倉島 保美

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  • LogicalSkill の深い話

    LogicalSkill を指導する後継者を求めている。もし、その気があるなら気楽に相談してほしい。後に続く者が現れたとき、その助けになるように、ノウハウを書き残そうと思う。

最近の記事

MBA大学院でのレポート(2)

ロジックが正しく組めればブロック図になることを紹介した。また、正しく組めたロジックを文章化すれば、大事な3条件が成立することも紹介した。そこで、こお2つのポイントを、著者がMBA大学院で書いたレポートで確認をしていこうと思う。大学院などでレポートを書く際の参考になればと思う。これまでのような詳細な解説は載せない。以下の2点を確認しながら読んでほしい。 チェックポイント1 ロジックが正しく組めれば、ロジックは綺麗なブロック図になる。なぜなら、ブロックが思考単位、グロックをつな

    • MBA大学院でのレポート(1)

      ロジックが正しく組めればブロック図になることを紹介した。また、正しく組めたロジックを文章化すれば、大事な3条件が成立することも紹介した。そこで、こお2つのポイントを、著者がMBA大学院で書いたレポートで確認をしていこうと思う。大学院などでレポートを書く際の参考になればと思う。これまでのような詳細な解説は載せない。以下の2点を確認しながら読んでほしい。 チェックポイント1 ロジックが正しく組めれば、ロジックは綺麗なブロック図になる。なぜなら、ブロックが思考単位、グロックをつな

      • ロジックのブロック図化と正しく書けた文章の3条件(具体例5)

        ロジックが正しく組めればブロック図になることを紹介した。また、正しく組めたロジックを文章化すれば、3条件が成立する。そこで、具体例(この記事最後に掲載)を使って、ロジックがブロックになること、3条件が成立することを示そう。 ロジックが正しく組めれば、ロジックは綺麗なブロック図になる。なぜなら、ブロックが思考単位、グロックをつなぐ線が縦横の関係を示すからだ。つまり、ブロック図を組めれば、論理性の分類と接続ができている証左なのだ。詳細は、詳細は、本マガジンの「ロジックを組むとは

        • ロジックのブロック図化と正しく書けた文章の3条件(具体例4)

          ロジックが正しく組めればブロック図になることを紹介した。また、正しく組めたロジックを文章化すれば、3条件が成立することも紹介した。そこで、具体例(この記事最後に掲載)を使って、ロジックがブロックになること、3条件が成立することを示そう。 ロジックが正しく組めれば、ロジックは綺麗なブロック図になる。なぜなら、ブロックが思考単位、グロックをつなぐ線が縦横の関係を示すからだ。つまり、ブロック図を組めれば、論理性の分類と接続ができている証左なのだ。詳細は、詳細は、本マガジンの「ロジ

        MBA大学院でのレポート(2)

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        • LogicalSkill の深い話
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        記事

          ロジックのブロック図化と正しく書けた文章の3条件(具体例3)

          ロジックが正しく組めればブロック図になることを紹介した。また、正しく組めたロジックを文章化すれば、3条件が成立することも紹介した。そこで、具体例(この記事最後に掲載)を使って、ロジックがブロックになること、3条件が成立することを示そう。 ロジックが正しく組めれば、ロジックは綺麗なブロック図になる。なぜなら、ブロックが思考単位、グロックをつなぐ線が縦横の関係を示すからだ。つまり、ブロック図を組めれば、論理性の分類と接続ができている証左なのだ。詳細は、詳細は、本マガジンの「ロジ

          ロジックのブロック図化と正しく書けた文章の3条件(具体例3)

          ロジックのブロック図化と正しく書けた文章の3条件(具体例2)

          ロジックが正しく組めればブロック図になることを紹介した。また、正しく組めたロジックを文章化すれば、3条件が成立することも紹介した。そこで、具体例(この記事最後に掲載)を使って、ロジックがブロックになること、3条件が成立することを示そう。 ロジックが正しく組めれば、ロジックは綺麗なブロック図になる。なぜなら、ブロックが思考単位、グロックをつなぐ線が縦横の関係を示すからだ。つまり、ブロック図を組めれば、論理性の分類と接続ができている証左なのだ。詳細は、詳細は、本マガジンの「ロジ

          ロジックのブロック図化と正しく書けた文章の3条件(具体例2)

          ロジックのブロック図化と正しく書けた文章の3条件(具体例1)

          一昨日の記事で、ロジックが正しく組めればブロック図になることを紹介した。また、昨日の記事では、正しく組めたロジックを文章化すれば、3条件が成立することも紹介した。そこで、具体例(この記事最後に掲載)を使って、ロジックがブロックになること、3条件が成立することを示そう。 ロジックが正しく組めれば、ロジックは綺麗なブロック図になる。なぜなら、ブロックが思考単位、グロックをつなぐ線が縦横の関係を示すからだ。つまり、ブロック図を組めれば、論理性の分類と接続ができている証左なのだ。詳

          ロジックのブロック図化と正しく書けた文章の3条件(具体例1)

          正しく書けた文章の3条件

          昨日の記事で、ロジックが正しく組めれば、ロジックは綺麗なブロック図になると紹介した(「ロジックを組むとは、ブロック図を作ること」https://note.com/logicalskill/n/n55bbee52fc4a を参照)。この正しく組めたロジックを、パラグラフで文章化すれば、以下の3条件が成立する。 1.Topic sentence だけで文章が成立する 2.Topic sentence だけでパラグラフ間の縦横関係が読み取れる 3.Topic sentence だけ

