【255文字書評】その本は/ヨシタケシンスケ, 又吉直樹 共著 (2022/07)
不思議な本である。
自分が今までに読んだことのないタイプの本だ。
「リレー小説」というものでもないし、強いて言えば「ショートショート」か。
でも急に長い話が出てきたりしてドキッとする。いつまで続くのだろうとドキドキしながらページをめくる。
二人の著者で交互に書かれているところがミソで、飽きさせない。
装丁が実に凝っているところも楽しみの一つ。
気がつけば予想外に1日で読み終えてしまった。
「今までに読んだことのないタイプの本」と言える本に出会ったというのは、なかなかすごいことなのかもしれない。
この本を作った人もすごい。
2022年7月刊
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