普通に動いたし、玄関の鍵もかけられてたのは幸いでした。
さらに驚いたのは、焼け焦げたふた部屋の扉やふすまもちゃんと閉まったこと。焦げた床を掃除して、焼けたお部屋をシャットアウトしたらずいぶん煤の臭いが薄らぎました。ホッ。

5日目、それでも生活していて如何ともしがたいのが煤のにおい(´;Д;`)
よく見ると、2階室内も隅から隅までうっすら灰がかかってる。
娘の部屋の大量のぬいぐるみをビニール袋につめこんで倉庫へ移動し、天井・壁・床、できるところは全部拭き掃除。やっと臭いも少しはラクに。

6日目、灰がかかったところを徹底調査。布団をお風呂でオキシ漬けして部分洗い。脱水だけしてコインランドリーで乾燥してきたら、ふっくらすっきりにおいも落ちて。

そして本日7日目。これから工務店さんが見に来ます。いっそ夢のリノベと割り切って、これからの新しい暮らしをより快適に過ごせるよう進めていきたいと願っています。
ヨハンナちゃんに心で手を合わせながら。

※日々多くの初体験及びネタの宝庫ゆえ、どうしても吐き出したくてこちらに書かせていただきました

コメントなど頂戴しても返信させていただく余裕はたぶんありません、読むのは嬉しいですけど。
色々書きましたけど、どうぞお気遣いありませんよう、くれぐれもお願いいたしますm(__)m


スマホでばしばし打って投稿してますね。アドレナリンが出ていたのかも。

ここに書いたようにこの頃は本当にみなさん心配してくださって、そりゃこんなに発信しているからなんだけど、何かしら持って駆け付けようとしてくださる声を頂戴してました。お気持ちは拝みたいほどありがたい。

ただ本当に申し訳なかったんだけど、丁重にお断りするしかなかった。

一部ブレーカーが使えるとはいえ、照明は工事用のクリップライトに頼っていたので、日が暮れると同時に身動きのとりにくい暗闇の中の生活。仕事が休みともなれば手続きや片付けに追われ続けて、人に会うとか何か受け取らせていただくとかの余裕まったくありませんでした。

助けたいと思ってくださる気持ち、素直にうれしかったなあ。素直にうれしいと感じる自分に驚いてもいたなあ。どんだけわしゃひねくれものか。

これを各部屋につけてました。
トイレとお風呂は、ランタンもしくはマグネットのついたライトで。
どんどん夜目に慣れてきてた頃。闇と戦い共存するサバイバル。

まだまだ戦いは続きます。次回はたぶん役所と保険の手続きに追われるの巻。

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