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【他伝:ラクダさん③】女の子こわい

私のページを訪れてくれた皆様、ありがとうございます。
そして、ようこそ!

どうも、LOLerです!
読みはローラーを想定しています。一応。

最近、フォロワーさんが増えて喜びと、やる気に満ちています!
皆さん、いつもありがとうございます。
これからも末長く、よろしくお願いいたします。

さて、以前取材させていただいた、
大学生の2人組が、広島県で経営している
カフェ「ひとくちめ」
を覚えているでしょうか?

※覚えていない方、「まだ読んでないよー」という方はこちら↓

記事でも紹介したとおり、
カフェ「ひとくちめ」は2月18日が最終出店日でした。

これは行くしかない!

と思い立ち、先日、人生初の広島上陸を果たしたしだいです!

私がお店に到着すると、
2人のあたたかい笑顔と
お客様たちのコロコロした心地よい笑い声が
ほっこりとした空気を漂わせていました。

ゆうなぽんのお料理も最高に美味しくて、
いろいろ話したいこともあったのに
夢中で食べてしまいました。笑

例の“生マッシュポテト”もいただきました。
チーズのような濃厚さと、
ふわっと滑らかな口当たり。最高。

頂いたランチプレートです♪(手前が生マッシュポテト)
こちらはデザートのキャロットケーキとチャイティーです♪♪


テイクアウトのスイーツも
成田空港 到着後、我慢できずにパクリ!
美味しかったなあ(幸せの回想)

テイクアウトのマフィンたち♡
パクリッ‼︎

改めて、おふたりとの出会いに感謝。
そして、取材を受けてくれたこと
ありがとうございました。

また、広島に会いに行くねー!

......

今回の記事、終わりかなって思った?

違うよ。前談だよ。

先あるよ。

今回は、ラクダさん第3話目!
小学校から続く不登校は根深く
高校生のラクダさんも苦しんでいました。

ほっこりからずっしりへ

感情のジェットコースターかと思いますが、
ぜひ、この後の本編にもお付き合いください。


女の子こわい


今回のお話は、ラクダさんが中学3年生の頃から始まります。

中学生の頃も、あまり学校へ行かなかったラクダさん。
しかし、“全く行っていなかった”という訳ではありません。

ラクダさんには“行かないルーティーン”があるようで

新学期の春!頑張る!
ゴールデンウィークが明けると燃料切れ。※世にいう五月病
なんとか行きはじめるが、
プールの授業は嫌なので、始まると行かない。
そのまま夏休みに突入し、
休み明けも行かない。
涼しくなってきた頃、「秋だし頑張るか」と行き始めると、
冬の寒さに気が滅入り、行かない。

と、いった様子。

※不登校枕草子

※冬の寒さに滅入るのわかるなあ
※今日もアルバイトへ行くのに葛藤を繰り広げていました

ご覧の通り、ラクダさんの不登校レベルはかなり高め。

「行かない」から「知らない」ことが増え、
「知らない」から「怖いと感じる」ものも増えていきます。

友達とクラスが離れてしまった、中学3年生の新学期。

ラクダさんはクラスメイトへの自己紹介で、
“自分がうまく話せなくなっていること”
に気がつきました。

ボソボソと小さな声。
どもってうまく話せない。

友人や家族と話す時には普通に話せる言葉が、
学校ではうまく出てこなかったといいます。

この頃のラクダさんは、
休みがちな自分に、声をかけてくるクラスメイトの行動を
“優しさ”と受け取ることができませんでした。

「どうせ、先生に仲良くしろと言われて、話しかけているのだろう」

と、“優しさの裏側”を考えてしまったといいます。

さらに、アトピーであからむ顔をコンプレックスと感じ、
「気持ち悪いと思われたくない」と、より人を避けるようになります。

当時のラクダさんは、“人に嫌われる”ことを恐れ
対処法として、“人を避けていた”ようです。

特に恋愛対象となる女の子に対しては、
「格好悪いところを見られたくない」「嫌われたくない」
という思いが殊更強かったようで、

その気持ちはいつの間にか
“女の子への恐怖心”へと変わっていったといいます。

不登校から抜け出すこともなく、
“女の子への恐怖心”という新たな重石を背負ったまま
ラクダさんは中学校卒業を迎えます。

そんなラクダさんが、選んだ高校は
“男子校”でした。

次の章では、男だらけの学園生活について執筆してまいります。


高校中退


学園生活について執筆すると言っておいて、
タイトルは“高校中退”

