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夕陽を眺めながら

朝は土砂降り

夕方は嘘の様に

見渡せばその名残が

至る所に点在

ねずみ色の路面と水溜り

震える手の平は

ポケットの中で丸まり

見上げれば

雨雲はどこにも無く

晴れ渡った空には

オレンジ色の球体が

西の空を照らす残光

見惚れる華やかさ

お腹を空かせた子犬の

様な気持ちで家路を辿る

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