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詩という形での表現を、まとめています。
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創作大賞2023に際して

創作大賞2023に際して

しばらく、自分と向き合って、創作大賞に応募するための時間をとっていました。

生活費を稼ぐための仕事の量を極端に減らし、とにかく今は自分と向き合うことが大切、と。

オールカテゴリ部門に1つ、応募させていただきました。

最初私は、エッセイ部門に応募させていただくつもりで色々と思考をめぐらせ、ヨガをし、また参考になるかもしれない本を何冊か読み込んでいたのです。

どんな形なら、今の私に一番しっくり

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言語化できない

言語化できない

言語化できることしか
言葉には
できないだろう

言葉になる前の
感情やら様々
名前をつけることもできないものは

時が来るまでは
無理に
言葉に
する必要もない

分離できないから

自分と
深いところで
かかわってくれたから

相手の悲しみが
相手だけのものではない

これでも私も
自分を責めた
自分の無力を責めたのですよ

よくよく
自分のこころを観察すれば

そこには
感謝しかない

あな

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従う

従う

私はドアをノックし続けるよ
決して諦めないから

あなたに私は
負担だっただろう
あなたは優しいからね

諦めないよ
自分の夢をね
私がこの世に
生まれてきた意味をね
息も絶え絶えなんだけれど

見守ってくれてありがとう
私は変わってないよ
あなたは
変わってしまったかな

気の利いたことなんて言えないけれど
あなたを好きだと
あなたに力が働いてしまうらしい
ねぇ
彼を虐めないでね 
嫉妬で

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愛するということ

愛するということ

自分の好きな人が
自分の思い通りに動いてくれないから

相手の息の根を止めるようなことをする
って

自己愛であって
相手を愛しているのではない
と思う

むしろ相手に自分の力を
示したいだけなんじゃ
ないかな

人の色恋にはあまり興味がない
こちらに影響ない限り

人を吊し上げるような
趣味もない

まぁ
殺されそうになったら
こちらも手段は選ばないけれど

越境者

越境者

社会の矛盾を
一手に引き受けたかのような命

その命が
輝かないわけがないだろう

闇がなければ光もない

その人個人に責任がすべて
ありようはずがない

でも周りはそんな人を責める
目立つから
それだけ

戦争、暴力
それは人間の現実
国家、家庭、システムの中

そこからはみ出す者
押しこめられた者
苦しみをどこに吐き出せば良い?

その人個人に還元されようはずがない
なぜ
その人1人を責める

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奴隷解放宣言

奴隷解放宣言

すべての人が

自ら望んで

この世界に産まれ落ち

なにかを経験して

故郷へと

かえって行く

それぞれの人に

それぞれの喜びと

苦しみ

電車に乗る人はみな

押し黙って

なにかに耐えるようにしかめっ面をしながら

自分の人生と

向き合っている

奴隷でも

支配者でも

どちらも人間

という意味では

自由ではない

物理的な条件のなかには

自由なんて

ないんじゃないかな

神以外いない

神以外いない

なぜか生き残った
絶望の淵を彷徨って

もういい、
そう思ったのに

なにかがわたしを
救い上げたんだ

その時わかったんだ
わたしは生きたいのだ、と

悔しすぎて、
惨めすぎて、
悲しみも怒りも通り越えて

そこには
絶望しかなかった

表面的には
生きていた
生きようともがいていた

でも
心の芯はひどく
冷え切ってしまっていて

だって
わけがわからなかったから

なんにも悪いことなんかして

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ゆだねる

ゆだねる

わたしたちは

試されている

今日どのように生きるか

試されている

じぶんが選ぶことができる

じぶんで選ぶことができる

じぶんしか

選べない

動けない日もあるだろう

傷ついて

ボロボロの日もあるだろう

そんなときは

じぶんの感覚を

大切にする

からだの声に耳をすませる

からだは正直

思考のほうがむしろ

堂々めぐりのときも

スペースをあける

時間のスペース

ここ

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想像の共同体

想像の共同体

"標準"があるという幻想が

劣等感を生み

優越感を作り出す

その中で交換されうるのは

鋳型の中の差異

あるいは

保険付きの情熱

他人はとりあえずどうでもいい

立ち返るべきは

いつでも

"自分"

沈黙のうちに自らの心を見つめる

沈黙のうちに自らの心を見つめる

なぜ人は

"表現"をするのだろう

自分の存在を他者に知らしめるため?

他者に承認されることが

自分の存在に対する確信を深めることができるから?

はたまた

他者を権威やら何やらで威圧するため?

あるいは

違う"自分"を演じることで

表向きのスタンスを表明しておくため?

孤独を

思考によって埋めるため?

集客のため?

誰かと出会いたいから?

etc…

スマホは道具か

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天がわたしを赦してくれるから

天がわたしを赦してくれるから

天がわたしを赦してくれるから
わたしもわたしを赦そう

完璧には程遠い
きわめて不完全なわたしを
赦そう

わたしたちは
神さまに憧れて
切磋琢磨しながら
自身を磨き合っている
仲間なのかな

いつか
この肉体が朽ち果てた時に
また自分の故郷に帰っていく

だからこの世は
学び舎か

人から傷つけられ
しかし自分も人を傷つけ

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Bird dance

鷹が飛んでいく

海風を受けて

美しく旋回しながら

わたしたちの世界を見下ろして

この世界を見守ってくれている

人間はバカだから

この世界の真の支配者は

こちらの領域にいる

2022/3/26

自分に還る

自分に還る

人を恨んでも意味がない

"カルマの法則"に則り、輪廻転生を繰り返しながら、色々な属性や役割を演じることを通じて

真実の愛を学ぶことが、わたしたちが人間としてこの世に生を受けた意味ならば、

傷付けられることも、

人を傷付けてしまうことも、

全ては愛を学ぶための磨き砂

愛は、エゴではない

この世における幸せは、"魂の成長"という観点から見たならば、必ずしも幸せとは限らない

何故ならば

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受け容れる

受け容れる

心の穴を埋めてくれるものは

他者を負かすことでも

自分を責めることでもなく

受容すること

意味付け、価値判断を超えて

そのままを受けいれること