うに

子育てへたっぴなワーママの生活全般つれづれ個人記録。

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最近の記事

不登校突入! 後編

元不登校の娘の、不登校後半の記録。 転校を視野に通信制高校や全寮制高校の見学を始めた頃から、娘は勉強をしだした。 私は何も言っていないが、全寮制高校は転入試験を課されるので、このままではマズイと思ったのだろう。 中3からほぼ2年近く勉強どころではなかったので、黙って勉強をしている姿を見た時は驚いた。 が、静かに見て見ぬふりをしていた。 発達障害専門の家庭教師さんは娘の暴れっぷりが酷くなり、授業を拒否するようになったこともあり、秋口にやめてしまっていたので自学自習しかなかっ

    • 不登校突入! 中編

      アトピー性皮膚炎は自分を掻き壊して悪化するんです。それは一種の自傷行為です。 お母さん、こうなるまでなぜ放っておいたんですか? 娘の皮膚科の先生に そう言われた。 不登校に突入してから、日中は部屋にこもって寝ているので、通院ができなかった。なので いよいよ体中が炎症状態になり、本人も辛さが限界を超えた頃になって、ようやくお医者さんにかかった。 娘は赤ちゃんの頃からアトピー性皮膚炎に悩まされていたが、中学に進学する頃にはよくなっていた。それが不登校状態になるに従いぶり返し、

      • 不登校突入! 前編

        元不登校の上の娘と、発達障害グレーゾーンの下の息子の話。 発達障害専門の家庭教師さんに教えていただくようになり、グレーゾーンの息子の中受を初めて意識しだした小4の春。一方の高1の娘は不登校気味から本格的な不登校状態に移行しつつあった。 友達関係で悩んではいたけれども、明確にいじめられているということでは無いようだった。 が、安心して一緒にいられる友達がクラスにはおらず、常に独りぼっち。学校の雰囲気が合わず、疎外感を感じているとのことだった。 生活は昼夜逆転し、学校へ行く時間

        • 発達障害の境界線

          就学前に発達障害グレーゾーンと診断された下の息子と、元不登校の上の娘の話。 コロナ禍で学校の教室での学習が儘ならない中、息子のために週一回、発達障害専門の家庭教師さんに教えていただくことになったが、この期間中に本格的に不登校になっていった娘への指導の方が、メインになっていった。 家庭教師の先生曰く、娘の方がグレーゾーンの度合いが強いとのこと。 そんな指摘、娘はこれまで一度も受けたことがなかった。 たしかに忘れ物や無くし物が多く、ヌケたところがあり、時折衝動的な動作をする

        不登校突入! 後編

          発達障害グレーゾーンの中受 はじまりのキッカケ

          発達障害グレーゾーンと診断され、小学校入学後も市の施設でのトレーニングや担任の先生による面談を定期的に受けていた息子。 2年生の終わりに差し掛かる頃になっても、学習への不安要素は全く消えていなかったが、その後不登校になっていく上の娘に比べ、友だち作りの要領は良いようで、放課後は毎日大勢の友だちとにぎやかに遊んでいた。 そんな息子の楽しく自由な毎日が暗転した。 新型コロナによる緊急事態宣言だ。 上の娘は中3に、息子は小3に進級した春先から学校は臨時休校となり、その後もタブレ

          発達障害グレーゾーンの中受 はじまりのキッカケ

          自己犠牲は善ではない

          一つ前の記事に、「どうぞ」と「仲良く」は呪いの言葉?と書いた。 自我が育まれる前の子どもに、これらを多用し無理強いをすることの問題点について触れているが、言葉そのものには善悪は無い。 ただ、その言葉を繰り出す前提として、自己犠牲が伴うか否か?が問題だと思う。 自分が心から気持ちよく「どうぞ」って差し出せることなら何ら問題ない。 自ら仲良くしたい人となら、気持ち良く「仲良く」できるし、すれば良い。 そうではなくて、本当は嫌で納得いかないのに、周囲の同調圧力から「どうぞ」と

          自己犠牲は善ではない

          「どうぞ」と「仲良く」は呪いの言葉?

          元不登校の上の娘と、就学前に発達障害グレーゾーンと診断された下の息子、6歳差の姉弟を抱えるワーママの話。 私が息子の発達に悩んでいた小学校入学前後、一方の娘はというと、都内の私立中高一貫の女子校に入学していた。 娘は人間関係に対しては繊細な面があり苦労していたが、お勉強を含む学校生活全般については、あまり困ったことがなかった。 性格はおとなしめな方だったが、小学校では概ね成績上位だったし、芸術系に長けていた。 なので、中学入学から不登校っぽい状況に陥る中3ぐらいまでは、正

          「どうぞ」と「仲良く」は呪いの言葉?

