あいこうしょうた

「どんなことでも面白がりたい。だから、書くことであがいてる」宮崎県在住30代。 毎日が楽しいことばかりじゃないことは分かってる。 でも、その一つ一つを切り取って面白がることが、人生を楽しむには必要だと思う。 JRA宮崎育成牧場を舞台にしたドキュメント 「育成馬の系譜」制作。

あいこうしょうた

「どんなことでも面白がりたい。だから、書くことであがいてる」宮崎県在住30代。 毎日が楽しいことばかりじゃないことは分かってる。 でも、その一つ一つを切り取って面白がることが、人生を楽しむには必要だと思う。 JRA宮崎育成牧場を舞台にしたドキュメント 「育成馬の系譜」制作。

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人もスマホの充電くらい分かりやすければいいのに

「バッテリー残量はあと20%です」 スマホに表示された画面を見て「あ、ヤバいヤバい」と思う。このタイミングでスマホの電池残を示す右上のアイコンも赤くなる。 ケーブルをスマホに差して、しばし充電。そこでふと思う。 人もこのくらい分かりやすければいいのに。 「大丈夫です」と言う人ほど、だいたい大丈夫じゃない。おそらく本人は本当に大丈夫だと思っているが、実は自覚していないだけでエネルギーが切れる寸前ということもよくある。 自他ともに一目見て「あ!残りの電池少ないね。充電しな

    • 健康志向が止まらない。

      最近スーパーに行くと、よく買うものがある。 それが焼き芋。 どこの店でも同じ焼き芋台に乗せられて売られている。紙袋で包まれていて、今の時期だと大体「紅はるか」か「シルクスイート」という品種になる。それを1袋買って、お昼に会社などでパクパクと食べている。 いやー、季節だからねー。 …というわけではなく、焼き芋は健康に良いらしいのだ。 個人的なパワーワードは、「ビタミンC」と「カリウム」そして「抗酸化作用」。自分で自分に問いかける。 これ、すごくない? 焼き芋ひとつ食べるだけ

      • 夢と現実のハザマにいるサンタクロース。

        例えば、小学3年生の息子から「クリスマスには、サンタさんからNintendo Switchが欲しい」と言われたとする。 来年の秋に後継機が出るらしいのだが、本体の値段はまだ3万円台後半はする。この時、何と返すのが正解なのだろうか。 「いやいや、それは無理でしょ。サンタさんにもプレゼントに限度ってものがあるよ」 いったん断る。すると、他の家のサンタさんの話が出てくる。 「⚪︎⚪︎くんの家では、去年Switchを持ってきてくれたらしいよ」 だとか、 「◻︎◻︎くんの家では、

        • 「キャンプを始めようと思う」に進捗がありました。

          それっぽいことに参加させてもらった。 キャンプの話だ。 今僕の手元にあるギアは、テントとイスのみ。泊まりのキャンプには、まだまだギアも経験も足りないのだけど、知り合いに誘ってもらって「デイキャンプ」に初参加した。 場所は宮崎市青島にある「AOSHIMA PICNIC CLUB」。昔は「こどものくに」っていう遊園地だったんだけどな。そんな雰囲気はカケラも残ってなかった。 昼1時頃にチェックイン。まずは、買って一度も開けていないテントを開封。泊まりはしないけど、試し張りだ。

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          NO PAIN,NO GAIN

          スマホのタイマーをオンにして、体に力を入れる。うつ伏せになった状態で、前腕とひじ、つま先を地面につき、肩からかかとまでが一直線になるようキープ。「プランク」という筋トレのメニューのひとつだ。 これ、僕には想像以上にツラい。 始めた時は、正直30秒も保たなかった。 「プランク」は、webサイトで見つけた筋トレのひとつ。この他にもいくつか混ぜながら、日々筋トレを続けている。 筋トレを始めたのは9月の中旬。会社の健康診断がきっかけだった。脂肪肝だと言われて、それを改善するために

