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子供のためのオルセー美術館(79)晴れるといいんだけど。/セーヌのヨットレース・モネ

いまから150年前ねんまえのフランスは、ヨットレースが人気にんき

セーヌがわのアルジャントイユは、日曜日にちようびになるとパリからも休日きゅうじつたのしむ人でにぎわいました。

モネもここがってましたから、7年間ねんかんんで、たくさんのセーヌがわきました。

さあ、ヨットレースがはじまった!

今日きょうはあいにくのくもぞら、でもかぜつよくて、ヨットのはぱんぱんにふくらんでいます。

ぐぐぐぐっとそらかってがったに、モネはしろせん素早すばやきました。

はやはやい!セーヌのみずはヨットのなみでいっぱい。
かわは、くもいろおなじになりました。

岸辺きしべあかいメゾンからは、おおきな声援せいえんこえます。
あっちのそらあおいかられるといいんだけど。


レースのわりには、

すっかりくもがなくなりました。

あのあかいメゾンで、これから一緒いっしょにカフェにしない?
もちろん!ワインもあるよ。


Claude Monet
Les Barques. Régates à Argenteuil
Vers 1874
クロード・モネ
ボート  アルジャントゥイユのヨットレース
1874年

Claude Monet
Le Bassin d'Argenteuil Vers 1872  部分

Claude Monet
Régates à Argenteuil Vers 1872  参考

イル・ド・フランス地方でカヌーが流行したのは1830年以降のことである。1850年以降、アルジャントゥイユでレース艇が競われるようになった。アルジャントゥイユは、セーヌ川がパリ地方最大の水域を形成していた。パリと鉄道で結ばれ、ウォータースポーツで有名なこのコミューンは、多くの競技者を魅了し、日曜日には散策を楽しむ人々で賑わった。
クロード・モネは1871年12月から1878年までアルジャントゥイユに住み、制作を続けたが、その間に描いた170枚のキャンバスの半分はセーヌ河畔を描いたものだった。

musée d’orsay 

お読みいただきありがとうございました。
今回は曇り空のヨットレース。アルジャントイユは印象派の画家たちが好んで描いた地でもあります。
雲の光を捉え細かいさざなみとヨットの動きを表現したモネのこの絵は、印象派の活動を始めた頃の絵で、2年前の有名な方の美しいヨットの絵とはまた違った雰囲気があります。赤いメゾンはどちらの絵にも。気がつかれましたか?


さて、明後日開幕のオリンピック、
車が閉鎖されたセーヌ沿いの地域は、郵便もこのとおりポストのマークの自転車で

そして今朝は、コンコルド広場の客席に、最後の仕上げの幕張りをしていました。

土曜日、スケートボードが始まります。どこも屋根はないので雨降りませんように。

閉鎖されているコンコルド駅前

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