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越境者

社会の矛盾を
一手に引き受けたかのような命

その命が
輝かないわけがないだろう

闇がなければ光もない

その人個人に責任がすべて
ありようはずがない

でも周りはそんな人を責める
目立つから
それだけ

戦争、暴力
それは人間の現実
国家、家庭、システムの中

そこからはみ出す者
押しこめられた者
苦しみをどこに吐き出せば良い?

その人個人に還元されようはずがない
なぜ
その人1人を責める

むしろ彼/彼女は
社会の闇を知る
孤独な越境者

彼/彼女を責めるな
むしろ彼らによって守られてきた
自分の存在を知れ

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