自己の考え方によって、変わらない現状を変えていく
学校や教育の現場に限ったことではないと思いますが、
自分の力だけでは変えることのできないことは多いです。
「すぐに」は変えられないことも多いです。
変えるためには、大勢の人たちの同意が必要になることも多いです。
もちろん、そのような状態が構築されているのには、「一個人の考えによって、簡単に変えられてはいけない」という理由もあるとは思います。学校、自治体、国など、規模は違えど、大勢の人々の同意のもとに成り立っている教育システムによって、一定の質が保障されているとも言えます。「簡単には変えられない」という状態のメリットもあることは事実であると思います。
そして、このようなシステムを変えることを諦めようと言うわけでもありません。「よい」とされてきたものは、時代とともに変化し、今の姿に変わってきました。今の時代における「よさ」も、次の時代には(または、その時代においても)欠点が指摘されていることでしょう。そして、それらの変化をもたらしたのは、その時代を生きる人々の声であったはずです。
それらのことを前提とした上ではありますが、現状を嘆くだけでなく、自分次第で変えられるものは変えようとする姿勢も必要だと思います。
自分の力だけで、すぐには変えられないものがある。それならば、それを嘆くだけでなく、その中で何ができるのかを考え、行動する。
すぐに変えられるものは、自分次第でどうにかできる部分。
大きな変化はもたらさないかもしれませんが、それらが積み重なって、そして、少しずつ人の輪が広がることによって、大きな変化がもたらされるかもしれません。
ひとりひとりの起こす行動は違っても、その行動が目指すのが同じ目的であれば、大きな変化に鳴るかもしれない。
このような考えをもって、自分の持ち場で実践していくことも大切なのではないでしょうか。
抽象的で、私なんかが話すには大それた内容かもしれませんし、自分自身行動できているわけではありませんが、ただただ現状を嘆くだけにはなりたくない。そんなふうに思っています。
ここまでお読みいただきありがとうございました。