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『エッセイのまち』の仲間で作る共同運営マガジン

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メンバーシップ『エッセイのまち』の仲間が見つけたステキなエッセイを保存しています。メンバーの方は、他の方、もしくはご自身のエッセイを自由に追加してください。(エッセイ以外は掲示板…
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2023年4月の記事一覧

エピローグ 

前の記事を書いてから少し時間が経っているので、何から話そうか、ちょっと迷ってしまいますね。 まずは、4月からどんな暮らしをしているのか、近況からお話しします。 ふたりの休日 このまえの土曜日のこと。 休みの日だったが、私は5時に目を覚ました。 4月から仕事がはじまって、毎朝5時に起きるのが習慣になった。 3月中は、早起きの練習をしても全然起きられなかったけれど、起きなければいけないとなれば、起きられるものなのだ。 私が目を覚ますとき、ぺこりんはまだ寝ている。 仕事の

今週、どうだった?『続・私だけの一点モノを探す~タカチセ、諦めたってよ~』

外付けキーボードを処分して、ノートパソコンのキーボードで書き物をして1週間。 様々な不調が出てきた。 ガッチリ決意していたが、早々に心が折れた。 まず、肩こりが凄い。 これは画面の位置が今までより下がってしまったことが原因。 2時間くらいパソコン操作をしていると肩や首がギリギリと音を立てるようになった。 そして、何より机が狭くなる。 今までは棚に収納していたパソコンが前に来たのだから当たり前。 狭い。とにかく狭い。机に設置しているあらゆるものが取りづらい。それ故に忘れ物

コン・アモーレ

・・・ついに。・・・ひそかに期待していた、あの店で、モンブランが売られていました。 なんとなく、月に一回くらいは、モンブランのことを書いていいかなと思って、静かに(暑苦しくなるだろうけれど)書き始めています。 モンブランは、イタリアの家庭菓子がフランスでケーキとして作られ、それが日本に伝わったものです。もともと栗が好きな日本人だったこともありさまざまに進化している、そんなケーキです。 発祥のお店は、アンジェリーナというカフェでした。ブロンドヘアのショートカットの女性をイ

リヤドで応援しているサポーターと埼玉スタジアムがシンクロした!ACL決勝第1戦は浦和レッズにとって価値あるドロー

アジアナンバーワンのクラブチームを決める闘い。 アジアチャンピオンズリーグ決勝の第1戦アルヒラル(サウジアラビア)vs浦和レッズ(日本)は、1ー1の引き分け。 浦和レッズにとっては貴重なアウェイゴール。 埼玉スタジアムで行われる第2戦へ繋げることができた。 深夜2時 埼玉スタジアムに駆けつける人、人、人。 人、人、人。 もう一度言うけど、これが深夜2時。 埼玉スタジアムで行われたパブリックビューイング。 雨が降ったりやんだりする天気の中、約7000人ものサポーター

テレビで全く伝えてくれないけれど…でもマジで熱すぎる!本日アジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝 「アルヒラルvs浦和レッズ」

アジア最強のサッカークラブチームを決めるアジアチャンピオンズリーグ。 その決勝戦が本日から、いよいよ始まる。 各国のチャンピオンチームが集まり、グループリーグとトーナメントを戦い、残った2チームが頂点を目指して戦う。 ここに日本のチームが勝ち上がっているのだ。 それが、浦和レッズ! クラブもサポーターも、アジアナンバーワンになることを本気でチカラを入れている浦和レッズ。 過去にJリーグでの優勝は1回だけなのに、アジアチャンピオンズリーグの優勝は2回。 アジアに対する想

最後は笑って死ねるように生きていきたい「あした死ぬかもよ?」

私の父は亡くなる前、後悔や懺悔をよく口にしていました。入院中、ベッドの上でぼんやりと人生を振り返っていたのでしょうか。 私にとっては「今ごろ気づいたの?」 と呆れるものばかりでしたが。 父は男3人兄弟で育ったため女の子の扱いがわからず、 「厳しくしすぎて悪かったなぁ」と私に言うのですが。 今さら後悔されても父親との関係性が、私の人格形成にも人生にもかなり影響しているのだから。 でも子育てって、そのときはそれがベストだと信じてやってきたんだし、後悔せずに自分の信念に満足

疲れ解消法のエッセイで疲れ解消

私が参加しているメンバーシップ『エッセイのまち』では、毎月テーマを決めてエッセイを募集しその中の『今月の推しエッセイ』を決めている。 先月のテーマ『お気に入りの場所』で推しエッセイに選んでもらい、今月の推しエッセイを選ばせていただくことになった。 今月は『私の「疲れ解消法」』 私は最近猛烈に疲れている。 今年度も同じ部署で仕事をすることになり(5年目の春)移動してきた他のスタッフさんに仕事を伝えながら自分の仕事をこなしてきた。 頼りにしてくださることはとても嬉しいことだ

