あいこうしょうた

「どんなことでも面白がりたい。だから、書くことであがいてる」宮崎県在住30代。 毎日が…

あいこうしょうた

「どんなことでも面白がりたい。だから、書くことであがいてる」宮崎県在住30代。 毎日が楽しいことばかりじゃないことは分かってる。 でも、その一つ一つを切り取って面白がることが、人生を楽しむには必要だと思う。 JRA宮崎育成牧場を舞台にしたドキュメント 「育成馬の系譜」制作。

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人もスマホの充電くらい分かりやすければいいのに

「バッテリー残量はあと20%です」 スマホに表示された画面を見て「あ、ヤバいヤバい」と思う。このタイミングでスマホの電池残を示す右上のアイコンも赤くなる。 ケーブルをスマホに差して、しばし充電。そこでふと思う。 人もこのくらい分かりやすければいいのに。 「大丈夫です」と言う人ほど、だいたい大丈夫じゃない。おそらく本人は本当に大丈夫だと思っているが、実は自覚していないだけでエネルギーが切れる寸前ということもよくある。 自他ともに一目見て「あ!残りの電池少ないね。充電しな

    • 結局、退屈だったのは書かなかったせいだ。

      まいった。 そして、まよった。 気が付けば、立ち止まって1ヶ月ほどが経った。僕は、参って、迷っていた。 日々、時間を見つけて文章を書き続けていた時に、ふと頭をよぎったことがある。 あれ? なんで毎日文章を書いてるんだっけ? しばらくの間、僕は日常の中で感じたことがある時はもちろん、無い時もなんとか捻り出して、記事を更新した。し続けていた。そんな日々を2ヶ月ほど続けた時に、急にポンと「書く理由」みたいなものを見失ってしまった。 好きだから? 日常を記録するため? 何者か

      • 親子で上出来でした

        会社で仕事をしていると、LINEのビデオ通話が鳴った。画面を見ると奥さんの名前だ。 「…え、何?」 こちらの仕事中にわざわざかけてくるということは、それなりの「何か」が起こっているはず。 8歳の息子に何かあったか…? 不安になる。デスクを離れて人のいないところで通話ボタンを押した。 「とっと〜」 画面越しに呑気な息子の声が聞こえた。 「なんだ、お前がかけてきたのか」 呆れたような、ホッとしたような。 でも、わざわざビデオ通話にしてきたのはなぜだろう?疑問に思ってい

        • 行けそうなギリギリのところまでを攻める

          これは、頑張れるかなー…。 スマホで今週と来週の仕事のスケジュールを確認する。間違いなく今年イチの正念場だ。 多分、普通に健康な状態でも「きっつ…」って思うだろうなぁという詰まり具合。 今年1月から4月末まで病気でダウンしていたので、今週と来週が久しぶりの撮影現場での仕事だ。…といっても、さすがに1人だとしんどいので、各所にサポートはしてもらうのだけど。 行けるのかい?行けないのかい? どっちなんだい! なかやまきんに君並みに、ずーっと体に問いかけているが、はっきりと

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        人もスマホの充電くらい分かりやすければいいのに

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        記事

          絵の変化は、進化の歴史

          長い間続いている漫画は、初期の頃からすると絵がガラリと変わるものがある。週刊で連載するくらいの漫画家さん達なので、もちろん最初から上手い。ただ、そこから更に漫画の内容に合わせて絵が変わっていく漫画もたくさんあると思う。 最近「呪術廻戦」という漫画にハマっている。 僕はこの漫画の単行本に関して、とても変な読み方をしている。最新の26巻から、25巻、24巻と22巻までくだり、その後は8巻と9巻をつまみ読み。そして、今日0巻を手にした。 22巻〜26巻で、「五条悟」と「夏油傑

          絵の変化は、進化の歴史

          行きたい時に行っとけ、会いたい時に会っとけ

          気が付けば、家族で2年くらいは旅行に出かけていない。最後に行ったのは、息子が小学1年生の時の夏休み。大分の別府へ行ったのが最後だ。 あの時の思い出は息子にとって印象深かったらしく、今でも「あそこに泊まったよね〜」と懐かしげに話したりする。 それはそれで嬉しかったりはするのだが、ここ最近はどこにも連れて行けないことに申し訳なさも感じている。 「また行けたらいいね〜」 なんて、「旅行なんていつでも行ける」くらいの感覚でいたのだが、実際は去年の末から病気でどこにも行けなくなっ

          行きたい時に行っとけ、会いたい時に会っとけ

          5ヶ月ぶりの思い出

          「お疲れさまでしたー!」 運転席側のウインドガラスを下げると、今日の幹事やスタッフに声をかけられた。 「お疲れー」 運転席から手を振りながら別れる。車のヘッドライトが数メートル先を照らす。車内で時間を確認すると午後9時。そういえば、夜の宮崎市内にいるのはいつ以来だろう。 今日は会社の周年パーティだった。 日程が決まったのは2月頃だったか。その時はまだ病気で行けるかどうか分からない状況だったのを思い出す。去年の年末から病気に罹ったので会社の忘年会には行けなかった。飲み会

          5ヶ月ぶりの思い出

          写真に写った先生は、今も変わらず元気そうだった

          仕事から帰ると、リビングのテーブルにパンフレットのようなものが置いてあった。よく見ると、8歳の息子が通う小学校のPTA広報誌。そこには、学校の先生達全員分の紹介が載っていた。何気なくパンフレットをめくってみる。息子の担任の先生以外は知らない先生ばかり…そう思っていた。 …ん? 教頭先生の欄に載っている先生の名前と顔に見覚えがあった。しばらくジッと思い出してみる。ハッとした。そこに写っていたのは、僕が小学6年生の頃の担任の先生だったのだ。 うっそ〜!教頭先生になってたの?

