営業マンは石丸伸二と成田悠輔に学べ!
最近つくづく思うことは、営業の仕組み化とかシステム化は誰でもが一定の水準を保つうえでは重要ですが、それに満足していては飛び抜けることはできないということです。こなことを考えていたら思い出したのが、石丸伸二さんと成田悠輔さんです。
いつの間にか日本の営業も泥臭さを失いました。政治家も。
その証拠に街頭演説を最小限にとどめています。そこに登場したのが石丸伸二さんで、東京都知事選の17日間で220回以上の街頭演説を行いました。ネットの力で160万票以上獲得したと言われていますが、泥臭い街頭演説とネットのシナジー効果が本当のところです。
話は変わりますが、ここ数ヶ月「X」をはじめとした、ネットでのマネタイズが桁外れに上手い人たちに接触していました。そこでわかったことは、彼らは仕組みやシステムを使っていますが、それ以上に泥臭いことを真剣にやっていたということです。仕組み化やシステム化に至るまでの試行錯誤は、尋常の神経ではできません。強靭な精神力が必要です。
かつてはこれを「気合い」とか「根性」と言いましたが、今なら「熱意」と「粘り強さ」です。ネットだからとか、リアルだからとうことではなく、
それなりの成果を出そうと思ったら熱意と粘り強さは必須です。
熱意とは、顧客が抱える課題の解決のために全身全霊を尽くすことです。
粘り強さとは、どんな困難に直面しても諦めない精神力です。
今の時代、一生にわたり学ばないと成長はできません。
これも熱意と粘り強さが必要です。
営業マンも然りです!
結局のところ、営業の真髄は仕組みやシステムではなく人間がやる限り、人だということです。ですからある程度の属人化もやむを得ません。そこを無理に「属人化はダメだ!仕組み化だ!」と言っても、私たちは個性のないロボットではないので、なんらかしらこの人でないとダメだとう感覚を持ってしまいます。ネットショップは別として、法人営業や高額商品営業で、顧客の心を動かすのは熱意と粘り強さを持った「人間」が大きな影響を与えるということです。
経済学者で起業家、イェール大学アシスタント・プロフェッサーの成田悠輔さんの「X」での投稿をお伝えします。成田さんって、問題発言の多いあの成田さんです。
日本の少子高齢化問題をめぐり、「高齢者は老害化する前に集団自決、集団切腹みたいなことをすればいい」などの発言を繰り返し行った成田さんです。過激な発言ですが、インタビューでは、切腹の3つのレイヤーとして、
1.文字通りの切腹
2.尊厳死の合法化や延命治療への保険適用の制限
3.世代交代
があると語っています。
また、竹中平蔵さんに、「政治家や経営者からも支持を集める竹中先生が積極的にスパッと引退されて、『一緒に引退しよう』みたいなことを呼びかける選択肢はないのか?」と提案したり・・・
さらに、経済同友会代表幹事のSOMPOホールディングスCEOの櫻田謙悟さんと対談をした際は、「経済同友会解散、重鎮経営者の引退」を呼びかけました。
このような発言のバックボーンとして、成田さんは、明治維新や第二次世界大戦後の焼け野原からの再出発で共通していたのは、日本社会を支配していた重鎮たちがいなくなったことであるというロジックを持っているからです。
そんな成田さんですが、納得の発言を最後に紹介します。
今の日本に於いて、「がむしゃらさ」は「気合」や「根性」と同じように死語です。しかし、日本が捨てたこれらを取り戻すことが急務です。
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