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【雑感】男性育休、中小企業も推進


こんにちは!男性育休に関する記事には絶対反応する男、エルザスです。


またしても新聞記事の引用ですよ。

男性の育休取得に前向きな中小企業のお話

大企業を中心に男性の育児休業取得率が上昇するなか、人手が少ない中小企業でも取得を後押しする動きが広がってきた。業務をカバーする社員に特別手当を支給したり、働き方を見直したりと知恵を絞る。

建物の企画・設計や施工を手がけるGOOD PLACE(東京・渋谷)は23年度に男性社員の育休取得率100%を達成した。(中略)
従来は30%前後で推移していた。22年に育休取得者の業務を引き継いだ社員を対象に「子育て休業応援手当」を導入したところ、取得率が大幅に上昇した。

屋根用金具などを製造するサカタ製作所(新潟県長岡市)は、働き方を根本から見直して男性の育休取得率を6年連続で100%達成している。15年から「残業ゼロ」を掲げた働き方改革に着手し、特定の社員しか対応できない業務をなくす社員教育を実施。育休取得のハードルを低くすることにつなげている。

日経新聞記事より


いいぞもっとやれ!



育休を取る男性の代わりになる人材が少ない
中小企業。そこでもこういう動きが出てきたのはとても良い変化だと思います。

男性が育休取得を躊躇する最大の理由は
「同僚にしわ寄せがいくことが申し訳ない」
というもの。

同僚にもメリットがある形にするのは理にかなっていますよね。
前にも書きましたが、企業にとっては育休を取った人の分の人件費が浮くわけですから、例えば毎月10万円の手当を同僚に払ったとしても、コスト的にはまだ黒字の場合が多いでしょう。
しわ寄せがいく同僚への手当支給が一般化することを期待したいです。

もちろん手当という金銭的なメリットだけでなく、メンタル的にもメリットがある形になればもっと望ましいです。

忙しい中で大変ではありますが、「しわ寄せ」は同僚にとってある意味成長に繋がるチャンスです。普段より幅広い仕事を手掛けられるわけですから。
とは言え、それを育休を取る自分からそのまま伝えるのはさすがに恩着せがましいし厚かましすぎる。

そこで私は、事務を引き継ぐ相手(後輩くんでした)に、「君だから任せられる」と伝えました。
君の能力を信頼している。だから俺の仕事を託せる。君が後輩としていまの職場にいてくれたから、俺は1年間育休を取ろうと思えた」と。

やや大げさですがこれは本心でした。
能力への信頼を伝えることは、相手のモチベーション向上に繋がりやすいと思うので、これから育休を取ろうとしている方にはオススメです。
ぜひ、しわ寄せがいく同僚に感謝だけでなく信頼も伝えてあげてください



躊躇する男性の側も意識改革を


少し話が変わりますが、「同僚にしわ寄せがいくのが申し訳ないから」と育休を躊躇している男性には、自分自身にこう問いかけて欲しいなと思います。

自分が女性だったら、育休を取ることを躊躇するだろうか?

育休取得によって同僚にしわ寄せがいくのは、女性が育休を取る場合でも同じ。
もちろん女性もそれを申し訳ないな、とは思っているでしょうが、それでも男性ほど躊躇することはなく、普通に育休を取っていますよね。
(2022年の女性の育休取得率は80%です。対して男性は17%に過ぎない)


「もし自分が女性なら、躊躇しないで普通に育休を取れるだろうな」と思うなら、それはあなたの中に「男女の役割分担」というアンコンシャスバイアスがある証拠です。

そんなもん取っ払いましょう。
時代遅れです。


私は、子どもが生まれたら両親が揃って1年間の育休を取るのが理想だと思います。

母親だけでなく父親も育児に参加することが、子どもの発育にプラスの影響をもたらす。これは国内外の研究ですでに認められていることです。

しかしそれ以上に、何より父親本人のQOLを爆上げしてくれるのが育休なのです

育休は男女に関係なく認められた権利であり、それを行使するのになんの躊躇も必要ありません。

プレパパの皆さん、ぜひ育休を1年間は取りましょう!



ではまた!

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