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☆学級経営88☆環境は感情に影響する

学校現場では、一年間を通して「環境」への配慮が欠かせないと思っています。(ここでの「環境」とは、「生活環境」のこととして取り上げます。)


これからの時期にやってくるのは、梅雨。蒸し暑く、雨天が続くことにより、子どもたちの精神や体に負荷がかかります。梅雨がすぎると、暑い夏がやってきます。暑さは命にも関わるため、十分な配慮が必要です。最近は、秋でも「暑い」と感じる日も増えてきたような感じがします。かと思うと、急に寒くなり、冬がやってきます。個人的な感覚ですが、「暑さ」に耐えるのと、「寒さ」に耐えるのとでは、ベクトルが違うような気もしています。このような天気や気温に伴う生活環境への配慮は最優先で行うものだと思います。


そして、天気や気温に左右されるわけではありませんが、教室の「整理整頓」も重要な生活環境の視点です。「物を置く場所が定まっていない」「十分なスペースが確保されていない」「移動などの際に、動きを制限するような物の配置になっている」などは、安全面としてももちろんですが、心に大きな影響を与えると思います。


また、教師や一部の子どもたちが、よりよい生活環境づくりに協力していても、一部にそうではない子どもがいる場合などは、環境の乱れ、ひいては秩序の乱れにも繋がっていき、学級が不安定なものになっていく可能性もあります。


以上のような、天気や気温の影響による生活環境と、整理整頓など人的な行動によってつくられる生活環境は、そこで生活する教師や子どもたちの感情に大きな影響を与えます。


だからこそ、よりよい環境を整えることは、学習指導を行うことにも、生徒指導を行うことにも引けを取らない重要な教師の役割だと思っています。


みなさんは、教室環境についてどのように考えていますか。ぜひ教えてください。ここまでお読みいただきありがとうございました。