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知識と日常がリンクした時【色彩検定の勉強にて】

約20年前、私は大学生でした。
その頃、知識をインプットすることがとても好きでした。

予備校生の時に、講師の先生方の教え方が上手で、
「知識をインプットするのって楽しい!」と思い始めていました。
その勢いで大学生になりました。

「色々な知識について学びたい」と思い、大学の課外授業に出席しました。

その時ふと、
「知識ばかりをインプットして、意味があるのだろうか?」
と疑問に思いました。

上記のことでモヤモヤしてきて、勉強の手が止まります。

そのモヤモヤを、一本の紅葉(もみじ)が解決してくれました。

今日は、その一本の紅葉との出会いについて書きます☺

〇 大学の課外授業にて

私の大学には、「エクステンションセンター」という施設があり、放課後に課外授業が開講されていました。

課外授業は、希望であれば申し込みます。別途受講料が必要です。

外部から講師の先生を招いて、質の高い授業を行ってくれます。
学費も、一般的な相場よりもお得でした。

多彩な授業が開講されていて、募集中の授業については、エクステンションセンターの入口に掲示されていました。

募集中の授業の中で、気になるものがありました。

『色彩検定講座』

「そういえば世の中の物って、全てに色があるんだよな・・。」
とても身近な「色」について学べる色彩検定に興味を持ちました。

「よし、この講座に申し込もう♪」

この講座は、週1回のペースで、何回か講義があるようです。

〇 色彩検定講座 第1回を受けて

講座の第1回目を受講した感想は、
「楽しい!」です。

今まで「色」については感覚で捉えていました。それを理論的に学べるという点で、色彩検定の勉強は興味深いものでした。

色彩検定では、例えば
・色名
・色が見える眼の仕組み
・色相を環状のグラデーションにした『色相環(しきそうかん)』
について学びます。

『PCCS色相環』
DICカラーデザイン株式会社の画像を引用
https://www.dic-color.com/knowledge/pccs.html

しかし、ふと・・
「知識ばかりをインプットして、意味があるのだろうか?」
と疑問に思いました。

今までは知識を得ることが楽しくて、どんどん学んできたけれど、それで良いのだろうか?

「知識と日常生活とのつながり」を、
もっと意識したほうがいいのではないかと思いました。

モヤモヤ・・
知識と日常生活のつながりって、どうやったら見つけることができるのだろう?

〇 数日後、紅葉(もみじ)狩りに行く

季節は秋に入った頃でした。キャンパスのある京都市内は、もみじが色づきはじめていました。
私は放課後、一人、京都・高雄のもみじを鑑賞しに行きました。

〇 一本のもみじとの出会い

高雄にて、一本のもみじに目を奪われました。

その時に出逢った、高雄の紅葉

秋の寒さで色づいて、葉の色は赤から緑のグラデーションのような様子です。もみじが、空の青さと溶け込んで見えます。

「ああ、先日の色彩検定講座で学んだ『色相環』のように見える。」

「知識と日常生活がつながるって、こういう事なんだな。」
と、思いました。

〇 おわりに

私は一本のもみじから、
「知識と日常生活のつながり」
について教えてもらった気がします。

日々インプットされていく知識も、日常生活も、一つ一つは無駄ではなく、どこかで繋がっている。
そう思うようになりました♪

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