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28歳で公務員を辞めて不動産の世界へ飛び込んだ話|roots

こんにちは、中川直樹(なかがわなおき)です。

今回は、なぜ私が28歳で公務員を退職し、不動産と建築の世界へ飛び込んだのかを記事にしていきたいと思います。

私は、2024年7月よりnoteをはじめ、週に1度頻度で更新しています。家づくりをされている方や、夢を追いかける若造を見守って下さる方は、お気軽にフォロー、コメントして下さると大変励みになり嬉しいです。

自己紹介はこちらの記事をご覧ください。
それでは今週もよろしくお願いします!



・なぜ安定した職業である公務員を辞めたのか

私は新卒の24歳で地元の豊橋市役所に入庁しました。学んできた建築を活かすため、技術職(建築)という職種で試験を受け、「建築課」へ配属されました。

お世辞を抜きにして正直に記しますが、辞めた理由にネガティブなことはありません。多くの人が利用する公共建築(図書館、保育園、公民館など)の設計、工事監理に携わることができ、公共の福祉を最優先の利益として考えて業務に携わることが出来ました。

同世代が多い30人弱の職場で、ストレスのない人間関係でした。もちろん、仕事の中で納得できない事もありましたが、それらもしっかりと上司に伝えやすい職場環境を当時の課長がつくってくれていました。入庁直後から生意気な1年目でしたので、周りの方々は相当気を遣ってくださいました。

ではなぜそんな仕事を辞めたのか。
理由は3つあります。抽象的な理由もありますが、精一杯の言語化です。

➊独立心が強かったため→あらゆる選択の意思決定権を自分でもちたい
ビジネスの施策も、時間の使い方も自分で決めて、そこに責任を持ちたいという考えからです。カッコよくまとめていますが、昔から『子供っぽくて自分勝手』な人間です。

➋不動産で苦労した自分の幼少期に恥じない生き方をしたかったため
こちらは少し暗い話になってしまうので、第100回くらいの記事にひっそりと記したいと思います。今の自分を突き動かす大きな原動力はココにあるのだと思っています。

➌身近な人も、それ以外の人も助ける力が欲しかったため
やはり世界中の人を助けることはできません。身近な家族、お客さま、そういった助ける人自分で選び、自分の力で助けられる人になりたいと思っています。

このような理由を胸に、『誰かの人生を生きてはいけない』『迷ったら自分を嫌いにならない選択をして、人としてカッコよく生きていたい』と心に決めて退職を決意しました。しかし、辞めてから気が付く公務員の社会的信用はとてつもないものがありますね。

それではいよいよ本題です。
なぜ不動産という業界を選んだのか。ご覧ください。



・不動産と業界のイメージ

みなさんは『不動産』と聞いてどんなことをイメージしますか?

家づくり?マンション購入?賃貸アパート?投資?怖い業界?騙される?このようなイメージを挙げる方が多いのかと思います。衣・食・住と言われるほど、形は違えど生活や仕事、遊びの場は不動産の中でつくられています。

発想が豊かな方は、ホテルなどの宿泊業界?不動産投資?などを想像されるかもしれません。

そんな中で最も身近なものは、家づくり、実家、マンションなど『自分の居住空間=マイホーム』ではないでしょうか。私もまず初めにこれらを思い浮かべます。



・夢のマイホームに夢はあるのか?

そんなマイホームについて、『夢のマイホーム』『一国一城の主』などの言葉が後押し、特に地方ではマイホームを持つことが1つのステータスとして存在します。

中庭や広いバルコニーでバーベキュー、憧れ書斎や愛車を眺めるガレージ、家族の笑い声が響く吹抜けと広いリビング。想像するだけでわくわくします。まさに『夢』そのものです。

しかし、本当に『夢』で終わることがたくさんあります。『マイホームなんて買わなきゃよかった』。きらきらと輝くインスタグラムの投稿の陰には、いくつもの苦しみの言葉が埋もれているのも現実です。

私はこれまでに、そんな光景を幾度となく目の当たりにしています。言葉にならない気持ちになります。


・人生最大の買い物を正しく行い、幸せになる1つの手段にする

ビジネスの世界では『手段の目的化』という言葉をよく聞きます。公務員の頃も、「この打合せの目的はなんですか?」ということをよく発言して周りを困らせていました。とりあえず打ち合わせ、が目的になっている状況です。

そんな手段の目的化を防ぐには、「何をやるか?」「どうやるか?」ではなく、「なぜやるか?」と自問し続けることが重要であると考えています。

多くの人にとって人生最大の買い物である、家づくりにおいても全く同じことが言えます。家づくり自体が目的となってしまい、家族の関係が壊れてしまったり、日々の生活が苦しくなるほどの住宅ローンを組んでしまったり。数年後に売却されていく築浅住宅物件は数え切れません。

幸せになるために家づくりを始めたのではないのしょうか?

きっと誰しも初めはそんな気持ちがあったはずです。私は建築が、住宅が大好きだからこそ、お手伝いさせていただいたお客様が『幸せになる』という目的を見失わない家づくりをデザインします。

正直にいってしまえば、不動産業界は手数料商売です。一般的に購入していただいた土地の3%+6万円が、宅地建物取引業法第46条及び国土交通省の報酬に関する告示で定められています。

そのため、1500万円の土地より2000万円の土地を買っていただいたほうが儲かるのです。しかし、建築費が高騰する昨今の世の中において、上物である住宅部分を含めた総予算で考える必要があります。

そのため私は、常に住宅部分をイメージしながら土地を提案し、人生最大の買い物でお客様が『幸せになる』お手伝いをするため、この世界に飛び込みました。



いかがでしたでしょうか。

私がどういった想いで不動産、家づくりに向き合っているのかを知っていただけたら幸いです。

今後も、このように不動産業界のリアルや家づくりの疑問について、『素直で、真っ直ぐ、正直に』をモットーに記事を書いていきます。

週に1度頻度で更新していますので、お気軽にフォロー、コメントして下さると大変励みになり嬉しいです。

次回の更新をお楽しみに。
お付き合いいただきありがとうございました。


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