          もう一度、ぜんぶ読みたい。

          最近、改めて読み直したい漫画がある。 それは、「SLAM DUNK(スラムダンク)」。 時々、Instagramで漫画の1シーンが切り抜かれたものが流れてくるのだけど、その数ページだけでも面白い。もちろん、一度は最初から最後までは読んでいて、ストーリーもなんとなく覚えている。だけど、当時小学生だったので細かいところまでは覚えていない。 「こんなに面白かったっけ?」 たかだか数コマでも少し感動したりする。今読むと、きっと違う面白さがあるはず。 一番好きだったシーンは、主人

          もう一度、ぜんぶ読みたい。

          素敵すぎる親子に乾杯!

          「父親をギャフンと言わせたいんです」 4年前。 その女性は会社の採用面接で語った。 聞くと、父親は宮崎の広告代理店の上役。その父親を「自分の作った映像で見返してやりたい」。それが彼女が持っていた熱意だった。 それから月日は流れ。 今日、宮崎観光ホテルという宮崎にある老舗のホテルで、地元テレビ局主催のCM大賞贈賞式があった。ウチの会社からは、会社を代表して僕とディレクターの2人で参加した。 そのディレクターというのが、4年前に父親を見返したいと語った彼女だった。彼女にとっ

          素敵すぎる親子に乾杯!

          猫が嬉しい季節

          秋をすっ飛ばして冬がきた。 こんなに急に寒くなると、冬支度が追いつかない。それは人間だけではなく、猫もきっと同じ。 2〜3日前から、ウチの猫の「まるお」が布団に入ってくるようになった。こうなってくると、「あぁ、もう冬なんだな」と実感する。 布団の中では、人間の体の横にピタリとくっついて寝ている「まるお」。実は、こちらとしては寝返りがうてなくて若干寝づらいのだが、それ以上に猫の体温で温かいのが嬉しいポイントでもある。 ソファに座っている時もそう。 足を伸ばしていると股の間に入

          猫が嬉しい季節

          キャンプを始めようと思う。

          キャンプを始めよう。 そう思ったのは、8月中旬くらいだった。 きっかけは、宮崎で起こった地震。世の中では「南海トラフ地震臨時情報」なんてものが出されてて誰もがアタフタと防災に勤しんだ。 その時に、ふと思った。 もし大きな災害に遭遇した時、生きていけるだろうか。 いや、まぁ独り身なら今のままでも最悪どうにかなるかな、と思った。でも僕には奥さんがいて息子がいて、猫もいる。守るべきものが多い。 どうしたら守れるか。 どうしたら前向きに準備できるか。 アレコレ考えてたどり着いた

          キャンプを始めようと思う。

          失ってから取り戻すより、失う前に大切にする方がタイパが良い。

          日曜日なのに、朝は平日と同じ時間に学校へ向かう息子を見送る。今日は日曜参観日だ。2時間目と3時間目の両方が参観対象。 2時間連続とか、普通なんだっけ? 自分が小学生だった時を含めて初めての経験な気がする。 息子の勉強する様子を見るのは全然構わないのだけど、2時間ほど立ちっぱなしで教室にいるのが今の自分には少ししんどい。IgA血管炎の影響で、足に内出血が出てくるかもしれない。 大丈夫かなぁ…まぁ、大丈夫かぁ、きっと。 最近は、何かする時にこの言葉がいつも頭に浮かぶ。家でじ

          失ってから取り戻すより、失う前に大切にする方がタイパが良い。

          福岡空港でソロ活してみた。

          最近、飛行機で福岡へ行くことが多い。今月だけで3回。だいたい仕事だ。 いつも宮崎に住んでいる身からすると、刺激の多い福岡で羽を伸ばしたいところではある。ただ、今年の年始に患ったIgA血管炎を未だに引っ張っているので、なかなかそうはいかない。ようやく今は普通に仕事ができるくらいには良くなった。 でも長時間歩いて疲労が溜まると、足にポツポツと点状出血という内出血が出てきたりする。痛みがあるわけではないが、年明けから3月くらいまで身体中に紫斑が出ていた身からすると「もしや再発?」

