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子育て時短勤務に現金給付検討って、あんまり有難くないかも

こんにちは、会社員しながら子育てをしているリリーです。

昨日ヤフーニュースで、政府が子育て時短勤務に対し、現金給付検討、というものが流れていました。

私は現在子育て時短勤務中です。検討中の施策が実現したら、給付対象?ですかね。

お金くれるのは一見ありがたいですが、この施策にはかなり反対です。

私の現状と、反対と考えている理由と、改めて感じてることをこの記事では書いていきたいと思います。

私の現状


私は現在子育て時短勤務中です。フルタイム8時間のところ、6時間勤務をしています。

確かに、時短勤務中の悩みとして「給与が減るのが辛い」と言葉にしています。特に、今の会社は、フルタイムだとみなし残業手当がつきますが、時短勤務中はこの手当はありません。ピュアな基本給から、勤務時間相当の給与のみ貰えます。賞与も減額されるため、フルタイム時と比べると年収半分になった、と言っても過言では無い状態。

皆さんの中で時短勤務中の社員の方は、フルタイムか時短かを選ぶ際、時短勤務だと給与が減額されることが悩ましいと感じている方が多いのではないでしょうか。

ただ、私の場合、悩みだとは言いながら、給与が少ないのは相当割り切っているし、実は困っていることはお金じゃないんだよね。。。

時短勤務給付反対の理由


反対する理由は主に二つ。
まず、お金については既に割り切っているからです。それより、もっと重要な困り事が他にたくさんあります。

家庭において私の家事育児の負担が大きすぎることや、1日の中で休む時間がないとか、急なこどもの体調不良で穴をあけて同僚に負担がかかったりとか、自分の有給がこどもの体調不良対策で消滅し、自分のためのお休みが取れないとか、、、

今の職場の時短勤務が未就学児までで、小一の壁にぶち当たるとか。(勤務先によっては、3歳まで、という方や、そもそも時短勤務ないよ、という方もいると思います)

あるいは、時短勤務中は昇格しにくいとか、、、

別に優先順位高い課題があるわけです。
解決すべき課題がずれてると感じます。

反対の2つ目の理由は、時短勤務で減額されることで、実は周りのメンバーとの折り合いがつけやすいということです。

職場によりますが、時短勤務中は、周りのメンバーが勤務時間が短くなった分を引き受けてくれていることが割とよくあります。仮に、時短勤務社員に手当が出たら、代わりに引き受ける周りの社員は結構モヤるのではないでしょうか。

仮に給付金出せるなら、時短勤務本人ではなく、空けた穴をカバーしてくれた人にお金配ってほしいくらいです。
これは、時短だけではなく、フルタイムでも同じ問題ですが。

改めて考えたこと


課題解決をする際、解決すべき課題を間違えると意味がない、課題の特定が大事、とよく言いますが、本当にその通りだなと思いました。

おそらく、子育て中の社員にアンケートなどをとると、「時短で減額されるのが辛い」みたいな回答が多いんだと思います。私も多分そうやって言いますし。
ただ、それが本当に解決すべき問題なのか、もう少し掘り下げて考えてほしいです。

一方、今回のこの施策を読み、課題の特定は本当に気をつけなきゃと改めて感じました。なぜなら、私自身も自分の業務として、顧客のアンケートをもとに課題解決をする仕事をしていて、課題の特定の難しさは身に染みているからです。

なぜ政府がこういう施策を検討しちゃうのか、割と想像できます。自分が経験したことがない課題って、課題の特定が難しいんです。言うは易し、行うは難し。

「解決すべき課題が間違っていないか」「本当に解決するのはこの課題でいいの?」と問いかけるようにしたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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