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副腎疲労は「血虚」

 こんにちは。今月、胆経にお灸をしなかったら偏頭痛も生理痛もきつかったとまよこ りゃんシーです。
 先日母が急に「肋骨が痛い」と言い出しまして、診たら顔も黄色くて肝経が痛そうだったので「草むしりのしすぎで『気虚』になってるから炭水化物を摂ると良いよ」って言ってお灸してあげたら良くなったらしくめちゃくちゃ褒められて嬉しかったです。そう言えば前「押して痛い所は悪くない」とか書いた気がするけど押して痛い所は悪いです(当たり前)
 最近東洋医学の勉強してるって話をよくしてますけど、「副腎疲労」は東洋医学で全部説明できるんじゃないか? って研究中です。以下、東洋医学の観点から見た副腎疲労の治療法について書いておきますね。まだよく分かってない所もあるので自分の疑問も併せて書いときます。


 まずは僕が作っている経絡の対応表を置いておきます。東洋医学では自律神経を14種類に分割していて、体調不良はこういった経絡上にそれぞれ不調が出やすいらしい。でも、「副腎」の経絡って無いみたいなんですよね、腎臓なのかなと思うとそうでもないようです。だからツボでコルチゾールを出したり減らしたりって言うのは難しいのかな。強いて言えば「肝経」が糖新生するからコルチゾールと関係してる…のかな? でも肝経を押せばコルチゾールが出るかどうかは不明。

 じゃあ副腎疲労を含むそれぞれの不調の治し方見ていきます。

糖質不足の「気虚」タイプ

 気虚タイプは低血糖、つまり「エネルギー不足」。ケトン体回路が回る前の体調不良。母さんは目が乾くって言ってた。もち米、さつまいも、じゃがいも、山芋、黒豆、枝豆、エンドウ豆、そら豆、蕪、南瓜、舞茸、葡萄、桃、さくらんぼ、棗、あじ、いわし、たちうお、ぶり、まぐろ、ムール貝、えび、鶏肉、羊肉、牛肉、黒砂糖、胡桃などの糖分やビタミンB6、オメガ3を摂ろう! お灸なら「肝経」がおすすめ。

ケトアシドーシスの「気滞」タイプ

 気滞タイプは慢性的な低血糖により「ケトン体回路」が回ってしまっている状態です。こうなると体が酸性に傾いて、自家中毒症になったり偏頭痛になったりします。涙が止まらなかったりもする。胆経にお灸をして糖新生を止め、腎経にお灸をしてケトン体を排泄しましょう。もちろん糖質の補給を忘れずに。「肓門」や「譩譆」のお灸もよい。食事は蕎麦、シソ、トマト、らっきょう、ねぎ、春菊、オレンジ、金柑、ゆず、レモンなどデトックス作用のあるものや酸味(体内でアルカリ性になるもの)、オメガ6が良いです(しそは?)。リンパマッサージも効果的。放置すると淡湿や血瘀に。また、コルチゾールが増えると血中ナトリウム濃度が異常に増えて高血圧(陽盛)になるので注意。「陽虚」も参考にして下さい。

おすすめは「トマトそば」。

コルチゾール過多の「血瘀」タイプ

 血瘀(けつお)タイプはストレスによりコルチゾールが過多になっていて隈や痣が目立ち、顔が丸く浮腫みます。プロゲステロンスティールのせいで月経過多になっていることが多いです。免疫力が低下しているので生姜、にら、玉ねぎ、あじ、いわし、鮭、蟹、さんざし、黒砂糖、サフラン、シナモンなど殺菌作用や免疫賦活作用のある食べ物を摂りましょう。食後の運動や脾経へのお灸で血糖値スパイクが予防できます。ストレスを減らす生活を心掛けて下さい。

栄養失調の「血虚」タイプ

 血虚タイプはいわゆる「貧血」。「血瘀」が続き、コルチゾールに材料を持ってかれて血が作れなかったり、プロゲステロンスティールでエストロゲン優位になって経血が増えたりすると起きがち。顔につやがなく、立ち眩みや動悸がする方はこれかも。副腎疲労で言うとステージ3。黒豆、ほうれん草、黒米、人参、黒きくらげ、棗、葡萄、烏賊、うなぎ、牡蛎、かつお、まぐろ、ムール貝、羊肉、豚肉、鶏レバー、豚レバー、牛レバー、黒砂糖、黒ゴマ、落花生などミネラルやたんぱく質、ビタミンB12を多く含む食べ物を積極的に摂ろう。薬味は控えたほうが良いらしい。コルチゾールを出すツボはないけど、インスリンが低血糖を悪化させるので胃経にお灸をして低血糖を防ごう。コルチゾール不足により高カリウム、低ナトリウムになっている場合がある。

体を冷やす「淡湿」タイプ

 淡湿は体が物理的に冷えてたり、頑張りすぎてアドレナリン過多になり水分代謝が悪くなってるタイプ。デトックスが上手くいかず、アレルギーがひどくなったりします。腎経にお灸をしたりして代謝を促進するとよいです。感染症にかかってる人は「湿熱」と呼ばれます。食事ははとむぎ、緑豆、小豆、えんどう豆、そら豆などの豆類、ねぎ、しょうが、白菜、冬瓜、とうもろこし、きゅうり、にんじん、さんざし、昆布、ひじき、かになどを薄味で食べ、水分や塩分を控えること。リラックスが大切。有酸素運動などがよい。急激な運動はアドレナリンを出すのでNG。手洗いはしっかり。

熱がこもる「陰虚」タイプ

 熱中症のようなタイプで、膀胱経上に頭痛がしたりします。水分をしっかり摂って、膀胱経にお灸をするなどしてアドレナリンを出して体を冷やすとよいです。山芋、豆乳、豆腐、緑豆、黒豆、豚肉、卵、きゅうり、アスパラガス、百合根、蓮根、トマト、白きくらげ、オクラ、あんず、はちみつ、黒ゴマなどが良いとのこと。腎臓が悪くて放熱できず熱中症になりやすい人は「腎陰虚」と呼ばれます。

高血圧の「陽虚」タイプ

 塩分の摂りすぎや体の冷え過ぎで高血圧になりトイレが近い、下痢をしやすい、むくみ、耳鳴りなどの症状が出る人は陽虚と呼ばれます。にら、しょうが、たまねぎ、にんにくなどの体を温めるもの、えび、ムール貝、羊肉、黒砂糖、くるみ、栗などカリウムのあるものを食べると良いそうです。また、腎臓機能が衰えて尿が出ず高血圧になる人は腎陽虚と呼ばれ、くるみ、長芋などが良いそうです。

 気虚や血虚は舌が白っぽくなるのも特徴です。
 ※お灸を他人にしてあげるのは国家資格が必要ですのでお気を付けください

 あとは生薬の勉強も引き続きしていきます。生薬の販売は登録販売者の資格がないと出来ないので仕事には出来ないかな~まあいいや。生薬辞典誰か買ってくれませんか?

 分子整合栄養医学とか言うけど東洋医学では何千年も前からとっくにやってるんだよな…。

 もし健康相談とかあればつなぐの方にお問い合わせください。
 それでは、母さんに家を売ったら相続が等分になる話をしてしまい後悔しているとまよこ りゃんシーでした。

※東洋医学は回復の余地がある「未病」にのみ有効な医学です。手遅れになったらお早めに西洋医学にお切り替えください。

発達障害なりに色々考えて生きてます。応援していただけると嬉しいです。