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☆学級経営68☆「お楽しみ会やらないんですか?」

学期末や長期休業前には、学級活動でお楽しみ会をすることも多いのではないでしょうか。

お楽しみ会を行うときに、私が意識していたことは、「教師からのごほうび」的な位置づけの活動にならないようにすることです。

子どもが「お楽しみ会はやらないんですか?」と聞いてくることがある。そのときに、「やろうか」「やっていいいよ」などと、教師の裁量で決めることができるかのように答えてしまうこともありました。しかし、そのようにして実施したお楽しみ会には、子どもの主体性はないのだと感じます。

大切なのは、はじめから子どもたちが主体となって、やりたい活動を提案することのできるような仕組みを構築しておくこと。そして、日程調整や細かな注意点は確認するにしても、「やってよいか/よくないか」は教師が決定するのではなく、あくまで子どもたちが主体となって考え、決めていくということだと思います。

当たり前のように、定期的にお楽しみ会をやってきたという状況があれば、子どもたちは「やるものでしょ」と思っていることもあります。教師主導で行ったとしても、その中で学べることはたくさんあるとは思います。しかし、「何を目的にしてお楽しみ会を行うのか」を明確にすれば、その学びの密度はより高いものになるのではないでしょうか。また、実施する中で何かトラブルが起こったときにも、気分が害される出来事で終わるのではなく、それもまた学びに変えることができると考えています。


ここまでお読みいただきありがとうございました。
みなさんも、ぜひお楽しみ会に関する考えを教えてください。