10代20代に贈る本
友達がSNSで「知人から勧められて喜多川泰さんの本を娘と読んだら、親子でハマってしまった」と投稿していたので、早速図書館で借りて読んでみました。
喜多川泰さんは、勉強よりも?人間教育に焦点を当てた珍しい学習塾を開講された方なのだそう。主に企業や学校等で多数の講演もしているようです。
今回二冊読んでみましたが、どちらも10代20代の若者に読んでもらいたいと思いました。うちの娘にも読ませてみようかなと。
なんとなく『君たちはどう生きるか』に、似ているかんじがしました。
写真左の『また必ず会おう』は、描写が少なく、ほぼ会話で成り立っている構成なので、すぐに読み終えることができます。
どの台詞も、道徳の授業で先生から聞くような熱い言葉ばかり。子どもが読んだ反応を見てみたいと思いました。
『株式会社タイムカプセル社』は、10年前に書いた自分宛の手紙を配る会社のお話で、届けられた人達がその手紙を読むことで新たな気付きを得る物語です。
健康で忙しく過ごしていると、命に限りがあるということを忘れがちになることもあると思いますが、限られた時間のなかで本当に自分がやりたいことをやろうと背中を押してくれるような一冊です。
先日、知人にガンが発覚して、本人はガンになるとは一ミリも想像したことがなかっただけに、相当驚いたようでした…。ガン保険にも入っていなかったとかで。
病気に限らず、事故に遭うことだってあり得るわけで、やりたいことをやらずに人生を終えるのは後悔するなと強く思ったときに本書を手に取ったので、改めてやりたいことに挑戦していこうって思いました。
いくつになっても、挑戦することを忘れたくないなと…。新たなことに踏み出すときは、ものすごく勇気がいるもので、必ず自分のなかにある不安や恐怖心がストップをかけてきます。
でも、有限の人生…やりたいことをやらないで後悔するのは嫌…。なので、一歩踏み出すことにしました。ワクワクすることに時間を使っていきたい。
若者でなくても、そんな勇気をくれる本でした。