          正しく書けた文章の3条件

          ロジックを組むとは、ブロック図を作ること

          ロジックが正しく組めるとは、ロジックをブロック図で表現できることである。いい加減なロジックでは、ブロック図にならない。ブロック図さえできてしまえば、各ブロックをパラグラフでPREPに展開するだけだ。 昨日の記事で、「パラグラフでロジックを縦横で組むのが難しい」と述べた。なぜなら、ロジックはルールに従うのではなく、自分で考えて作らねばならないから。詳細は、本マガジンの昨日の記事「論理的な文章の簡単な部分と難しい部分」(https://note.com/logicalskill

          ロジックを組むとは、ブロック図を作ること

          論理的な文章の簡単な部分と難しい部分

          論理的な文章を書くにあたり、簡単な部分と難しい部分がある。簡単なのは、パラグラフで書くことだ。一方、難しいのは、パラグラフでロジックを組むことである。ロジックを組む、つまりトピックを横に並べ、縦につなげることは相当難しい。 パラグラフを書くことは簡単だ。なぜなら、書き方のルール従って書けば良いから。まず、Topic sentence を簡潔に書く。その Topic に対して、PREPを意識して Supporting sentences を展開する。展開するときは、既知から未

          論理的な文章の簡単な部分と難しい部分

          並列していても重要性に差があるなら、説明に差を付ける

          並列した情報でも、重要性に差があるときは、説明の仕方にも差を設ける。以下の3つの手法を知っておこう。 1.説明量に差を設ける 2.重要性の低い情報をまとめる 3.レイアウトに差を設ける 1.説明量に差を設ける 並列した情報でも、重要性に差があるなら、説明量にも差を設ける。なぜなら、揃えてしまえば、重要性の低い情報によって、高い情報がぼけるから。だから、重要性の高い情報は階層構造で説明しても、重要性の低い情報は1つのパラグラフで説明したりする。このことを、以前の記事で説明し

          並列していても重要性に差があるなら、説明に差を付ける

          正しい並列と階層の深さ

          並列を厳密に守ると、階層が深くなりすぎるときがある。あまりに階層が深いなら、並列を崩した方が読みやすいだろう。階層構造は、できれば3までに抑えたい。 並列を厳密に守っていると、階層が深くなる。たとえば、下記の例で言えば、「工程A」「工程B」「工程C」「共通」では並列できない。「工程別」「共通」に分けて、「工程別」の下で、「工程A」「工程B」「工程C」を並列するのが正しい並列だ。しかし、正しく並列した結果、階層が1つ深くなった。 一方で、階層はできれば3まで、最大でも4まで

          正しい並列と階層の深さ

          コロン付き箇条書きのレイアウト

          コロン付き箇条書きのレイアウト(項目+説明)のポイントを3つ紹介する。コロン付き箇条書きとは、中黒や番号の代わりに項目を先頭に置き、コロンで区切ってから説明を書くような箇条書きのことである。 ● タブはコロンの後に置く ● 説明が2行以上になるときは、「ぶら下げ」を使う ● 項目が2行になるときは、表組みして罫線を消す コロンの後にタブを置くことで、説明の文頭を揃える(下図参照)。よく、コロンの前にタブを置くことで、コロンを揃えているのを見る。このレイアウトは習慣に反する。

          コロン付き箇条書きのレイアウト

          視点を固定する

          情報を並列したときは、視点(主に主語)を固定しなければならない。視点がぶれると、伝わり方が大きく変わるときがある。しかし、日本語は主語を省略することが多いので、視点がぶれやすい。 視点とは、文の中心となる主体のことである。多くの場合、この視点は主語に表れる。しかし、文法上の主語が、必ずしも文の中心とは限らない。たとえば、「アンモニアは、強烈な臭気を発する」なら、視点=主語=「アンモニア」だ。しかし、「強烈な臭気を発するアンモニアには、注意が必要だ」なら、視点=「我々」or「

          視点を固定する

          Topic sentence を書く意識がないなら論理的な説明は無理

          Topic sentence がないなら、その説明は以下の理由から論理的ではない。 1.ロジックを組む意識がない 2.思考単位を接続する意識がない 3.論証する意識がない Topic sentence がない説明をよく見る。特に、プレゼンテーションで、スライドに Topic sentence がないのをよく見る。文章でも、多くの場合、Topic sentence がない。たとえば、CMでプレゼンテーションのシーンを見かける(下図)が、Topic sentence が書かれて

          Topic sentence を書く意識がないなら論理的な説明は無理

          見出しが連続することはない

          階層構造のある文章では、見出しが連続することはない。見出しが連続したなら、階層の総論(要約)が抜けているのだ。 階層構造の見出しが連続している文章を見ることがある(下図参照)。下記の例で言えば、2.2節の見出しと2.2.1項の見出しが連続している。 しかし、階層構造の見出しが連続することはない。なぜなら、その間には総論が必要だからだ。上記の例で言えば、2.2節の見出しの下には、2.2節の総論が必要だ。この文章は、2.2節で総論を述べずに、いきなり2.2.1項という各論を書

          見出しが連続することはない