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【夢日記】美しさの致死量
夕暮れ時の浜辺には、世界中の寂しさが集まっている。浜に寝転がり、僕の体半分は水に浸かっていて、朧げな視界によってどうにか寂しさを見る事ができる。海は生温かくて、空は虹色で、遠くのほうでは夕日が揺られいる。目の前には温かい島があり、浜にボートが上がっている。
僕はどうにかこの光景を持ち帰ろうと、腰を上げようとするが、既に僕の身体は美しさの致死量を超えた海に犯され、胸に湧き上がったこの憂鬱は跡形もなく優しくなった。
2019年4月4日
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