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8月1日のマインドコントロール

夏恒例のエアコンつけろつけない問題。

私のマインドが問われるこの時期。

ようやく8月に入ったなと、自分自身も熱中症にならないよう改めて気持ちを引き締めた今日。

午後の仕事が終わり家に戻ると、3日前のあの光景が再び…。

ここでひとつ言っておきたいのは、母は決してボケてはいない、ということ。

こちらが話すことは大方理解している。

30度の部屋でエアコンつけず、扇風機もつけず、窓も開けず居たあの日、ひとりの時でもちゃんとエアコンをつけるよう言ったはずなのに…。

はい、また同じシチュエーション。

しかもこんな短期間で。

私が仕事に出掛けたおよそ1時間半後ぐらいに、デイサービスから戻ってきているはずの母。

温度計を見ると、リビングは30度。

すぐ隣に繋がっている母の部屋は28度。

確かに2度差があるけれど…。

そんな部屋でまた2時間弱居たことになる。

落ち着け落ち着けと心を一旦無にし、母に尋ねる。

私「なんでまたつけてないの?」

母「いや、そんな暑くないよ?」

私「・・・」

リビングのエアコンのスイッチを入れ、ひとまず手洗いうがいをする。

「そんな暑くないよ?」というセリフは今に始まったことではない。

そうじゃない、という説明も何度もしてきた。

もう一度母の温度計を見に。

やはりアラームが設定されていない。

しかしそこにははっきりと『熱中症』の文字が。

冷静に、はっきりと、端的に説明する。

私「あのね、アラームまた入れ忘れてるよね?
ここ見て。『熱中症』って文字が出ているでしょ?」

母「あらホントだね。」

私「『暑いか暑くないか』じゃないのよ。
ここに『熱中症』って出てたらエアコンつけないとダメなのよ。なんのための温度計なのよ。帰ってきたらココちゃんと見て。わかった?」

母「わかった。わかりました」

いつも返事はこう。

何度も言うが、母はボケてはいない。

いや、これでまた同じことをしていたら、ボケてきたということなのだろうか…。

ただの『頑固者』という私の認識も、もしかしたら崩れてしまうのだろうか。

ふと思う。

「私だったら自分がそれほど暑くなくても、帰ってくる娘のために部屋を涼しくしといてあげるのに…」

いや、母は昔からそんなことをしてくれる人ではなかったな、とも思う。

そんなことを思う私はいじわるなのだろうか。

母とは昔から、気持ちがうまく通わせられないことが多かったように思う。

小さなことから大きなことまで…。

決して仲が悪かったわけではない。

しかし、とびきり仲が良かったわけでもない。

ただ、私より姉とのほうが相性が良いんだろうな、ってことは子供心に感じていたものだ。

そんな姉ももう居ない。

母は『母』としての任務を。

私は『娘』としての任務を。

お互いただ遂行しようと頑張っているだけなのかも知れない。

そんなことを思う私は、やはりいじわるなのだろうか…。

夏になると、母への気持ちが一方通行になるようで、なんだかしんどくなってしまうのだ。




最後までお読みいただき有難うございました♪

ではまた。        Tomoka (❛ ∇ ❛✿)

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