愚者の世界と少年ジャンプ 「タロット」の大アルカナを解説
「必要なのは勇気と楽観性と自分の感覚だ」
自分は何者でもないが、何者にもなれる。
『愚者』のカードの世界は
不確実で未知数だけど夢と希望に溢れている。
必要なのは「ほんの少しの勇気」だけ。
暗闇で前が見えなくなったら
「自分の感覚」を頼りに前進する。
私の中で『愚者』は「少年ジャンプの世界」のイメージ。
自分の可能性を信じて冒険に向かい
さまざまな経験を通して
成長しながら夢を掴みに行く姿が描かれていると思うから。
暗闇の中でも前進し続ける勇気。
これが持てたら「最強」だ。
スラムダンクの桜木花道は、バスケットマンになりたい。
ワンピースのルフィは海賊王になりたい。
鬼滅の刃の竈門炭治郎は鬼になった妹を人間に戻したい。
物語をスタートさせるには、「目的」が必要だ。
最初の一歩は華やかさとは対極にある
桜木花道は
ダンクがしたいのにパスやドリブルの基礎をさせられる。
ルフィは
とりあえず仲間探しを始めるために海に出た。
炭治郎は
強くなるために過酷な訓練を受ける。
ものごとは「目的」を持っただけでは「達成」できない。
成功を手にするには「具体的な行動」が必要だ。
華やかで楽しくて理想的に思える舞台の裏では
地道な努力が行われている。
それが日常であり現実世界である。
お金持ちになりたければ
一番最初にすることは「収入の1割を貯金」することだったり
好きな人の心を射止めるには
相手を知るための「情報収集」や自分を知ってもらうための
「アプローチ」が必要だ。
限りある時間の一部を「読書」にあてて学びを深め
健康的なスタイルを保つために「運動」をする。
「小さな行動」をこつこつ継続した先に「成功」がある。
『愚者』のカードの世界観
愚者の世界は、どこにいくにも何をするにも自由な世界。
まだ何者でもない。
何も始まっていない。
特に何もしなくてもいい。
太陽の下で今にも踊りだしそうな若者が
どこかへ向かおうとしている。
犬もつられて楽しそう。
崖の下には海が広がっている。
両手はふさがっているのに、身軽な雰囲気。
肩にかけた棒(ワンド)と、もう片方に手に持った白い花は
新しいことへ向かう前の状態を表している。
初めて体験する経験の数々に夢が広がる。
何か楽しいことが起こりそうな予感がする。
自分は何者でもないが、何者にもなれるんだ。
崖から踏み出すのか、踏み出さないのか。
勇気を持てないでいると
そこから踏み出すことはできない。
若者は崖を飛び越えて
新しい経験をしに【現実世界】に出かけるだろう。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!
良い一日になりますように♪
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