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【ストレス対策】プレバイオティクスで腸内細菌を元気にしてあげよう!

こんにちは、AYANOです!

みなさん「プレバイオティクス」ってご存じですか?

「プレバイオティクス」とはここ数年、「ストレス対策に効くのでは?」と言われるようになった物質のことです。

今日はこの「プレバイオティクス」がなぜ「ストレス対策に効く」のか解説していきます。

プレバイオティクスとは?



「プレバイオティクス」とは、私たちの腸内に住みバクテリアのエサになる物質のことです。

たとえば、水溶性の食物繊維やオリゴ糖などが、代表的な「プレバイオティクス」です。


腸内細菌の大事な役割


腸内細菌が、人体の働きに大事な役割を果たしているのは有名ですよね。

たとえば、腸内細菌は「プレバイオティクス」を分解して短鎖脂肪酸という物質を産生します。

ご存じの通り、私たちの腸は人体で最大の免疫器官です。

その機能が壊れてしまうと、アレルギーや心疾患、肥満などの原因になることが明らかになっています。

つまり、腸内細菌とは、免疫の最前線で戦ってくれる優秀な兵士なのです。

ところが、現代人は食物繊維などの摂取量がとても少ないため、満足に腸内細菌が働いてくれません。

その結果、腸のバクテリアが壊れ、様々な原因になるのです。

腸内細菌は脳も操っている


近年の研究により、腸内環境のコンディションは脳の働きをも左右することがわかってきました。

つまり、腸内細菌が影響を与えるのは、私たちの体だけではありません。

そのメカニズムに関係しているのが、セロトニンという物質です。

これは脳の神経伝達に関わる物質で、感情をコントロールする働きがあることから、俗に「幸せホルモン」とも呼ばれています。

カリフォルニア工科大学の研究によれば、まずは体内に入った「プレバアイオティクス」から腸内細菌が脂肪酸を製造、これが血管を通って脳に作用し、セロトニンの分泌を促します。

つまり、「プレバイオティクス」はお腹の調子を良くするだけでなく、私たちをストレスに強くしてくれる可能性があるのです。

オックスフォード大学の実験


事実、近頃はこの説を裏付けるようなデータがいくつか出てきました。

たとえば、2015年にオックスフォード大学が行った実験では、女性の被験者に市販の「プレバイオティクスサプリ」を飲み続けてもらいました。

すると3週間後、サプリを使ったグループには、次のような変化が起きています。


・ネガティブな情報に意識が向いてしまう回数が減少

・ストレスホルモンの分泌も大幅に低下


腸内細菌にエサをあげただけでメンタルが劇的に改善し、ストレスホルモンも減ったわけです。

データによれば、その不安解消レベルは抗うつ薬や抗不安薬とほぼ同じだったというから驚きです。

もちろん、腸内細菌とメンタルの研究は始まったばかりなので、「プレバイオティクスで確実にストレスに強くなる!」とはまだ言えない段階です。

しかし、たとえメンタルが改善しなかったとしても、オリゴ糖や食物繊維が体にいいことは間違いないため、積極的に摂取しておいて損はありません。

具体的なプレバイオティクス

「プレバイオティクス」を摂取するには、厚労省が定めるように1日に350g以上の野菜を取るのが基本ですが、どうしても難しい方はサプリを使うのも有効です。

具体的な方法は、こちらの記事から紹介します。

超厳選なんで、3つだけですw


まとめ


「プレバイオティクス」が「ストレス対策に効く」のは、腸とメンタルが密接につながっているからです。

「プレバイオティクス」で腸内細菌を元気にしてあげましょう!



参考文献
Schmidt K, et al.(2015)Prebiotic intake reduces the waking cortisol response and alters emotional bias in healthy volunteers
Geyer M, et al.(2008)Effect of yacon (Smallanthus sonchifolius) on colonic transit time in healthy volunteers
鈴木祐「超ストレス解消法」

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