星鏡

HSPの私が『渦』から抜け出せる日までを綴っていくもの

星鏡

HSPの私が『渦』から抜け出せる日までを綴っていくもの

最近の記事

雪解け。

私は母のことをずっと毒親だと思っていた。 でも違った。 私がずっと愛されていないと感じていた言動一つ一つが愛情表現の裏返しだった。 3人きょうだいの長女として誕生した私は何よりもまず期待が大きかったらしい。 そして、私が言われたことをきちんと聞き、期待に応える子だったから余計に期待が膨らんだそうだ。 だから母の中で私は“出来て当たり前の子”となり、褒められることよりも怒られることの方が目立つようになってしまった。 それに加え、きょうだいの中で最も怒られる頻度が高い

    • 本心。

      ずっと焦っていたことにやっと気づけた。 うつになってから早く元気になりたいって焦ってたのには理由があった。 もちろん、自分自身が元気な時の自分に戻りたいって思ってたのもある。 でも、それ以上に大きかったのは家族や恋人に対する気持ちだった。 “同い年の子たちはみんな仕事を辞めず、うつになることもなく頑張ってるのにこんな娘で申し訳ない” “私が元気がなかったら気に病むかもしれないから早く元気にならなくちゃいけない” “いつまで休むつもりなんだと思われてるかもしれない”

      • “甘える”ということ。

        私がうつになって気づいたことは、自分の中で“甘える”ということそのものが禁忌に近いものになっているということだった。 誰かに甘えることも、自分を甘やかすことも苦手なまま大人になった。 だからなのか、ストレスを感じる日々の中でもキラキラと生きているように見える友人たちが羨ましかった。 私にはできないことができていたからだと思う。 他人に甘えることも自分を甘やかすことも、何も悪いことではないのにどうしてそういう感覚を持っていたんだろう。 恐らくは幼少期から形成されたもの

        • 色を取り戻した日々。

          毎日毎日泣くことしかできず、 未来のことを考える余裕なんて到底なくて、 ただ生きるのが精一杯だった日々。 世界がモノクロに見えるってこういう感覚なんだと思った。 何にも興味を示さなくなって、 だいすきな友人に会うことさえもできなくなっていて、 自分が自分ではなくなってしまったことがただただ悲しかった。 元気だった頃の自分の写真を見ては、楽しそうに笑っている自分が羨ましくなって戻りたくなった。 “この先何年もこの調子だったらどうしよう” そんな不安ばかりが頭の

        雪解け。

          Reborn

          『転職活動しよう。派遣社員としてでもいいから働こう』 道はそれしかないと思ったし、そうするのが自然で一般的だと思った。 でもそれは自分の本心じゃなかった。 もう職場の人間関係による煩わしさによって心身ともにボロボロになってしまうのは耐えられないし、本当にやりたいことがもっと他にあるって働いている途中で気づいてしまった。 やっとできた夢、目標だったのにいつものように自分の本心を封じ込めようとしていた。 もし可能なら私はハンドメイド作家になって生計を立てたい。 自分の

          no title

          先日、正式に会社を辞めました(まだ手続きが残っていますが)。 今までの人生の中で一番大きな選択だっただけに迷いもありましたが、きっとこの先の人生で『あの時の自分の選択は間違っていなかった』と胸を張って言える日がくるだろうと確信しています。 まだ全て元通りにはいかないため、自分のしたいことがなかなか叶えられずもどかしい気持ちではありますが、この3連休でどれか一つでも叶えることが出来たら自分に花丸をあげたいと思います。 そういえば昨日、ようやくHSPのアカウントをTwitt

          no title

          no title

          今週末までの休みはもらったけど、来週からも仕事には行ける気がしないしどうしよう…と考えてしまっています(夜中だからかな…)。 明日はきっといいお天気なのでお洗濯物を何回かできたらいいなぁと思っているところです。 それから、読みかけになっている「『繊細さん』の幸せリスト」という本を最初からもう一度読んでみようと思います。 相変わらず行動範囲は部屋の中だけで、今日はお友だちからのお誘いも断ってしまい、まだ心が元気になっていない現状に落ち込みましたが、ゆっくり焦らずに元気を取

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          live with “HSP”

