思い出の色
日毎に満ちていく桜の木
着飾り過ぎて重たくなってきたから
そろそろ脱ぎ捨てていこうと
してる様子の桜の木も見受けられ
慌ててお花見に向けて
出発する人の姿
思い思い
カメラを向けては切り取る
4月の思い出
振り返れば思い出す
綺麗な桜の木の下で
ピースサインをして
映り込んだ若かりし頃の写真
愛していたあの人も
今はちょっと離れたところに
いるその人も街のどこかで
春の陽気さをひしひしと
感じてるのかもしれない
見知らぬ人たちの笑い声が
桜の花吹雪と一緒に景色を彩っている
家族連れが楽しそうに
ピクニックシートを広げて
持ってきたお弁当を食べる
風景は幸せそのものだ
桜が咲けば喜びも咲き乱れ
切なさと尊さ混ざり合い
思い出に染み込んでいく
沢山の人たちの幸せな顔
その中にはちゃんと
僕もいて君もいて
そんな当たり前が
来年も再来年も
続いていきます様に
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