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生涯にわたるエネルギーと主要栄養素に関するガイダンス

「医食同源」を普及させようという拡大するキャンペーンの中で、ペニントン生物医学研究所のヘイムスフィールド博士はラトガース大学のスー・シャプセス博士と協力して、栄養豊富な食事を作る際に考慮すべき変数のマトリックスを発表した。

栄養摂取に関する推奨事項の長い歴史の中で、現在の研究は「医食同源」の概念、つまり健康とウェルネスをサポートする介入の中に食品と栄養を位置づける哲学に向かう傾向にある。ヘイムスフィールド博士とシャプセス博士による論文『生涯にわたるエネルギーと主要栄養素のガイダンス』ではヒトの生涯のさまざまな段階におけるタンパク質、脂肪、炭水化物、繊維、水の摂取量に関する最新の知識に基づいた推奨事項が述べられている。

「タンパク質、炭水化物、脂肪の主要栄養素は、人々が食べる食物の量とパターンと相まって、生涯にわたる健康の主要な決定要因を形成する可能性があります」と博士らは述べている。「世界人口全体の特性と栄養ニーズの信じられないほどの多様性を考慮しても、重要な主要栄養素の精緻な影響を認識している限り、増加する食事関連疾患を含むすべての患者に効果的なケアを提供できる可能性があります。」

博士らは、各年代別にエネルギーと三大栄養素の推奨量を述べると共に、微量栄養素も考慮に入れた健康的な食事パターンについても述べている。

「栄養学に関する研究の伝統は、私たちの身体についての知識や長期的な健康をサポートするための、重要な主要栄養素を特徴とする調整された食事についての知見に磨きをかけています。ヘイムスフィールド博士の今回の論文は、この研究の伝統における最新の寄与であり、医食同源をさらに推進するものであります」とペニントン生物医学研究所の所長であるジョン・カーワン博士はコメントしている。

出典は『New England Journal of Medicine


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