          福岡空港でソロ活してみた。

          「凱旋MC battle 九州冬ノ陣2024」に親子で参戦してみた。

          フロアに入ると開演20分前ではあったが、DJが音楽を流し会場は一体感に包まれていた。ざっと見渡しても、1階のスタンディング席は満員に近い。スピーカーから音がガンガン鳴る状況に、8歳の息子は思わず耳を塞ぐ。 「うるさっ…」 その様子を見ながら思わず笑った。 「ライブハウスなんて、こんなもんだよ」 初めて訪れたZepp Fukuokaは、想像以上に広かった。息子は初めてのライブハウス。いつかはあるシチュエーションだとは思っていたけど、まさかこんなに早く親子で一緒に来るとは

          「凱旋MC battle 九州冬ノ陣2024」に親子で参戦してみた。

          「ただ待つのではなく、やれるだけやって迎え撃つ」そんな気持ちで。

          遡ること9月20日。 会社の健康診断があった。今年40歳の僕には、いつものメニューに加えて腹部のCT検査が行われる。そこで驚きの診断がされた。 「かなりの脂肪肝ですね」 脂肪肝…。基本的に、お酒飲まないのに? かなりの…。ホントに? ただ、心当たりはあった。 今年1月から闘病しているIgA血管炎。今でも2ヶ月に1回は血液検査をしているのだが、ALTという肝臓の数値が基準値を少しオーバーしていた。 10〜42U/Lが基準値のところ、44U/L。 そんなに危惧することではな

          「ただ待つのではなく、やれるだけやって迎え撃つ」そんな気持ちで。

          いつだって、戦うべき相手は自分だと思う。

          『俺の敵は、だいたい俺です』 これは、漫画「宇宙兄弟」で主人公の南波六太が言った言葉。この2ヶ月間は、この言葉が常に頭のどこかにあった。 今年も性懲りも無く応募した、コピーライターの登竜門とも呼ばれている宣伝会議賞。11月5日の正午で、今年の応募が締め切られた。 去年出したキャッチコピーの数は、2,000本。およそ60日の募集期間で割ると、3日で100本を書く計算。それを20セット繰り返した。これが去年は、相当辛かった。半ば眠りながらノートに向かっていた日もあり、「2,

          いつだって、戦うべき相手は自分だと思う。

          本を読むと文章を書きたくなる現象に名前をつけたい。

          先週の金曜日、仕事帰りに本屋に寄った。 ぼんやりと目的にしていたのは、「呪術廻戦」という漫画の最新巻を買うことだった。 いざ入店して新刊の本が並んでいるのを見ると、気になる本が何冊もある。「これほしい」「前に気になってたやつ」など、急に「本買いたい欲」がみるみる湧いてきて、結果5千円分くらい買い込んでいた。 その中で「いのちの車窓から2」という、星野源さんが書いた本を読んでいる。序盤の話は2016年〜2017年にかけてエピソードだ。もう、この頃には「星野源」としての確固た

          本を読むと文章を書きたくなる現象に名前をつけたい。

          ミスだって、唯一無二の味だって。

          お昼時。 よく行く定食屋に入ると、いつもと違った雰囲気を感じた。いつもは、静かめな店の中がワイワイとしている。ふと店内に目をやると、女性が6人で食事の提供を待っていた。割と小ぢんまりとしているお店なので、6人は団体さんだ。他のお客さん達もいる中で、いつものおばちゃんは慌ただしく店内を行き来している。 僕がおろしそばセットを頼むと「ちょっと料理の提供に時間かかるかも」と言われたが「はーい」と答えて特には気にしなかった。 少し経って分かったのだが、僕はちょうどその団体さんの後

          ミスだって、唯一無二の味だって。