          写真に写った先生は、今も変わらず元気そうだった

          「好き」だから極めるのか、極めるから「好き」なのか

          人生でこれまで一度も成功していないことが、僕にはある。それは、ルービックキューブ。 何がどうなって全面の色が揃うのかが全く理解できない。1面揃えるのもできないのに、6面なんて神技だと思っている。 8歳の息子がテレビに映しているYouTubeで、とにかくルービックキューブの動画をあげ続けているYouTuberがいた。本人ができるのはもちろん、海外で数秒で組み上げた人の映像を紹介したりして、作られている動画の全てがルービックキューブ尽くしなのだ。 「ねぇ、この人のチャンネル登

          「好き」だから極めるのか、極めるから「好き」なのか

          親の心子知らず

          「これ、どうやって作るの?」 思わず聞いてしまった。少なくとも僕には作れないし、作り方も見当がつかない。 8歳の息子から、幾重にも折り紙が重なってできた立方体が手渡された。 僕が作り方を教えたわけではない。どうやら児童クラブで作り方を学んだようなのだが、日々作られていくモノのバリエーションが増え、大きさもサイズアップしている。 息子は3〜4歳の頃から折り紙が好きで、今でもその名残りがある。いつもゲームばっかりしているのだが、たまに折り紙にハマると夢中になって作っている。

          親の心子知らず

          1人と1匹のシフクノトキ

          家に帰ると、体が疲れてぐったりしていた。 最低限の着替えなどを済ませたら、そのままソファに寝転がった。部屋の明かりは点けていないが、そこまで暗くない。窓の外では雨が降り出している。宮崎には今晩から明日にかけて線状降水帯がかかるらしい。 明日は雨がひどいのかなぁ。 そんなことを思いながら目を閉じた。 いつのまにか少し眠ってしまっていたのだが、手を動かした時にモサッとしたものに触れた。ふと気付くと顔の近くに飼い猫の「まるお」がいる。 背中をこちら側に向けて丸まって寝ていた。

          1人と1匹のシフクノトキ

          ニュースになるような活躍なんて出来ないけれど

          夕食の時に、たまたまNHKのドキュメント72時間が放送されていた。僕はこの番組の総集編を年末に観るのが好きだ。年の瀬の一年を振り返る時期には、ドキュメントで描かれる人間模様がよく似合う。 今回は「真夜中のそば屋で」というタイトルで秋田県が舞台だった。 夜10時から開店して翌午前中まで営業するそば屋。ここに72時間密着したドキュメントだ。 スナックでもなく、バーでもなく、「そば屋」というのがたまらなく良い。飲み会の帰りだったり、深夜まで営業した飲食店の人達だったりが、そばを食

          ニュースになるような活躍なんて出来ないけれど

          200円を握りしめて悩んでいる

          幼い頃に行った祭りのような感覚だ。 色んな出店が並ぶ中で、数百円を握りしめて何を買うかを迷う。焼きそば、わたあめ、はしまき、かき氷。くじ引きなんかも楽しそうで、全然選べない。優柔不断に同じところをぐるぐる回ってしまう。 実は僕の手元には、先月noteから10周年ポイントキャンペーンで付与してもらった200円分のポイントがある。 その有効期限が迫っているというお知らせがあった。5月31日までの期間限定ポイント。せっかくだから有料記事を購入したいなと思っているのだが、これがな

          200円を握りしめて悩んでいる

          午後6時過ぎの小学校訪問

          「今から宿題するわ!」 家でYouTubeを見ていた8歳の息子が突然言い始めた。 「あー、それはいい考え」 親としては、自分から宿題をやってくれることに反対なんてするわけがない。即座に賛成した。息子はランドセルを開けて宿題用のノートを引っ張り出そうとしている。 「あれ?…ない」 ガサゴソとランドセルの中身を出していくが、お目当てのノートは見つからないようだ。 「最悪…。学校に忘れたわ」 開けていたランドセルをガシャンと勢いよく閉めて苛立つ息子。宿題ができないと週

          午後6時過ぎの小学校訪問

          質より量だ、とりあえず

          中学生の頃、バレーボール部に所属していた。 きっかけは、友達が入ると言ったから。 じゃあ、俺も。 そんな感覚でなんとなく入った。 それまでバレーをやったことはなかったのだが、1年生で入部した部員はみんなそうだった。 当時人気のない部活だったらしく、2年生と3年生を足しても9人しかいなかった。ただ、1年生は僕を含めて13人が入部した。 4月に入部して、6月には夏の大会が開催される。 当時のバレー部のレギュラーはサブも含めて12人。上級生を全員レギュラーにカウントしても1年生か

          質より量だ、とりあえず

          今はリハビリ期間のようなものかな

          …あぁ、目覚ましのアラームが鳴っている。 横になっている体はそのままに、手を伸ばしテーブルの上のスマホを手に取る。 時間を確認すると15:20。 あと10分で打合せが始まる。ソファからむくりと起き上がって部屋を出た。事務所のデスクに戻って、打合せ用の資料をまとめる。 病気から復帰し、職場にフルタイムで戻ってそろそろ1ヶ月が経とうとしている。 気持ち的には全然元気なのだが、4ヶ月間まるまる休んでいたので体があまりついていかない。ある一定の疲労度を超えると、起きていられないく

          今はリハビリ期間のようなものかな