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世界遺産サンティアゴ巡礼路854kmを歩く -電池切れで体調崩す/18日目-



●これまでの道のり
1日目 初日31km / 2日目 猛烈な筋肉痛 / 3日目 大自然の中で一人大泣き / 4日目 足の痛みと色眼鏡の妄想 / 5日目 痛恨のエクストラステージ / 6日目 後半、雨の中での迷い / 7日目 旅仲間との出会い / 8日目 誰かの玉ねぎを使うこズルい自分 / 9日目 心身追い込まれる中での不思議な感覚 / 10日目 タフな作家さんと歩きッコ / 11日目 仲間とゆっくり歩く日 / 12日目 作家さんの○歳の誕生日 / 13日目 アクシデント!出発点に戻る! / 14日目 初めてのヒッチハイク / 15日目 作家さんと歩きくらべ / 16日目 毎日歩くという日常 / 17日目 作家さんのいない日


2014/3/9 Carrión de los Condes 〜 サンティアゴまで残り 408.2km 

韓国人のホージンと中国人のゼェンドン君と三人で軽く朝食を取り一緒にスタート。

一人で歩きたいと思っていたので、先に行くと合図し、ペースを上げて一人歩いていく。

空を見上げると天気が良く青い空が広がりきれいなグラデーションをしている。

気持ちがいい。

 

順調に進み、12時過ぎにベンチとテーブルが見つかったのでそこでお昼にすることにした。

少し遅れて二人も腰掛けて一緒に昼食。

 

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後半もほどほど順調。

途中、自分が一人休憩をしたので、だいぶ二人に遅れを取った。

気分的に余裕があったので、追いついてみようとペースを上げた。

時間はかかったが、なんとか追いついた。

さすがに疲れた。

 

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今日も歩き終えた。

ゼェンドン君はもうこれ以上歩けない、とだいぶ疲れている様子。

 

宿でシャワー、洗濯を終えて横になっていると悪寒がした。

まずい、風邪引く。

ひとまず寝ることにした。

ホージンと話していたが、風邪を引くみたいだ、気分が良くないと言って毛布を被る。

しかし、彼はけけっと笑っていた。

ここにきてホージンはあまり英語が得意でないことがわかってきていた。

分かった様に頷いたり、曖昧な返事をする。

たぶん今言ったこともわかっていなかったのだろう。

でも少し怒りの感情が湧いてきた。

 

半分眠っていたが、だんだん悪寒と発熱の苦しさで眠れなくなってきた。

ホージンとゼェンドン君の話が聞こえてきた。

見るとゼェンドン君も横になっている。

同じように調子が悪いと言っている。

ゼェンドン君も?自分もだよ

そう言うとやっとホージンも理解してくれたようだ。

ゼェンドン君が、ホットウォーターを飲むといいと言うと、ホージンが用意してきてくれた。

やっぱり優しい。

それを飲んで横にっているともよおしてきた。

トイレに行くと激しい下痢、それに加えて激しく吐いた。

だが少しスッキリした。

それからずっと朝までベッド。

途中、夕食の声がかかるが自分もゼェンドン君も食べる気になれなかった。

時々重たい体を起こして水分補給。

そして時々トイレで腹を下す。

無理して電池を切らし体調を崩すことが多い。

余裕を持って電池が切れる前にケアしたいものだ。

 

今日歩いた距離 26.2km

今日までの合計距離 472.4km

サンティアゴまで残り 382km

経由街 Carrión de los Condes – Terradillos de los Templarios