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天意にのみ従う(前)

眠るのが好きなのだが、これは嗜好というよりも自然の摂理なのだろうか?

人類にとって睡眠それ自体は健康の維持に不可欠なものだが、個々人により必要な睡眠時間や最適なパフォーマンスに準ずるペース配分は異なるところもあれば、寝ることに大した関心や充実感がない人も存在することだろう。(実際、自分も調べ物などしていたらつい比重が逆転することはあるし。)

そう考えると、夜に寝具に包まれ至福を感じるのはそういう趣味と言えなくもない。私の場合、余程疲れている時以外は仮眠をとる習慣がないのもあり日中寝ることにはさほど心が動かないので、やはり、夜というのがひとつのポイントでもあるのだ。毎日、夜になって就寝時間が近づくと、いそいそとした気分になる。何がそんなにうれしいのか、あらためるとよくわからない気もするが、それでも自分の場合は明らかに、フィットネスに挑むべく寝るタイプではなくふとんが恋しくて寝るほうだから、原始人的かもしれない。

そういうわけで、たまに眠れない時があると何となく哀しい気持ちになってしまうものの、そういうこともあるのもまた自然の摂理かと思えば、多少はやりすごせる。ただし、損した気分になるのだけはどうにもいただけない。これは何が損なのだろう。時間か?健康か?それもあるとはいえ、おそらく一番は、眠りたいのに眠れなかったのが不満なのでは…なんともワイルド。(ついでに、仕事への影響を懸念してげんなりする点も付け加えておく。)


夢は、一般的に、まとまった時間寝ていれば数回はみているものらしいが、あまり覚えていない人もいれば、いわゆる“よく夢を見る”というタイプの、起きた時に内容を覚えていやすい人もいるようだ。周囲の人々も話を聞けばわりとまちまちだったりする。
私は、日常的にはみないほうで、時々覚えている程度。そして、その内容は系統が数種に分類できる気がする。悪夢とも薔薇色の夢とも言えないものが多い。身の回りで起きたことや見たテレビ・動画他、よく聴くアーティストなどはほぼ関連しないというか出てこない。以下に大別し列記してみよう。


①空を飛ぶ系

シチュエーションは様々だが、忘れた頃にみる夢かなと思う。今まであった中で印象的だったのは…

*子どもの頃と思しき年齢になっていて、きょうだいと家の中でガス風船で遊んでたら、持っていた紐と一緒に天井まで浮いた🎈最初はどうも多少自分なりに力を込めないと浮かなかった気がするが、コツをつかんできたらしくおもしろくなってしばらく家の中で天井に頭をつけて喜んだり着地したり。それがいつの間にか外に出ててある程度の高さまで浮いていた。ガス風船がビニール風船だったこともあったかもしれない(それは天井までな気が)。

*何も道具を持っていない状況で、周辺に多少の建物はある広い草原の中、なぜかまったくわからないがちょっと飛んでみようという気になったのか、浮いてみると、次第に思ってもいないほど天高くまで上がってしまい、下を見ればすべてが砂粒に💧上下移動の際、フリーフォールに乗った時と同様のヘソのゾワゾワ感(わかります?)確かにあり。あれは妙にリアルだった。

*低空飛行ながら、学校の運動場みたいなところまでジェット並みの速度で数キロ程度の距離を飛び、シュタッ!と着地したのを覚えている。どうも、そこで天体観測集会が行われようとしていたようだ。すでに外は暗かった。

……これって、ひょっとして寝てる間に幽体離脱でもしているのだろうか…?体感的には浮いてる感じがありありとする時がある。浮いたことないのに笑

②からくり屋敷を探索する

これも不意にみる夢の系統。建築物は、自分や親族の家がベースだったり、よく知らない他人の家だったり。かくれんぼするパターンと、目的の部屋を探して屋敷の中を歩いていたらそのうち地下が天井になってたりして奇妙に思いつつも、不思議さに駆られて歩き回るパターンに分かれてそう。

……まさに思考回路を整理している夢なのではないだろうか。情報を分別し片づけたり精査したり、意識していないところでいろいろ行われていると。不安になったり高揚したりする感情は特にないと言っていい。わりと淡々。

③自分の居所と思われる場所から外へ逃走し、誰かはわからないがある人物(追っ手)に見つからないよう経路を考えたり、なるべく遠くへ離れるよう算段しながら多少のスリルも味わっている

たま~にみる。ある程度テーマとして記載してしまったが、かくの通りだ。テレビ番組の『逃走中』ほど緊迫したムードではないものの、街中を逃げる際に、複雑に分岐している道や民家の物陰を使いながらできるだけ遠くへ!と、多少ドキドキしつつ走っている。普通に生活し行き交ってる人が路上にいる状況。

……この系統に最も共通しているのが、初め外に逃れるのに屋根を伝う点。玄関から出るパターンはかなりまれ。とにかく高いところから逃げてる。夢の中なので、人様の御宅のベランダを土足で荒らすのも容赦してもらいたい。

④戦争が起きて小グループ(数人~町内単位ぐらい)で逃れる夢

ごくたまに不定期にみる。厳密に言えば戦争だけではないかもしれないが、何がしかの不穏な状況を察知し、複数人で安全を確保するべく協力する類。家族の場合も他人との場合もあり。最終的に、小部屋で待機するのが多い。例外として印象に残っているのが、蛇腹で人が通れる巨大ホース様の機具により、順番に待機高所から滑り降りて、助かった…と安堵するというもの。

……様々な夢の中では一番悪夢に近い感覚。前世というものがあるなら何かあったのだろうか?
そういえば、小部屋で待機してると数十秒後に爆弾が破裂するという予感を覚え、これは終わったなと思った後、白い光に包まれるというのがあった。光を浴びた時なぜか確かに皮膚に熱を感じた。こわかったが、ある程度諦観していた気もする。これは起きたら泣いていた。泣いてるのも結構珍しい。

ついでに祖父母が亡くなった後みた夢も書いておこう。
……と思ったが、記事が長くなりそうなので、続きは後編で。
もうすぐ寝ようとしているのも大いにあるのは内緒です🤫
皆様も、よい眠りを……ほほほ、ごきげんよう。

妙なもん見たけどなんか元気になったわ…というスポットを目指しています