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テクノロジーはどこに向かっているのか

京都大学大学院特任准教授の山本康正さんの「5年後、あなたの仕事はこう変わる 知っておくべき世界のテクノロジービジネス必須知識」というセミナーを受講しました。
わずか1時間弱のセミナーでしたが、世の中のテクノロジーがどこへ向っているのかがよくわかりました。
そして、その関係性が。

山本さんの著書は、

「シリコンバレーのVC=ベンチャーキャピタリストは何を見ているのか」
「2025年を制覇する破壊的企業」

の2冊を読んだことがありますが、俯瞰図的に未来のことが理解できるのが
ポイントです。
山本さんは「2025年を制覇する破壊的企業」の中で、5年後の未来はこの11社が決めると言っています。
その11社とは・・・

Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft、Netflix、テスラ、
クラウドストライク、ロビンフッド、インポッシブル・フーズ、
ショッピファイ

です。
私たち、中小企業には縁のない企業ばかりだと思った経営者もいるでしょう。
本当にそうでしょうか?


先日、ワタミの焼肉店が

配膳ロボットを導入した

という記事を読みました。


近所のセブンイレブンは数ヶ月前から

手渡しによる現金の授受はなくなりました

一部コンビニでは、

品出しロボットの実験が始まっています

ロボットが品出しする光景を想像すると怖くなりますが、このようなことが
当たり前になる世の中です。

そのうち

営業もテクノロジーに取って代わられるかもしれない

という危機感を覚えています。
まさか!と思うようなことを実現してきたのが私たち人間です。


巷では、このようなことが起こっています。

レンガ積みに革命!?3日で家を建てるロボット「Hadrian X」とは?
https://contech.jp/fbr/
【世界を揺るがす】ロボットが建てる家
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-48418925

ロボットが家を立てる時代です。
3Dプリンタが各家庭に普及すれば、ネットショップで購入したモノを自宅の3Dプリンタで出力できる時代です。


さて、以下は山本さんの言葉です。
近未来のテクノロジーは、

●データの高速化を可能にする5G
●データの保存、処理能力を飛躍的に伸ばすクラウド
●それらのデータを使って高度な判断を行うAI(人工知能)

この3つが組み合わさったトライアングルが基軸になります。
このトライアングルから派生するのが、

自動運転、スマートホーム、ドローン、ロボティクス、フィンテック
VR、AR、ウェアラブル、ヘルスケア

などです。

これに加えて新しい4つめの軸となる

ブロックチェーン

が登場したことで、データや情報がより効率化・民主化されていきます。


トライアングルの分野で先行しているのがアメリカの

「Facebook」「Amazon」「Apple」「Netflix」
「Google」「Microsoft」

で、これらを中国の

「Baidu(バイドゥ)」「Alibaba(アリババ)」
「Tencent(テンセント)」「HUAWEI(ファーウェイ)」

が猛追する展開となっています。
ということで2030年まではテクノロジーから目を離せません!


話は変わりますが、現在、日本では新築住宅市場が縮小しています。
これから10年で年間の新築着工数が20万戸近く減ります。
2021年の新築着工数は86万戸の予測ですが、

2030年には68万戸に激減する

と言われています。
つまり、毎年2万戸ずつ減るということです。
また、新築を建てる20代後半から40代前半の若い人の給料は上がりません・・・
ということで地域密着型の

工務店、専門工事店、住宅設備会社の仕事は
ジワリジワリと減ります


ところがアメリカでは凄いことが起こっています!
それは、3Dプリンターによる住宅建設技術の開発です。
3Dプリンターは、医療分野、航空や宇宙分野などで活用されています。
さらには、新興国における住宅不足や大規模災害での仮設住宅に応えるために実用化が進んでいます。

アメリカの「ICON社」とNPO団体「New Story」は、2018年に移動式の

3Dプリンターを使って、わずか24時間で住宅を建設することに成功

しました。
彼らは、ハイチやエルサルバドルなど

4ヶ国で2000棟以上建設

しています。
まったく知りませんでした。
そして、驚くのはその費用です。

2018年は1棟約69万円だったものが今では、

約42万円でも建設できる

そうです。

さらにドバイでは、

2025年までに国内の建築物の25%を
3Dプリント技術で建築する計画

が発表されています。

このように3Dプリンターによる建築技術の進化は住宅業界を一変させる破壊力があります!
超ビジネスチャンスです。

IT化、デジタル化、オンライン化が遅れている中小企業は早めの導入をおすすめします。
今まで、なんて非効率なことをやっていたんだ!と後悔することがいっぱいあります。


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