敵は誰!?夢はあるけど、人が怖い、他人軸になりがちな人に観てもらいたい『ぼっち・ざ・ろっく!』|レビュー 第6話ネタバレ含む
ぼっち・ざ・ろっく!
神回は第8話らしいですね。
確かにスイッチ入ったぼっちちゃんはかっこよかったかも。
でも、わたしには6話だな。人によって違うんだな〜。
人生の挑戦に少々草臥れつつあったHSPが勇気をもらった「ぼっち・ざ・ろっく!」についてレビューします(ネタバレ含みます)。
ぼっち・ざ・ろっく!の主人公ぼっちちゃんについては、こちらに書いてます。
敵を見誤るなよ
第6話、結束バンドがライブハウスのオーディションに合格して、チケットノルマに悩みまくるぼっちちゃんのお話です。
今まで一人も友だちがいなかったぼっちちゃん、チケットを5枚売るなんて、富士山にサンダルで登ってこいと言われたくらいに感じただろうなぁ。
チラシを作ってみたものの(これだけで相当偉いと思う)、「配れるはずなかった〜」とのたうち回る姿は、5年前に地元でママヨガを始めるためにチラシを作って立ちすくんだメンタルブロックだらけの自分自身をみるようでした。(これがきっかけで友だち一人無くしたんです、わたし)
そんな悩みまくるぼっちちゃんが出会ったのは、酔っ払いベーシストきくりさん。
すったもんだの挙句、チケットを買ってもらうために路上ライブに臨むぼっちちゃんに、きくりさんがいうのが「敵を見誤るなよ」。
ぼっちちゃんは、ずっとずっと人と目を合わせることができなかった子です。
路上ライブなんて、「笑われてないかな」と顔を上げるのも怖い。
わたしも、仮想敵をいっぱい抱えるタイプです。
で、動けない。動かない。怖い。
息をのんでぼっちちゃんを見守ります。
そんなぼっちちゃんがきくりさんのベースに支えられていることに気づき、
女の子から「頑張れ〜!」と声をかけられ、
「初めから敵なんていない。私が勝手に。。。」と気づくシーン。
目頭やばいし、鳥肌。
そうだよ。そうだよ!
*
よく「敵は自分」とか、聞くじゃないですか。
ふーん、ま、そうかもな、と今までのわたしは聞き流していました。
自分が一番の敵なんだろうな、ま、そうなんだろうね、という感じ。
でもね、この時、そういうことか、と腑に落ちたのでした。
勝手に自分で敵を創造している。
、、それだけなんだ。
なんで?
それは、自分で自分を否定しているから。
自分の中にラスボスがいる。
きくりさんがぼっちちゃんにいうセリフは、そのままわたしに言ってくれたようでした。
*
ご都合主義なとこはあるのですけど、でもね、夢に向かって挑戦してもいいかなって思わせてくれるのが『ぼっち・ざ・ろっく!』。
本当に頑張ってる人を応援しちゃうのが人の本質なのかもしれない。
頑張ってる人には輝くチャンスがやってくるのかもしれない。
そう思わせてくれるんです。
ぼっちちゃん、頑張ってくれて、ありがとう。
勇気をもらったよ。
*
大学のときに卒業した高校へ教育実習に行きました。
なかなかの進学校のできる子たちを前にしてガチガチになっていたところ「頑張れー」目の前にいた男の子(高2)がぼそっと言ってくれたのを思い出しました。
そんな経験があったこと、思い出しました。
忘れてた。
ずっと「誰も助けてくれない」という意識を抱えて生きてました。
でも、勘違いだった。
いつもいつも、助けてくれる人はいたんです。
応援してくれる人はいつでもいた。
立ち止まらせていたのは、勇気のない自分でした。
*
ぼっちちゃんは陰キャで、コミュ障で、人が怖いと思ってる女の子です。
でも、夢を持ってて、いろいろなことにぶち当たってはツチノコになったり真っ白な灰になったりしながら、頑張ってます。
うん、わたしも頑張っちゃおうかな。
そう、思わせてくれます。
理想があって、夢があって、でもいっぱいブロックがあって挑戦にちょっと疲れてしまったオトナに勇気をくれます。
『ぼっち・ざ・ろっく!』個人的にはアニメがオススメです。
ロックバンドのお話だし(^^
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アマプラは無料の作品が結構コロコロ変わるので観られる今がチャンスです!
ついでに、プライムリーディング(プライム会員ならKindleアプリで無料レンタル)で第1巻読めます(2023年1月現在)
最後まで読んでくださってありがとうございます!
自分の中にラスボスについては、ここで似たようなこと書いてます。
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