          HSPの長所の一つに『洞察力が優れているところ』があります。 私もそれが自身の長所であると思っていて、誇らしくもあったのですが、社会人になり、いろんなことに気がついてしまうありのままの自分でいると疲れてしまうのではないだろうか…?と考えるようになりました。 そして私は自分のアンテナがキャッチしたことに対して無視するようになりました。 すると、ありのままの自分でいるよりも一層疲れてしまい、遂にはそれまで当たり前のように感じていた小さな喜び(空がすごく綺麗だとか、今日は信号

          live with “HSP”

          no title

          たくさん悩みましたが、もう仕事を辞める方向で考えています。 連休明けの昨日、頑張って出社してみたのですが仕事中に目が腫れる程泣いてしまいました…(もちろんオフィスではなくトイレ内です)。 その時、生きているのか死んでいるのかも分からないような状態でずっと働き続けるのは難しいと感じました。 家族や友人、一緒に暮らしている恋人から辞めた方がいいと背中を押してもらったこともあり、この会社にずっと留まるのは私の精神面に毒だと思い、来月には辞めることを伝える予定です。 もちろん

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          holiday

          今日はネイルサロンに行って新しいデザインを施してもらいました。 ずっとミントグリーンのネイルをしてみたかったので思い切ってやってもらったのですが、想像よりも遙かに可愛い仕上がりになったのでとても嬉しかったです。 手元がお気に入りの色で彩られたら仕事にも行けるのではないか...?と思ったのですが、なかなかそれだけでは難しかったようで夕方頃にストレスからくる胃痛と吐き気に襲われてしまいました。 そこでドラッグストアで胃薬(漢方)を購入して服用することに。 まだ1回しか服用

          This is MY LIFE

          火曜日の朝、自分でも驚くことが起きました。 突然仕事に行けなくなってしまったのです。 いつも通り身支度を整え、あとは外に出るだけだったのですが窓から外を見ただけで「怖い」という気持ちが自分の中に確かに生まれ、嗚咽しながら泣いてしまいました。 私はいつの間にか職場で過剰なストレスを抱えてしまっていたようなのです。 職場内で起こるいくつもの大きすぎる変化と上司の心ない言葉に、私の心は完全に壊れてしまい、修復するのが難しくなってしまう程までになってしまっていました。 結局

          This is MY LIFE

          hobby

          こんばんは。 今日は押し入れの奥にしまっていたハンドメイドの道具を引っ張り出して朝からさっきまでアクセサリーを生み出すことに集中していました。 今までは『これを作ることによって親から褒めてもらいたい』という気持ちがベースになっていたため、楽しいと思えずに続かないでいたのですが、その『褒められたい』に執着することをやめて『ただ作りたい』という気持ちからハンドメイドをすることにしたら、今までに感じたことのないワクワクが私の心に生まれました。 『自分ではない他人からの評価』を

          Brand new me

          『このままでは壊れてしまう』 今日家に帰り着いてからそう感じました。 泣いてばかりいる自分。 その泣き顔を鏡で見て、自分を守ってあげられていない現状に対して生まれる感情。 ひとは突然大きく変わることは出来ないかもしれないけれど、変わりたいと思った時がタイミングであり、少しずつでも確実に変化を成し遂げるものだと思っています。 だから、私の世界にしきりに振り続ける雨を止めたいと思いました。 変わり方は具体的には分かっていませんが、今までと同じことをしていては繰り返しに

          Brand new me

          no title

          今日は久しぶりに母と電話をした。 でもやっぱり母とは距離をとっておくべきだと再認識した。 私が仕事で抑うつ状態になっていることを前に話していたのだが、母はそれをずっと気にしていたと言いながらも、私が話し始めて数分で『あ〜〜!!○○(私)が話してたせいで□□(母の好きな俳優)の投稿にいいねするのが遅くなった〜12分も』と言われた。 私は電話口で言葉を失った。 あまりにも酷かった。 母の中でやっぱり私は大切ではなかったのだと思った。 たまらなく悲しくなった。 これで

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          sunflower

          最近、心身ともに疲弊しきってしまっていて、常に不安がつきまとって押し潰されそうな気持ちで、体調面にも影響が出てしまい、ずっとこの状況から抜け出せないのではないかと怖くもなった。 そして抜け出せるきっかけになれば、と一冊の本を購入した。 その本を読み進めていくうちに自然と自分自身と対話をしたくなった。 昔からいつも難しい壁にぶつかったり悩み事ができたりすると自分の本当の気持ちと向き合う時間を大切にしてきた。 でも最近は忙しさからかその時間をつくろうともしなくたってしまっ

          episode 06

          私が何か成功を成し遂げる度に母は言った。 「ほらね、ママのおかげよ」 「ママも学生の頃すごかったんだから」 『私の血が流れているんだから当然だ』と言わんばかりに母は自分自身のことを称え、私のことは褒めてくれなかった。 いま思えば、あんな言葉をまともに受け止める必要なんてなかった。 『私が頑張ったから成し遂げた、だから貴方は関係ない』 そう強く言い返すことができたなら、いまの私はこんなふうに傷ついたり、涙を流すことはなかっただろう。 私の成功体験は全て『母のもの』

          episode 06