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魂に刻まれたもの

実家に帰省中、
運命かのように観に行った太鼓祭が
本当に素晴らしくて涙が止まらなかった。

表現の真意がそこにはあった。

主催の団体含め全部で五団体の演奏を聴いたのだけれど
それぞれの個性があって
それぞれの魅せ方があって

だけど一貫して感じたのは
一音一音に込められた熱い想いだった。

それも研ぎ澄まされたまるで青い炎のような
どっしりと深く骨の髄にまで響く音。

ゾーンに入るとはこういうことか、、を学んだ。

そこには男性も女性も
大人も子供も関係なく
いかに自分自身と向き合うか。

そして湧き上がるものをいかに全心身に溢れ出し
一点の狂いもなく出し切るか。

瞑想状態で優雅に舞う様や
しんと鎮まり一打に全集中する様、
力強い連打で限界に挑戦する様 、などなど

そのどれもが美しく清らかで
精神性に満ち溢れていた。

魂の歓喜。

そこに外側のものは必要ない。

誰かと比べることや
条件や規則で推し量ることが
どれだけちっぽけなのかを目の当たりにした。

また、自分だけではなく
仲間と支え合う姿にも心打たれた。

ひとりひとりが自分の役割に徹する。

それが全体となり完成された演舞となる。
出過ぎず引っ込み過ぎず…
だけどお互いの思いやりを忘れずに。

相手が輝くとき、
心の底から応援し
相手が出し切れるよう見守り支え抜く。

そしていざ自分が輝くとき、
胎のそこから振り絞って
「魂」を乗せることだけに集中する。

もしそこに我慢や遠慮、出し惜しみが入ったら
きっと全てが台無しになってしまう…
自分だけじゃなく仲間や観客を裏切ることになってしまう…

だからこそ本意気を込めて向き合わなければならない。

そんな覚悟を感じた。

込める。
出し切る。
研ぎ澄ます。

「魂」を表現するのに必要なことが詰まった太鼓祭。

鼓動に乗せて、
私の体に深く刻み込んでくれた。

この振動を忘れずに
私も自分の「魂」を表現していきたい。


Thank you🌹

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