見出し画像

男性が1年間育休取って人生観変わった話⑧−2


こんにちは!エルザスです。

前回から

実録!男性が育休取って全力で子育てしてみた!


をシリーズでお送りしています。


前回の記事はこちら↓


今回はその第2回目として、生後1か月頃のタイムスケジュールをご紹介します。



実録2.生後1か月時点


さすがに抱っこも授乳もオムツ替えも慣れてきましたが、寝不足感はたまる一方でした。
まずはタイムスケジュールをご覧ください。

母乳3回、ミルク7回、オムツ替え5回


前回ご紹介した生後1週間時点のものより明らかにコメントが少ないですね笑

慣れてきたから、というのもありますが、疲労や睡眠不足が溜まってきているせいもありました。眠すぎてひと言をメモする手間が辛い。必要最小限の情報のみメモするようになっていました。

ちなみにこの頃には、私たち親は赤ちゃんとは違う部屋に寝るようになっていました。しかも睡眠時間を確保するため夫婦で別の部屋に寝ていて、育児当番の人はリビング、寝る番の人は寝室で寝ていました。
子どもの様子はベビーモニターで見守り、マイク音量をMaxにしておいて、ぐずったらすぐ起きられるようにしていました。

我が家で使っていた(今も使っています)ベビーモニターはこちらです↓


ところで、3:45のぐずっているところで「10分ほどそのままにしてみた」とありますが、決して育児放棄やネグレクトをしているわけではありません。
赤ちゃんが自力で長く眠れるようになるためのねんねトレーニング、いわゆる「ねんトレ」の一環です。

ねんトレの意義について、以前にもご紹介した『フランス人の赤ちゃんは朝までひとりでぐっすり眠る』より引用します。


フランス人にとって「睡眠」は赤ちゃんの頃から学習するものであり、親の最初の務めとして、赤ちゃんに「上手な眠り方」を教えてあげることから始まります。

はじめに


『フランス人の赤ちゃんは朝までひとりでぐっすり眠る』はこちら↓


この発想、素晴らしいと思います。真に赤ちゃんのためを思うなら、「上手な眠り方」をはやく習得させてあげるべき。だって、赤ちゃんだってたくさん眠れるほうが良いに決まってますからね。


で、ねんトレの実践ですが、

泣いてもすぐに抱っこしない。

これに尽きます。

生後間もない赤ちゃんが泣く理由は、病気などでないならほとんどの場合次のいずれかです。

  1. お腹が空いた

  2. オムツが汚れて気持ち悪い

  3. 暑い・寒い

  4. 理由なき泣き

4.が実にやっかいです。赤ちゃんは理由もなく泣いてしまう場合があるのです。
親はそうとは気づかず、赤ちゃんが夜泣きしたら抱っこしたりお腹をトントンしたりして寝かしつけをしてしまいがちです。
しかしそれが常態化してしまうと、赤ちゃんは寝かしつけ無しには入眠できなくなってしまいます。これは、赤ちゃんがセルフねんねする能力を伸ばすのを邪魔してしまっていることになります。
赤ちゃんだって、親の寝かしつけ無しにセルフねんねできたほうがいつでも眠れて楽で良いのです。できるだけ早くセルフねんねを習得させてあげることは、親にも赤ちゃんにもメリットがある、まさにウィンウィンの行動だと言えます。


さて、セルフねんねを早く習得させてあげたい場合、赤ちゃんが夜泣きし始めたときの対処ですが、以下の順番で行います。

  1. 前回の授乳から2時間半以上経っていればお腹が空いている可能性大。授乳してあげる

  2. オムツの様子を確認し、オシッコでパンパンになっていたりうんちをしたりしていたら替えてあげる

  3. 室温20〜25℃、湿度50〜60%のレンジから外れていたら、エアコンや加湿器で調整してあげる

  4. 上記のいずれを試しても泣いている場合、理由なき泣きの可能性大


4.まで辿り着いたら、(普段とは明らかに泣きの様子が違うなどではない限り)安易に抱っこせず、何もしないで様子を見守りましょう。
赤ちゃんはなんでも学習してしまいます。この場合、安易に抱っこすると赤ちゃんは「意味もなく泣いてたけど、親が来て抱っこしてくれた。抱っこしてもらえてから寝れば良いんだ」と学習してしまいます。これでは抱っこがないと眠れなくなってしまい、セルフねんねの能力が養われません。

子どもが泣き続けているのを聞いているのは本当に辛いし心が痛むのですが、「ねんねトレーニングをしてあげたほうが子どものためになる」と自分に言い聞かせて、抱っこは我慢しましょう。
(私はベビーモニターで子どもの泣き声の様子を確認しつつ、イヤホンで音楽やAudibleを聞いて多少中和していました)

15分ほど様子を見ても泣き止まない場合は、そこで初めて一度抱っこをして、一旦落ち着かせましょう。
その際も赤ちゃんが寝入るまで抱っこし続けるのはNGです。やはり抱っこなしでは入眠できなくなってしまいます。抱っこして泣き止んだら理由なき泣きだった証拠。ある程度赤ちゃんが落ち着いたら寝落ちする前にベビーベッドに戻しましょう。
そして、またしばらくの間ベビーモニターで様子を見守りましょう。ベッドに戻した時に泣いていても、15分ほどすれば泣き止んで寝られる場合が大多数です。
これを繰り返していくことで、赤ちゃんはセルフねんねを覚えていってくれます。

では、この日の実践を振り返ってみましょう。

この日3:45に子どもがぐずった際は、前回の授乳から2時間しか経過していなかったため、理由なき泣きではないかと思いました。だからしばらくは様子を見たわけです。
結果的にこの時はセルフねんねできず、オムツを替えているうちに前回の授乳から2.5時間近く経過したのでミルクをあげました。子ども体重からすると1回の授乳で60〜80mlのミルクを飲んでほしいところでしたが、50mlほど飲んでそのまま寝てしまいました。


さて、男性育休の実録第2回はいかがだったでしょうか?
今回はフランス式育休のエッセンスをお伝えしました。育児を合理的に考えたい人には本当にオススメの発想なので、ぜひ取り入れてみてほしいです。

ではまた!

この記事が参加している募集

#この経験に学べ

54,212件

#育児日記

48,996件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?