          優しい踏み台

          就学前に発達障害グレーゾーンと診断された息子であったが、無事小学校に入学した。 こじんまりした穏やかな環境の私立の保育園から、地域でも学童数の多い小学校に入学し、一気に交友関係が広がった。 保育園の指導により、これまで息子はお友達には「くん」「ちゃん」付けで呼称していたが、すっかり息子も呼び捨てで声をかけられるように。 体の小さい息子はかわいがられる、というか いじられ系と化し、頭二つ分背の高い同級生や年上の子たちと登校するようになった。 いじられつつも、息子は割とヒュー

          優しい踏み台

          オススメの習い事

          息子が赤ん坊のころ、ゆくゆくはスポーツのチームに入り試合を応援しに行ったりするのかも?と想像していたが、全く想像通りにはならなかった話。 そして、習い事ではないけれど、ボーイスカウトって発達障害グレーゾーンに意外とオススメかもしれないですよ、という経験談。 小学校入学直後、保育園のお友達からのお誘いもあり、週末に小学校の校庭で練習しているサッカーや野球チームの見学会に参加してみた。 すでにユニフォームを着ているお友達は、楽しそうにボールを投げていた。コーチ役の知り合いの

          オススメの習い事

          お勉強は楽しくない

          息子5歳の時に発達障害グレーゾーンと診断されてからの話。 子どもの成長スピードは個人によってペースが異なるのだから、楽しむことを第一に、焦らずじっくり基礎固めが正解だったんだな、ということ。 市の施設での検査の結果、アウトプットの能力が低いと評価された息子だが、小学校入学までに何とか人並みに読み書きができるようにして自信をつけさせてあげたいと、私は考えた。 そこで、年長に進級してから公文に通わせることにした。 6歳上の娘も就学前から4年生まで公文に通い、そこそこの進度に

          お勉強は楽しくない

          改めて、私と家族のこと

          先週1週間だけnoteをやってみて、これまで経験したこと・考えてきたことを整理するツールとして優れていると感じた。 そして、他の人のnoteを読んでいて思ったことは、単なる個人記録として書き始めたけれど、もしかすると自分の経験のシェアによって、少しホッとしたり楽になったりする人がいるのかもしれないなぁ、ということ。 私自身、他の人のnoteが本当に興味深く、人の経験のシェアの貴重さを体感させていただいた。 そういうことができたら、今まであったことも報われるかもなぁと思った

          改めて、私と家族のこと

          うれしい”差分”を子どもと喜び合う

          子育てへたっぴを自認しているだけあって、私は母親としての自己肯定感がかなり低かった方だ。 何せ娘は元不登校だし、息子は発達障害だと保育園から指摘を受けたぐらいなので、子育てが上手くいっているとは言い難く、一時は他人にこの状況を共有することも憚られるレベルだった。 悩みを相談するにも、夫や両親は近過ぎてセンシティブな話題になると意見がぶつかりあってしまう。 学生時代からの友人とは人生のフェーズが違うので、相手にとってもどう受け止めたら良いか悩ませてしまうと思った。 ではママ

          うれしい”差分”を子どもと喜び合う

          お星さまでいいじゃない!

          子育てへたっぴのネタには、事欠かない我が家。今度は娘の不登校騒動以前の、息子が保育園時代の話。 「息子くんは発達に問題があると思います。申請しておくので、市の施設で診てもらってください。」 面談の場で保育園の担任・副担任の先生から、こう言われた。息子が5歳、娘が11歳の時だから、今から7年前ぐらいの前の話だ。 息子は未熟児ギリギリで生まれたし、早生まれでもあったので、同じ学年の4月生まれの子と比べると二回りぐらいチビだった。 言動も幼いし、なにより不器用だ。 保育園

          お星さまでいいじゃない!

          子育てに小説は不向き?

          ワーママになる前、小説を読むことが好きだった。 学生時代は本屋さんでバイトしていたので、話題の新刊は社員価格で購入してたいてい読んでいたし、古典や海外のミステリーは古本屋さんで入手して、移動中や寝る前に読んでいた。 スマホが普及する前だから、やることの無い通学・通勤時間には必ず本を開いていたと思う。 小説だけでなく、マンガも。 あまりにも面白くて、下車駅を2駅も乗り過ごしたり、次が気になり過ぎて、翌日仕事があるのに遅くまで読み耽ってしまい、散々だったこともあった。 小説を

          子育てに小説は不向き?

          家族だから・親子だから

          都内の中高一貫校に通っていた娘の自主退学・山奥の学校への転校を受け入れるまでの話。 娘が不登校状態でよく口論をしていた頃、「家族だから・親子だからって私は特別扱いはしない。(他人も含め)分け隔てなく関わりたい。その上で特別だと思えたら、特別扱いする。」と言われたことがある。 どういう流れでそんな発言があったのか?すっかり忘れてしまったけれど、夫は「家族は、親子は特別なものだ。なんでそんな否定するような、小生意気なことをいうのか?」というような返しをし、ひどく憤慨していた。

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          学校へ行く or die

          都内の中高一貫校に通っていた娘の自主退学・山奥の学校への転校を受け入れるまでの話。 私は昭和50年代生まれ。小学校は皆勤賞。その後の進路も親の示す通りの学校を選んで進学した。 途中、疑問を持ち、少し反発したこともあったけれども、学費を出す親の意見を尊重するのは、ごく当たり前という価値観だった。 私はまぁまぁ真面目な家庭で育ち、学校は通うのが当たり前だった。 病気ですら、よほどの重病でないと休む理由にならない。入院するとかね。 今の常識じゃ考えられないが、風邪くらいで休むな

          学校へ行く or die