身体にしみこむ出汁の味

味覚といえば甘味、辛味、苦味、酸味。 近年注目されている第五の味覚に旨味があります。 むかしから昆布と鰹でだしをとり、料理に使っていた日本人だからこそ気づく繊細なお味。 最近では海外でも「UMAMI」と言われて注目されているほど。 だしの味にはうるさい関西人と言われるけれど、うちの夫はあまりわからないよう。 化学的に調合された味に慣れすぎたためでしょうね。外食大好きだから。 現代人には多いのじゃないでしょうか。 だしの味だけでなく、旬の食べ頃の野菜には多くのグルタミ

世界で1番おむすびの記事を書いてきた男が「おむすびレシピ」をデザインしてみた

《連続1385日目!》 先日行われた東海道川崎宿起立400周年記念「三角おむすびレシピコンテスト」 そこで、自分の考えたおむすびレシピが上位入賞者に贈られる「団体賞」をいただいたという話を昨日のnoteに書いた。 自分は、日本中のおむすび屋さんを周り、毎日のようにおむすびの食リポートをnoteに書き続けている。 ざっと数えてみたら、おむすびに関するまとめなどを含めると、1500本もの記事を世に送り出していることになる。 ネットやニュースに流れているおむすびの情報って

子育ては子離れの練習だということ

「子育ては、子離れの練習です」 いつか読んだ育児本にそう書いてあった。 読んだ時はあまりピンときてなかったその言葉が、今朝、身に染みてわかった。 この春小学2年生になった次男坊は、甘えん坊で優しい性格だ。 先日の家庭訪問でも担任の先生から「毎日癒されてます♡」とメロメロの表情で言われた。小さい頃から女の子や女の人の心を掴むのが天才的に上手い。 母である私も例外なく、彼の虜だ。 「ママ、ゆうかちゃんの家までついてきて〜」 2年生になってから毎朝、一緒に学校へ行くゆうか

お姉ちゃんの結婚式に、みんなで行こうね

何日も前から天気予報ばかりを気にしていた。日曜日がどうか晴れますように、と願いながら。 4月23日、日曜日。 この日は長女の結婚式だった。 長女は結婚して約1年になる。 結婚式はしないかもしれないと言っていたが、昨年末に 「春になったら、家族だけのこぢんまりした挙式をしようと思ってる。ゆう(二女)も大丈夫なところだからね。」 と長女から連絡をもらった。 親に晴れ姿を見せようと考えてくれたのだろう。費用は入籍の際にいただいたお祝いの範囲内でやりくりするし、段取りも二人で

商店街が生きている街

かつては活気があった商店街も新しい店や大型ショッピングセンターに押されて閉店する店が増えている。 最近では「シャッター街」のほうがよく見かける。 しかし娘が住む街では、昔ながらの商店街が生きていた。 家を出て20mほど歩き路地から出ると商店街。 大きな通りを横切る横断歩道を二つ超えて、そのまま駅まで続く長い道にお店がぎっしりならんでいる。 八百屋さん、お肉屋さんは何軒もあり、小洒落たカフェやバーもある。 お弁当屋さんだって、お母さんの素朴な家庭の味を出している店もあ

昼寝族の奇跡

僕の疲れ解消法は、ありきたりではあるが、睡眠である。 疲れを癒すために睡眠に勝るものは無いと思う。疲れた時はぐっすり眠るのに限る。逆に寝不足のときは如実に体調が悪くなる。 もちろん夜にしっかり睡眠を取ることも大切だが、昼寝も同じくらい大切だと思う。僕は仕事の昼休みに必ず昼寝をするようにしている。昼寝といっても20〜30分程度、机に突っ伏して眠るだけだ。目を閉じるだけで終わることもある。しかしこれだけでかなり頭がスッキリするし、午後の仕事もはかどる。なにせ昼寝が作業効率を高

無愛想な花屋さんの中にある本当の優しさ

そこは、とある田舎の小さなスーパーの前。 スーパーの出入り口に、彩り豊かな花々と野菜の苗、木の苗がズラリと並んでいた。 ちょうど畑計画をしていた私は、別の用事で来ていた場所の駐車場で車を降り、吸い寄せられるようにその場所に向かった。 花を買いに来たおばあちゃんたちと親しげに話している男性がこの花屋さんの店員さんのようだ。 40歳くらいだろうか。茶髪で肌の色が茶色く焼けた店員さんは、何やら忙しそうにおばあちゃんたちと話している。 「そうなんよ。客がほんと来なくて。みん