そう、皆さんお察しの通り
ラクダさんは高校を辞めています。

※えーーー!
※テンポ良く、リアクションしていきましょう

「女の子に嫌われたくない」という思いから
「女の子への恐怖心」を募らせたラクダさん。

女の子のいない、男子校へ進んだものの、
入学初日、教室のドアを開くと、男子特有のムワッとした空気。

ラクダさんは自分の選択を

「間違えた」

と感じます。

さらに、その高校はスポーツの強豪校であったこともあり
運動神経の良い生徒が多かったそう。

※ラクダさんは運動神経があまり良くありません
※ミラクル起こしがち笑

体育の授業では、生徒を1人おぶって
シャトルランをするなんてこともあったそう。

※そんなことある!?
※......え!?「うちの高校にもあったー」という方ぜひコメントください

長年の不登校による体力の低下。

高校生男子をおぶることすら一苦労だった
ラクダさんを見かね、先生は
「ラクダはおぶらなくていいから走れ」
と指示します。

皆がこなしていることに
ついていけないという屈辱もあったでしょう。

また、休み時間になると
「LINEの友達、何人いる?」
「俺、他校に彼女いるから」
という、マウントの取り合い。

※当時のラクダさんが持っていなかったものの話に
劣等感を感じていたのかもしれません

自分には向けられない
“楽しい”が詰め込まれた言葉たちが飛び交う教室。
その小さな箱の中には居場所が見つけられず
ひとり、お弁当を食べる昼休み

学校へ行くことも少なくなり
高校1年生の夏には”留年”が確定

それをきっかけに“高校を辞めること”を決意しました。


ある日の放課後、
手続きのために母と学校を訪れたラクダさん。

母が先生と話している間に
残っていた荷物をとりに教室へと向かいます。

多くの生徒が部活動に勤しむなか、
教室の隅には3人のクラスメイトがたむろしていました。

「友達ってこういうふうになっていくんですね」

と話すその子は、自己紹介で「友達なんていらない」と宣言していた
男の子でした。

ラクダさんは、「こいつにも負けたのか」
悔しさや、情けなさを噛み締めて
教室を後にします。

当時のラクダさんは

「自分は普通のルートをたどれていない。
みんなが自然に学んで、できるようになること(人付き合いなど)を
俺はできないんじゃないか」

と、自分をさらに追い詰めていたといいます。

さて、高校を辞めたラクダさんですが
塾に通ったり、家庭教師をつけたりすることで勉強は続けていました。

“高等学校卒業程度認定試験”
にも合格し、大学進学をめざします。

予備校へ通い、1年間の浪人生活を経て
見事、私と同じMARCHの大学に合格!!

※普通にすごくない?といつも思っています
※ちなみに学校大好きっ子の私は、指定校推薦で入学しています

予備校には通えていたのかな?と、思ったそこのあなた。
冴えていますね。

ラクダさんの予備校周辺を歩けば
サボりスポットの巡礼ができるほどですよ。笑

※なんで受かった!?と思うほどですが、めちゃくちゃ頑張ったんだね
※本人は運だと言っていますが、運では受からん


次回予告


大学進学が決定したラクダさんですが、
上手くいくことばかりではありませんでした。

今回の予告は、ラクダさんから頂いたテキストを
そのまま掲載することにしましょう。

20歳の時、北海道行きの航空券を取った。死ぬためだ。
死ぬ理由はいくらでもあった。

金がない。恋人はいない。友達とも上手くいっていない。大学は2回目の留年が確定した。対人スキルが欠けている。勤勉さも持ち合わせていない。おまけに、不登校と引きこもりのおかげで生来の怠惰な気質に磨きがかかってしまった。

どうにも死ぬしかない。しかし、どうしたものか。

飛び降り自殺は怖いし、かといって、電車や車に飛び込むのは人に迷惑がかかる。首吊りは苦しそうだし、太い血管を切るのは痛そう。

親に死体を見せるのも嫌だった。私の死体を発見するなり、霊安室で対面するなりしたら、親は泣き叫ぶに違いない。そんな親の姿を想像すると胸が苦しくなった。

考えた末、

北海道で美味しいものを食べまくり、親に「旅に出ます。探さないでください」というメールを送ったのち、酒をしこたま飲んで海に飛び込む

というプランが完成した。

なかなか素敵だ。

次回、ラクダさんの大学生活についてご紹介いたします!

最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。
では、また!

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