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「HSP」の研究者、エイレン・N・アーロン博士の「敏感すぎる私の活かし方ー好感度から才能を引き出す発想術(出版パンローリング株式会社)」という本を読んでいました。1996年に発売の著書の新しい情報が加筆されて、日本語訳での発売は2020年8月の本。おもしろい。

HSPは「人との距離のとりかた」が難しいことが多いかも。共感性がつよすぎるから、知らず知らず相手に同調してしまう。私は過去「八方美人だね」と言われてしまったことがあったな、そんなつもりはないのに。

多くのHSPは自分の最大の問題点として境界が曖昧なことを挙げる。自分とは無関係な問題に巻き込まれ大勢の人に悩まされ、必要以上に口を出し、他人の泥沼に引き込まれ、よく知りもしない人と深く付き合ってしまう。

ー「敏感すぎる私の活かし方ー好感度から才能を引き出す発想術」(著)エイレン・アーロン


これ、過去私にも起きていました。

正確に私を表現してる、、、どうしてわかるんだろう?研究者スゴイ。

「必要以上に口を出す」ところはまだ当面わたしの課題かも。気になるしどうしても言いたから仕方ない。その性質のおかげでnoteが書けていると思うから、いいのかなと思います。

「境界線」は「関係性」「愛着」とか色んな言い方ができる。アーロン博士はこの本で、「愛着」について多く紙面を割いていました。

HSPの「境界線」は次回の記事にしました。今日は愛着スタイルの種類について要点と、自分はどれなのか?っていう私の回想です。

「安全な」愛着を得られるのは人口の60%

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読んでいて気になったのが

「安全な愛着を得られるのは人口のわずか50%から60%」

の統計がある、という一節。HSPに関わらずの全人口のうち、この国(アメリカ)の場合は。のお話ですが。

え、それしか居ないの?、、、世の中、健全な愛着で育っている人はもっと多いと思っていました。

親密な人間関係に警戒したり(回避型)、逆に激しく執着したり(不安/矛盾型)するHSPはある意味正常だと言える

この日本語部分が、読んでいるわたしの中で完全に意味がとらえきれないままですが。日本の場合はどうなんだろう?とか私の愛着スタイルはどれなんだろう?

という興味がわきました。ひとまず、いま持っている「愛着」に関する本を開いてみる。

「愛着障害 子ども時代を引きずる人々(著)岡田 尊司(光文社新書)」。アーロン博士の言っている「愛着」とは少しニュアンスが違うか、日本との社会状況(クライアントの傾向)の差なのか、新しい視点でとても参考になりました。

あなたはどれ?愛着スタイルには3種類

(「愛着障害 子ども時代を引きずる人々(著)岡田 尊司(光文社新書)」要点抜粋させていただきました。)あなたもチェックしてみてくださいね。

1.安定型
対人関係の築き方が安定的で安全。自分が愛されていると確信している。人の反応に左右されない。人に気軽に相談でき、助けを求められる。ストレスを溜め込みにくい。

2.回避型
距離をおいた縛られない人間関係を好む。親密さが重荷。面倒くさがり。自己表現が苦手。人の痛みに無頓着。葛藤を抱えられないので攻撃的になりやすい。

3.不安型
終始まわりに気を使い、拒絶・見捨てられなど相手の表情に敏感。逆らえない。不満や苦痛など被害感がある。猜疑心を持ちやすい。従属/支配の依存関係を好む。

日本の人口に対するそれぞれの割合は載っていないようでした。いつか調べてみよう。

あなたはどれでしたか?

私の歴史は「不安型」にだいぶ寄ってきたかも知れない。でも従属・支配関係は嫌いです。今は立場上嫌われることもある(と思う)けど、それも必要性なら受け入れる。人間なので100%平気かといえば全然ウソだけど、仕事上のことなので喜んで嫌われるのも一つの方法かな位に考えたい。

親は「回避型」じゃないかと思いました。実家時代のこんなエピソードを思い出したから、、、

無傷で打撲も軽傷だったのですが、交通事故に一方的に巻き込まれたことがありました。救急から両親には当初私のケガの状況など一切伝わってなかったそうですが、診察が終わり無事会えたにもかかわらず、両親が私にとった態度はなぜか「激怒」。体の痛みと事故のショックに耐えながら当惑した記憶だけのこった。回避型ならばとても納得。

親との距離はいつも遠め。きょうだいも居たけど私は緊張感と孤独感があったかな。家でなかなか安心できなかった。学校や外の世界ならそんなに悩みはなかったから、楽しかったです。

攻撃的で葛藤を含んだコミュニケーションは身近なものだった。慣れて育ってしまったせいか、今まで人間関係に難があったかといえば、あるある。「邪魔される」とか「足を引っ張られる」等には敏感。これは個人的なことというより、世界の縮図というか、そういう環境なのかもしれないしとも考えています。

次回はHSPの境界線のつくりかたについて解説してみます。
コメントやフォローお待ちしております。


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