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神以外いない

なぜか生き残った
絶望の淵を彷徨って

もういい、
そう思ったのに

なにかがわたしを
救い上げたんだ

その時わかったんだ
わたしは生きたいのだ、と

悔しすぎて、
惨めすぎて、
悲しみも怒りも通り越えて

そこには
絶望しかなかった

表面的には
生きていた
生きようともがいていた

でも
心の芯はひどく
冷え切ってしまっていて

だって
わけがわからなかったから

なんにも悪いことなんかしてなかったのに
あれよあれよという間に
あんな場所へと
追いやられた

人の言うことを信じて

いや
一度は受け入れなければ
生きてこれなかった

自分を完全に否定されるような
その定義づけを

長い年月のなかでの
内面化と
ささやかな抵抗 

これを決定的に壊してくれたのが
ヨガだった

自分のなかに、神様がいる
自分のなかに神様がいる

自分以外のどこか別の場所に
それを
求めなくてもいいんだ

そして
神様みたいな顔をした
誰かと出逢った

苦しむ人にこそ神は宿る

生きているだけで感謝なのだと
多くのものを失って
わかった

ヨガで
自分の過去と現在と未来とが
繋がった

実に
20年くらいも
かかったんだ

どれほど
苦しい思いをしたことだろう
どれだけ
悔しい思いをしたことだろう

きっと自分が悪いのだろうと
自分がおかしいのだろうと
信じることなしには
生きてはこれなかった

一度は

でも
おかしくなんか
なかったんだ

孤独な悪あがきのなかで
わたしは自分で
それを掴んだんだよ

いや
神の計画のなかで、というべきだろう

だから今度こそは
具体的な武器を持って
人の役に立つことができる

そう思った

それは経験
頭の理解じゃない

自ら
最低を経験したから

そしてそれを
塗り替えてやったから

それがわかってからやっと湧いてきたのが

怒り
恨み

そう、人は
そんな簡単に
自分を
あきらめることなんてできないよ

自分のこころの
最も神聖な場所を汚された

その間違いをね
指摘してやったんだ

客観的には
証明なんか
されなくてもいいんだよ

神は知ってくださっているから

自分と神様以外
この世界にはいない

そんな境地にまで
追い詰められてはじめて

私は真実を知った


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