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龍安寺で、印象的だった文字「吾唯足知」【大学生の頃はピンと来なかったけれど】

20年ほど前になりますが、私が大学生だった頃、京都市内に住んでいました。大学のキャンパスが京都市内にあったためです。

私は、京都観光が大好きです。特に枯山水を拝観しに行くのが好きです。
(枯山水のことは詳しくないのですが☺)

なので、大学生活の4年間は、京都観光もできて充実した時間でした。

〇 大学と龍安寺が近い

私が通っていた大学と、龍安寺がとても近い距離にありました。
私の学部棟から見れば、道路を挟んだ向かい側に龍安寺があるという超好立地♪

大学生時代、大学の講義が2コマくらい空いた時に、
「そうだ、龍安寺、行こう」
と思って行ってみました。

〇 龍安寺のつくばいの文字「吾唯足知」

龍安寺に、つくばいがありました。

私は「つくばい」に馴染みが無かったので、調べてみました。

つくばいとは
茶室に接した庭に置かれる設備。
低く据えられた手水鉢(ちょうずばち)およびその周りに配置された役石(やくいし)によって構成される。
茶事の席に入る前に客人が手や口を清めるための場所として設置。

不動産用語集
三井住友トラスト不動産

龍安寺のつくばいには、
「吾唯足知」
という文字が記されています。

龍安寺のホームページによると、「吾唯足知」は(ワレタダタルコトヲシル)と読むそうです。

当時の私「足ることを知る、かあ・・。」

この漢字四文字はとても良いことが書いてありそうだな、とは思ったのですが、「足ることを知る」という所にピンと来ていませんでした。

当時はむしろ、「足ることを知らない」状態でした。

これから社会人になる。まだ自分には足らないものがある。手に入れたい。仕事において「やったるでー!」って感じ。(ぼんやりした表現ですみません☺)

当時の私の関心事は、「仕事でひと花咲かせたい」という事でした。

「足ることを知らない」事を、否定するつもりはありません。
当時は、それが原動力になって、モチベーションアップにつながっていた部分もあると思います。

その時、その時で過ごしやすい方法で過ごせば良いと思います。

〇 20年後の現在は・・

現在の心境はというと・・「仕事でひと花咲かせたい」という部分も、たしかにあります。

一方で、「足る事を知る」という部分も、少~しずつですが分かってきた気がします。

今現在、足っている事に目を向けて、心穏やかに過ごしてみる。
その事に、少しずつ目が向きはじめました☺

#この街がすき

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