子どもと考える情報セキュリティ『著作権ってなに?』
こんにちは、ちいパパです。
子どもにも分かりやすいように、身近な情報セキュリティとしてインターネットの安全な使い方や大切な情報を守る方法などを紹介します。家族みんなで楽しく学んで、ICT機器やインターネットを安全に使いましょう!
1. 事故事例 ― 知らずにルール違反⁉
ある日、〇〇君は友達に見せるために、ネットで見つけた有名なアニメキャラクターの画像を自分のSNSに投稿しました。投稿した瞬間、友達から「この画像、使って大丈夫?」と言われましたが、〇〇君は「インターネットにあるものだから大丈夫だよ!」と答えました。しかし、数日後、〇〇君のアカウントは著作権を侵害したとして削除されてしまいました。
インターネットにある画像や作品でも、無断で使用することは著作権違反になることがあるのです。このように、著作権を守らないと予想しないトラブルに巻き込まれることがあります。
2. 著作権ってなに?
著作権とは、誰かが作った作品(文章、絵、写真、音楽、動画など)を守るためのルールです。作品を作った人は、その作品をどう使うかを決める権利を持っています。たとえば、無断でコピーしたり、インターネットで他の人に見せたりしてはいけません。
インターネットにある作品も、誰かが一生懸命作ったものです。だから、それを使うときには、その人の許可をもらう必要があります。これが「著作権を守る」ということです。
3. インターネットでよくある著作権侵害
インターネットでは、他人の作品を勝手に使ってしまうケースがたくさんあります。たとえば、次のようなことはすべて著作権侵害にあたる可能性があります。
画像やイラストの無断使用
ネットで見つけたかっこいい絵や写真を、自分のSNSやブログに許可なく投稿すること。音楽や動画の無断共有
好きな音楽や動画をYouTubeに勝手にアップロードしたり、友達に送ったりすること。コピーして作品を使う
学校のレポートやプレゼンで、ネットから見つけた文章や写真を許可なく使うこと。
これらは、ルールを守らずに他人の作品を使ってしまう行為であり、著作権侵害になってしまいます。
4. どうやって著作権を守ればいいの?
著作権を守るためには、インターネットで他人の作品を使う前に、次のことを心がけましょう。
1. 許可を取る
使いたい画像や文章があれば、その作品の作者に連絡して使ってもいいかどうか確認しましょう。
2. 著作権フリーの素材を使う
インターネットには、無料で使える「著作権フリー」や「Creative Commons(クリエイティブ・コモンズ)」ライセンスの素材があります。これらは、ルールに従えば自由に使える素材なので安心して利用できます。
3. 引用を正しく行う
文章を使うときは、「引用」という方法を使うことができます。ただし、引用する部分は少しだけで、誰が書いたものかをはっきりさせることが大切です。
4. 自分で作る
他人の作品を使うのではなく、自分でオリジナルの作品を作ってみましょう!それが一番安全で楽しい方法です。
5. 保護者の方へ:一緒に著作権を学びましょう
インターネットは、子どもたちにとって大きな学びと創造の場となる一方で、著作権に関するルールを守らないと、意図せずトラブルに巻き込まれる可能性もあります。そこで、保護者の皆様が注意するポイントをいくつかご紹介します。
1. インターネットの作品には誰かの努力があることを教える
どんな作品でも、誰かが時間と労力をかけて作ったものです。子どもが他人の作品を使う際には、その背後にある努力を理解し、無断で使わないことの大切さを話し合いましょう。
2. SNSでの注意点を共有する
子どもがSNSを使う際、他人の写真やイラスト、音楽を無断で投稿してしまうケースもあります。投稿前に著作権について確認する習慣をつけることが大切です。
3. 著作権フリー素材の使い方を教える
著作権フリーの素材サイトを一緒に探し、正しい方法でコンテンツを使用することを教えるのも良い機会です。子どもが自由に創作活動を楽しむために、安心して使える素材を活用することを勧めましょう。
4. オリジナルの創作を応援する
子どもが自分で写真を撮ったり、絵を描いたり、文章を書いたりすることをサポートしましょう。オリジナルの創作活動を通じて、クリエイターとしての成長も期待できます。
6. ルールを守って楽しくインターネットを利用しよう!
インターネットを安全かつ楽しんで利用するためには、著作権を守ることが大切です。ルールを守ることで、自分も他人も安心して作品を共有でき、創造的な活動をより広げることができるのです。著作権のルールを守って、クリエイティブな活動を楽しむ道を広げていきましょう!
最後まで読んでくれて、ありがとうございます!
次回は「ゲーム内チャットで気をつけること」です。
これからも、安全なインターネットを使い方を親子で一緒に学んでいきましょう!
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